技術・家庭(家庭分野) 2学年
「トラブルに遭遇したとき、主体的に解決を図る方法を知る」
題材名 「私たちの消費生活」
授業者 あさぎり町立須恵中学校 矢野 佳之 教諭
◆ 情報モラル教育のポイント
(1) | 授業のねらい | |
・ | 消費者トラブルや悪質商法の対処法について理解することができる。 |
(2) | 情報モラル教育の視点 | |
・ | 本時は、「モデルカリキュラム」の目標「3.安全への知恵」、項目「d4-2:トラブルに遭遇したとき、主体的に解決を図る方法を知る」との関連を重視して展開する。 | |
・ | 情報モラルの内容の取り上げ方については、「題材化」としてとらえ、商品・サービスの購入の際に行われる「契約」の持つ意味、消費者トラブルの原因を理解させ、解決の方法を探らせたい。 |
◆ 本時の展開
(1) | 目標 | 消費者トラブルや悪質商法の対処法について理解することができる。 |
(2) | 展開 |
過程 | 学習活動と主な発問 | 生徒の反応 | 指導上の留意点と評価 | 備考 |
つかむ 5分 | ①通信販売で購入した商品が、希望のものと異なっていた例から、何が原因なのかを考える。 | ・カタログと違う。 ・どうして全く違うものが届いたのだろう。 ・同じようなことを聞いたことがある。 | ○実際にカタログと商品を見せ、希望のものと異なることを確認し、何が原因なのかを考えさせる。また、同様のトラブルを見聞きしていないか振り返らせる。 | 通信販売冊子 |
ふかめる 20分 ひろげる 15分 | ③通信販売のトラブルの原因について話し合い発表する。 | ・商品番号を間違えた。 ・お店が間違えて送った。 ・まずは連絡するといいと思う。 ・記入した内容を何度も確認するといい。 ・連絡して取り替えてもらえばいい。 ・販売員は何とかしてだまそうとしていることが分かった。 ・自分がしっかり意思表示をしないとだまされてしまう。 ・自分が同じような場面にいたらだまされてしまうかもしれない。 | ○情報の理解・選択・伝達のそれぞれにトラブルが発生する要素が含まれていることに気づかせる。 ○注文はがきの記入ミス・実際の商品が考えていたものと違った・業者が送る商品を間違えた、3種類のトラブルの原因・解決方法・予防策について考えさせる。 ○中学生が出会う消費者トラブルの特徴の一つである電話情報サービスについて、具体例を示し、それぞれ についてロールプレイングで対策について発表する。 評価 消費者トラブルや悪質商法を理解し、予防する方法と対処法を考えることができる。(ワークシート) |
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まとめる 10分 | ⑥トラブルの解決策・クーリングオフ制度について知り、消費者が法律等で守られていることをまとめ、本時の感想を記入する。 | ・トラブルに巻き込まれないようにしたい。 | ○身近な生活の中でトラブルが発生していることを意識し、そのための対策についてワークシートに記入する。 | 電子黒板 |