「生活の中で必要となる情報セキュリティの基本を知る」
題材名 情報セキュリティ 「他人になりすまして…」
授業者 天草市立楠浦小学校 上中 恭 教諭
◆ 情報モラル教育のポイント
(1) | 授業のねらい | |
・ | 自分のものは自分で確実に管理する大切さや他人のものを勝手に使ったりしないことを日常モラルの事例と照らし合わせながら再認識することができる。 |
(2) | 情報モラル教育の視点 | |
・ | 本時は、情報モラル指導モデルカリキュラムにおける分類4「情報セキュリティ」g3-1「不正使用や不正アクセスされないように利用できる」の視点から授業を展開する。 | |
・ | 本時は、情報モラルの情報セキュリティに関する内容について、系統性を大切にしながらトピック的に教材化して授業を展開する。 | |
・ | 児童の実態から、情報機器等の使用経験や使用環境の違いから、問題の想定に個人差が見られると考える。よって、「パスワード」などの用語や使用についての特性を導入で取り上げる。 | |
・ | 情報化社会でも、一般的な日常のモラルが大切であることを理解させる。 |
◆ 本時の展開
(1) | 目標 | 自分のものは自分で確実に管理する大切さや他人のものを勝手に使ったりしないことを日常モラルの事例と照らし合わせながら再認識することができる。 |
(2) | 展開 |
過程 | 学習活動 | ○主な発問と児童の反応 | 教師の指導と評価 | 備考 |
導入20分 | ①パスワードについて発表する。
②パスワードの働きについて知る。 ③パスワードの大切さについて考える。
④パスワードの大切さを再確認し、めあてを考える。
大切なパスワードを守るためにどんなことを工夫すればいいのか考えよう。
| ○パスワードって何ですか。また、どんな時に使いますか。 | インターネットなどを活用する場合だけなく、児童の生活の中についても考えさせる。
パソコンの画面などを見せ、実際に活用していることを押さえる。
インターネット上で行われるであろうことを、児童に身近な事例に置き換えることで、パスワードの大切について実感を伴って理解させる。
身に覚えのない請求が来た事例(不正アクスセスなど) | カード① 画像① カード② 鍵家 映像① |
展開20分 | ⑤パスワードの作り方を考える。
(2)よい例
⑥パスワードを守るために工夫することを考える。
(2)態度面
| ○どんなパスワードを作ったらいいのかな。
○分かりにくく、覚えやすくするにはどのようにすればいいのかな。
○その他に、どんな工夫があるかな。
○どんな人なら教えられるかな。友達はどうかな。 | 名前や生年月日などの例を挙げる。
分かりにくいと自分自身が覚えられなく、メモを活用することになり,この後の学習へつなげていく。
家で行っていることなども想起させ、自分でできないことは親に頼むことなども押さえる。
メモを渡すことや親友から漏れた場合などを考えさせる。 | カード③ 悪い例
よい例
ウイルスチェック
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終末5分 | ⑦パスワードの扱い方についてまとめる。
| ○パスワードを守るために気を付けることをまとめましょう。
○ネット上では、顔も見えないし、人にばれなければいいのかな。 | パスワードを守るためには、作り方、他人に教えないこと、セキュリティチェックなどの大切さを再度押さえる。
【評価】 ネット上の問題について、普段の生活の中の日常モラルと照らし合わせて考えることができる。 |
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