社会科 3学年 「トラブルに遭遇したとき、主体的に解決を図る方法を知る」 単元名 「わたしたちの暮らしと経済」 授業者 山鹿市立山鹿中学校 松山 誠一郎 教諭 |
授業映像 | 学習指導案 | ワークシート |
◆ 情報モラル教育のポイント
(1) | 授業のねらい | |
・ | オンラインショッピングで商品を購入する際に、消費者として気をつけておかなければならない点について、自分なりの考えをまとめることができる。 |
(2) | 情報モラル教育の視点 | |
・ | 本時は、「モデルカリキュラム」の目標「3.安全への知恵」、「d4-2:トラブルに遭遇したとき、主体的に解決を図る方法を知る」との関連を重視して展開する。 | |
・ | 情報モラルの内容の取り上げ方については、情報機器の使い方やインターネットの操作、危険回避の方法やその際の行動の具体的な練習を行うことに主眼をおくのではなく、情報社会における消費者の権利を保護することやオンラインショッピング等での契約上の個人的な責任などに着目して指導を行う。 | |
・ | 生徒一人ひとりが、社会生活上でこれら情報モラルを実践していけるためにも、各教科や道徳教育や特別活動などの領域との関連性を生かしていくことが重要である。また、正しい情報モラルを身に付けるためにも、学習活動の中に、①生徒一人ひとりに対して自分自身の考えを持たせること、②自分の考えをもとに話し合い活動を行うこと、③表現活動の工夫を行うことに留意する。 | |
・ | 情報社会やネットワークの特性の一側面として影の部分を理解した上で、よりよいコミュニケーションや人と人との関係づくりのために、今後も変化を続けていくだろう情報手段をいかに上手に賢く使っていくか、そのための判断力や心構えを身に付けさせるようにする。 |
(1) | 目標 | オンラインショッピングで商品を購入する際に、消費者として気をつけておかなければならない点について、自分なりの考えをまとめることができる。 |
(2) | 展開 |
過程 | 学習活動と主な発問 | 生徒の反応 | 指導上の留意点と評価 | 備考 |
導入10分 | 1 インターネットを使ったオンラインショッピングの利便性や危険性について知る。 | S:お店に行かなくても買い物ができる点 S:簡単にできる点 | ◆オンラインショッピングにおけるシミュレーションを行うことで、授業に対しての喚起を促させる。 ◆実際にオンラインショッピングを経験したことのない生徒にやってもらう。 ◆利便性については、特に実際に経験のある生徒からの発言を促させる。 | シミュレーションソフト |
展開35分 | 2 オンラインショッピングにおけるトラブルの事例から問題となっている点を考察する。 | S:注文をしても商品が届かなかった点 S:クレジットカードのデータを入力した点 S:連絡先をメモしていなかった点 S:販売サイトの販売業者名や住所、電話番号、責任者もしくは担当者名などの連絡先を確認し必ず控える。 S:インターネット上では、自分の住所や名前などの個人情報を安易に公開しないようにする。 | ◆国民生活センターに寄せられてある二つの身近な事例をもとに、その問題点について考えさせる。その際、生徒の思考を促させるためにもペアーによる学習を行わせる。 ◆生徒一人ひとりが授業に参加できるようグループ学習を活用し、生徒全員が自分の意見を持てるように個人思考の場面を設ける。 【評価】 インターネット上で商品購入の際、消費者が気をつけることは何か、多面的・多角的に考察することができたか。 ◆トラブルに巻き込まれた際、具体的にどの様に対応したらよいかGTの話を聞くことで身近な問題であることを改めて認識させる。 | 事例1 事例2 ワークシート GT |
終末5分 | 4 本時の学習のまとめを行う。 |
| ●消費者の権利と保護の観点から、消費者主権について再度触れておく。 |