技術・家庭(家庭分野) 1学年
「著作権等の知的財産権を尊重する」

題材名 「著作権の保護と情報モラルについて考える」
授業者 益城町立木山中学校 奥田 泰隆 教諭


◆ 情報モラル教育のポイント
  

 (1)

授業のねらい

 ・
 

インターネット上に情報公開する際の問題点について考え、著作権や個人情報の保護の重要性とインターネット利用上のマナーについて理解する。


 (2)

情報モラル教育の視点

 ・ 

 
 
 

本時は、「モデルカリキュラム」の目標「1.情報社会の倫理」、項目「b4-1:個人の権利を尊重する」「b4-2:著作権などの知的財産権を尊重する」との関連を重視して展開する。 
 また、目標「3.安全への知恵」、項目「e4-2:自他の情報の安全な取扱いに関して、正しい知識をもって行動できる」とも関連させて展開する。

本時は情報モラルの内容を題材化して授業を展開する。

著作権や個人情報保護の必要性と情報モラルについて考えさせる。


◆ 本時の展開
 (1)
  
目標
  

インターネット上に情報公開する際の問題点について考え、著作権や個人情報の保護の重要性とインターネット利用上のマナーについて理解する。

 (2)展開 


過程

学習活動と主な発問

生徒の反応

指導上の留意点と評価
備考
導入10分

① 教科書の事例から情報伝達の問題点とその理由について考える。



・友だちの住所を載せるのは、どこがいけないのかな?
・コピーした写真を使うのは、どうしてだめなのかな?
・事例と身近な生活とを結びつけて考えさせることで興味・関心を高める。



教科書




 

展開35分

②なぜ、2つの問題が発生するのか考えてみる。
情報公開する際のルールやマナーについて考えよう。
③ 住所や電話等の個人情報を公開する際の危険性について話し合う。 ○誰に伝いたいのか。 ○誰に伝わるのか。 ○ どんな問題が起きるのか。

④ 他の人が撮影した写真や作成したイラストを許可なく使うことの問題点について話し合う。 ○ インターネット上の情報は誰のものか。

⑤ インターネット利用のルールやマナーについて話し合う。 ○情報公開のルールは。 ○安全に利用するには。


・なんでこんな問題が起きたのだろう?


・自分のことは載せてもいいのかな?
・友だちは、了解をもらったら載せてもいいのかな?
・他人の個人情報を勝手に使ったらいけないんだ。


・みんなが見るのだから自由に使っていいのでは?
・自由に使えないのがあるんだ。
・勝手に使うと法律違反になるんだ。


・いろいろな問題があるから大人の人に相談しながら使わなくてはいけないな。

・インターネット上の情報は、世界中に向けて発信されることを押さえる。

・個人情報の保護について理解させる。
〈評価①〉


・著作権について理解させる。〈 評価②〉
・知的財産権について押さえる。


・ルールやマナーについて理解させる。
〈評価③〉

・セキュリティについても理解させる。

教科書









学習シート










終末5分

5 次時の予告を聞く。
ルールやマナーを守って新聞を作成する。

・早く新聞作りをしてみたいなあ。

・次時から新聞作りをすることを知らせ、記事への関心をもたせる。