商業科　１学年
「第３章　情報モラルとセキュリティ管理　（１）情報モラル（情報処理　とうほう）」
授業者　上天草高等学校　堂前　智行　教諭



授業映像
インタビュー
学習指導案


◆　情報モラル教育のポイント

 （１）

授業のねらい

　・



　

本単元のねらいとして以下の４点をあげる。
（１）情報の意義や役割の理解および情報を扱うものの責任について理解する。
（２）ネットワークにおけるマナーおよび犯罪行為に関して理解する。
（３）個人情報や知的財産権の保護などの法令遵守精神を育成する。
（４）情報漏えいを防ぐためのセキュリティ対策の現状および課題の理解する。


 （２）

情報モラル教育の視点








　




　　

ア　ブログやＳＮＳを利用していく中で、少なからずトラブルを経験することがあることから、トラブルを起こさないための書き込みの注意点については、グループで話し合い、互いの考えを交流させることで、注意点について深く考えられるようにする。

イ　ネチケットの視点から情報発信における注意点を考えさせることで、将来のビジネス社会で活躍する人材として、情報を発信する際のルールやマナーについて考えを深められるよう、グループ学習や発表を行う。

ウ　ブログやＳＮＳに偏ったコミュニケーションを行いがちな高校生に対して、情報モラルやネチケットの重要性を理解させるばかりでなく、人と人との直接的なコミュニケーションの必要性を考察させるようにする。

エ　目的や用途に合わせて適切なコミュニケーションの方法や手段の使い分けができるような能力や態度を身につけることができるようにする。
 


◆　本時の展開　　

　（１）
 		目標
 		ア　情報モラルの大切さを考え、ネチケットについて理解を深める。
イ　よりよい人間関係構築に向けたコミュニケーションの手法について考える。
　（２）展開 

過程

主な学習活動

主な発問や指示（○）等
指導上の留意点（・）及び評価

備考
導入10分１　ＷｅｂやＳＮＳを使った情報発信の方法について確認する。・これまでの学習を振り返り、ビジネスの中で情報発信は重要であり、その発信方法について、どのようなものがあったかについて、確認する。

展開35分

２　ＳＮＳ利用におけるトラブルの事例について知る。
・各自で資料を読む。

・各自、資料をもとに問題点について考え、ワークシートに記入する。













 

・発表する。

３　ＳＮＳ利用におけるルールについて考える。
・グループごとに、ＳＮＳ利用の問題点やその対応策について考える。
・グループごとに考えた内容をもとに、ルールとしてまとめる。
・各グループからの発表

・実物投影機を使い、資料を拡大提示することで、生徒の理解を促す。
○資料を読み、何が問題なのか、考えてみましょう。
［問題点の考察］
・誰のどんな行動が問題か
・問題点に対しての対応策は

［評価１］（ワークシート）
Ｂ：問題点を指摘することができる。

Ａ基準　根拠を示しながら、問題点を指摘することができる。
＜Ｂ基準に達していない生徒への手立て＞
自分の生活、使い方を想起させる。

○各グループで、ＳＮＳ利用の問題点やその対応策について考えを出し合いましょう。
・ＫＪ法的手法を使うことで、各自の考えを構造化できるようにする。
・グループのメンバー全員が納得できるルールへと集約できるように話し合いを支援する。
・各グループからの発表に対して価値付けを行い、ポイントついて解説する。

実物投影機
による資料提示


















終末５分

４　社会人としてのよりよいコミュニケーションについて考える。

・無料通話アプリで欠勤連

○無料通話アプリで欠勤連絡を行うアルバイトの事例から考えましょう。


・ビジネスの世界のルールを解説する。

実物投影機による資料提示