特別活動 1学年
「情報を発信する人の責任や守るべきルールを考え話し合う」

題材名 「文字によるコミュニケーションの特性の理解と相手の立場に立った表現の工夫」
授業者 大矢野高等学校 青木 伸枝 教諭



授業映像

学習指導案

ワークシート


◆ 情報モラル教育のポイント

 (1)

授業のねらい

 ・
 

ネット社会でのよりよいコミュニケーションの在り方について理解し、それを実践する能力と態度を身につけさせる。


 (2)

情報モラル教育の視点

 
 
 
 

本時は、「モデルカリキュラム」の目標「1.情報社会の倫理」、項目「a5-1:情報社会において、責任ある態度をとり、義務を果たす」との関連を重視して、情報を発信する人の責任や守るべきルールを考え話し合う活動から、相手の立場に立つ想像力・コミュニケーション能力・人間関係を調整する能力の育成を目指す。

 
 

自分の意見を発表し、他者の意見を聞く活動を通して、自他のよさを認め合い、自己表現できる力やコミュニケーション能力の育成を目指す。そのため、他者の意見を批判することなく自分の意見を発表するよう指導する。


◆ 本時の展開

 (1)
  
 
目標
  
 

文字によるコミュニケーションの特性を知り、相手の立場に立った表現を使用することで、インターネット社会でのよりよいコミュニケーションの在り方について理解し、それを実践する能力と態度を身につけさせる。

 (2)展開 



過程

学習活動

主な発問と生徒の反応
(T:教師、S:生徒)

教師の指導と評価
備考
導入10分①これまでの経験を思い出す【一斉】
★コミュニケーション=「伝え合うこと」
T:「メールでの誤解からトラブルになりそうになったことはないか」
S:ワークシートに記入
●できるだけ多く挙げるように指示する
●取組状況を確認する
【関心・意欲・態度】

ワークシート

 5分③本時の学習内容と目
標を理解する⇒グループ分けの指示を聞く【一斉】
T:「グループに分かれて思いを伝えるメールを考えてみよう」
S:班を作り席移動する
●情報社会でのよりよいコミュニケーションについて考えることを伝える 
展開10分④4人グループに分かれて資料に目を通し、感想を記入する⇒人によって受け止め方が違うことを確認する【グループ】

相手を思いやることの重要性を理解する。
T:「それぞれのメールを読んでどう感じたか」
S: 「涙が出そうになった」などの感想を付箋に記入して場に出し合い、グループで確認する

●読んだときのすぐの印象や感じたことを、そのままストレートに表現するよう指示する
●お互いの意見を批判させない
【技能・表現】

付箋
ワークシート

      10分
 


      10分
⑤設定されたパターンのメールを書く
⑥グループ内でお互いのメールを読み感想を伝えあう⇒それぞれのパターンから最も感動したメールを選ぶ【グループ】

T:「『家族へのメール』『親友へのメール』『懐かしい人へのメール』『感謝を伝えるメール』を書いてみて、お互いに読んでみよう」
S:各自でワークシートに記入する⇒4人のメールの中からよいと思うものを選び出して感想を書く
●「正誤」を判断するものではないことを伝え、相手の意見を尊重させる【思考・判断】
【技能・表現】

評価
受け取った相手にどのよ
うに伝わるかを考えた文面を工夫できたか。
タイマー
ワークシート
終末5分

⑦本時の学習内容を整理する【一斉】
⑧本時のまとめを聞く
【一斉】
 

T:「コミュニケーションで大切な事は何か」
S:まとめと感想を記入「思いやり」が大切であることを理解する

●よりよいコミュニケーションづくりに情報モラルは欠かせないことを強調する
【知識・理解】
ワークシート
回収