道徳の時間 3学年 「健康の面に配慮した、情報メディアとの関わり方」 題材名 「たまにはメール来なくていいかも?」 授業者 宇城市立三角中学校 前川 和宏 教諭 |
授業映像 | 学習指導案 |
◆ 情報モラル教育のポイント
(1) | 授業のねらい | |
・ | 健康や時間の大切さを自覚し、節度と節制に努め調和のある生活をする。 |
(2) | 情報モラル教育の視点 | |
・ | 本時は、「モデルカリキュラム」の目標「2.3 安全への知恵」、項目「f4-1:健康の面に配慮した、情報メディアとの関わり方を意識し、行動できる」との関連を重視して展開する。 | |
・ | 導入時に補助教材(動画)を使い、日常生活と関連づけ、共感する箇所を指摘させることで、 自他の安全や健康を害するような行動を抑制できるようにする。 | |
・ | 節度ある生活が維持されるよう、ライフスキルカードでのチェックを継続していく。 |
◆ 本時の展開
(1) | 目標 | 健康や時間の大切さを自覚し、節度と節制に努め調和のある生活をする。 |
(2) | 展開 |
過程 | 学習活動と主な発問 | 生徒の反応 | 指導上の留意点と評価 | 備考 |
導入5分 | ①生活習慣について振り返る。 ③共感するところはどこか考え発表させる。 【別れ際のさよならが言えず寝不足になる登場人物の様子】 「このアニメを見て共感するところはありませんか?」 学習課題 節度ある生活とは何か考えよう | ・夜遅くまで起きてしまいます。 ・時間の使い方が悪いです。 ・私は携帯をもっていないけどありそうな話だな。 ・私と似ている。 ・なかなかメールを切れないところ。 ・夜、遅くまで携帯をしているところ。 | ・これまでの自分の生活を振り返らせる。 ・最後の「さよなら」が言えず、別れ際がのびていき、深夜のメールになる場面を、自分自身の生活と重ねて考えさせる、「別れ際って難しいよね、そんなことあるよね?」等の問いかけを行っていく。 ・携帯電話やメールを日常的に使用していない生徒にはメール交換のイメージがわきにくいため、メールを電話と置き換えて考えさせる。 また、隣同士で共感するところはどこか考えさせる。 | |
展開40分 | ④「さよなら」が言い出せない本当の理由は何か考える。 ⑤資料「 たまにはメール来なくてもいいかも」を読み、考える。 ア 「わたし」の朝の状況をどう思うか。イ 「学校はフツーに楽しい」と言っているのに、「うわべだけの会話だ」と感じている「わたし」の心をどう思うか。ウ メールで落ち着かない「わたし」の 態度をどう思うか。 ⑥「たまには、夜に全くメールが来ない日があってもいいかな。」と考えるようになったのはどうしてなのか考える。 ⑦コミュニケーションの違いを知る。 ⑧「わたし」に言葉をかけるとすれば、あなたはどんな言葉をかけるか。 ⑨携帯等の実態調査の結果を知らせる。 | ・学校で何か言われる。 ・信じられない。でも、わかるような気がする。 ・どうして落ち着かないのか、携帯だけに頼ってしまっているのがおかしい。・私と似ている。・落ち着かないなんて変だと思う。・意志が弱い。・親が携帯を買ってあげたのが間違いのもと。・メールや携帯に振り回されている自分自身が嫌になったから。親との関係もメールのせいで微妙になってきたから。 ・簡単に出来る反面、言葉だけだと難しい。 ・大丈夫。みんなわかってくれるよ。・よい判断だと思います。我慢することも必要ですよ。 ・そんな実態があったのか。 | ・友達からどのように見られるのかという意識(自己意識や他者意識)が携帯等の利用行動に大きな影響を与えていることを全体で確認する。 ・生徒を指名し輪読させる。 ・机間指導しながらア~ウの質問を投げかけていく。 ・「メールならば本音が言える」と考える「わたし」について、自分の経験等を交えて話し合わせ、異なる考えを引き出すよう配慮する。 ・メールに頼りすぎる「わたし」への疑問が引き出せるようにする。 ・「みんなのケータイ2」(抜粋)を配布し、メールと日常会話の違いを確認する。 ・昨年度の3年生では3割が携帯を利用し、メル友が50名以上いる生徒や、一日のメールが100通以上の生徒もいた現実を知らせる。 |
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終末5分 | ⑩授業の感想を書く。 |
| ・ワークシートを配布する。 |