学級活動 2学年 「その情報、本当に信用していいの?」
主題名 安全への知恵 「その情報、本当に信用していいの?」
                ~震災から学ぶ情報モラル学習~」
授業者 宇城市立三角中学校 前川 和宏 教諭




授業映像

学習指導案



◆ 情報モラル教育のポイント

 (1)

授業のねらい

 ・
 
 

スライドや震災関連のチェーンメールからネットの情報には、何らかの意図があり、すべてを正しいと判断することは危険であることを知り、情報を見極める力と、適切に対処していく態度を身につける。

 (2)

情報モラル教育の視点

 
 

本時は、「モデルカリキュラム」の目標「3 安全への知恵」、項目「e4-1情報の信頼性を吟味できる。」との関連を重視して展開する。


 
 

導入時の震災関連のチェーンメールや芸能人情報のうその情報事例や、実際の迷惑メール等の集計結果を教材として使うことで、情報の信頼性を吟味する現実感や切迫感を持たせたい。


 

責任ある情報発信のためには、情報が正しいか見極める知識と技術が必要であるこことに気づかせる。


◆ 本時の展開
 (1)
  
 
目標
  
 

スライドや震災関連のチェーンメールからネットの情報には、何らかの意図があり、すべてを正しいと判断することは危険であることを知り、情報を見極める力と、適切に対処していく態度を身につける。

 (2)展開 


過程

学習活動

○主な発問と児童の反応

指導上の留意点と評価
備考
導入10分

①スライドを見て、チェーンメールでのトラブルについて話し合う。



学習課題ネット上の情報の信頼性について考えよう
  
○主な発問
「どうしてこんな事になったのでしょう?」
・情報を信じたから。
・確認しなかった。
・メールで広げた。
「今日はネット上での事例をもとに、情報の信頼性について考えていきます。」

・それぞれの事例の問題点を出させ、情報をむやみに信用しないとことを確認する。







資料1PC
PJ








展開35分

③発信源や内容によって、情報の信用度が変わってくることを知る。





「あなたは、誰の、どんな情報だったらその情報を信用しますか?」
・発信源はTVや新聞などのメディアだけでなく親友からの情報、ネット情報なども考えさせる。

・内容よりも、情報の発信元が何処か、誰かによって判断している生徒もいることに気づかせたい。



カード






 ④震災関連のチェーンメール、悪質メールの実態を知る。
 

「震災の時、このようなチェーンメールや悪質なメールがあったそうです。」

・善意と思ってメールしても、チェーンメール化してしまう事もあることを知らせる。

・ツイッター情報が被災者へ有効な情報通信手段だったことを知らせた上で、実際のデマ情報やチェーンメール等の新聞記事等を見せる。

資料3






 ⑤情報発信する際に気をつけることを考える。










「では、あなたは誤った情報やうその情報を広げないために、どのようなことに注意しますか?」
・情報の出所を確かめる
【発信源】
・いつの情報か確かめる。
【発信時期】
・他の情報と比べる。
【クロスチェック】
・確認せずに発信しない。 【確認発信】

・留意点を出させ、なぜそのような注意が必要なのか、ネット情報の特性から考えさせる。


【思考・判断】
・誤った情報やうその情報を広げないため情報発信のあり方について自分なりに考えることができたか。
資料4


ワークシート






終末5分

⑦授業の感想を書く。

 

「今日の授業の感想を書きましょう。」

・感想を書かせ、安心の知恵として、情報受信、発信の4つの留意点を再度まとめる。

シート