学級活動 2学年
「自他の安全面・健康面に配慮した、情報メディアとの関わり方を考える」

題材名 「ケータイ電話の使い方を考えよう」
授業者 山都町立矢部中学校 鹿釜 良一 教諭 


◆ 情報モラル教育のポイント

 (1)

授業のねらい

 ・ 

安全面・健康面に配慮して、情報メディアと関わろうとする態度を養う。


 (2)

情報モラル教育の視点

 
 

本時は、「モデルカリキュラム」の目標「3.安全への知恵」、項目「f:自他の安全な健康を害するような行動を抑制できる」との関連を重視して展開する。


 
 

本時は、情報モラルの内容を題材化して授業を行う。携帯電話の便利な面を考える中で、使い方次第では自分の健康を害するだけでなく、他者に迷惑をかけたり、トラブルに巻き込まれたりする危険性があることについて考えさせる。


 ◆ 本時の展開

 (1)目標  

安全面・健康面に配慮して、情報メディアと関わろうとする態度を養う。

 (2)展開 



過程

学習活動及び主な発問

予想される児童の反応

指導上の留意点
備考
導入5分1 事前アンケート結果を知り、感想を発表する。

・携帯電話の所有率
・携帯電話の使用目的
・県アンケートとの比較

・思った以上にみんな使っているので驚いた。
・持っていないので、持っている人がうらやましい。
・携帯電話やパソコンを使ってネットショッピングやチャットをしている人がいるのがすごい。
・アンケート結果は深く考えすぎない程度に押さえる。
・数名に感想を尋ねる。



携帯電話

PC

プロジェクタ

 

展開35分2 携帯電話の良い(便利
な)ところについて出し合う。











3 本時の課題を確認する。

《学習課題》携帯電話のよりよい使い方について考え、使用するルールを決めよう。
4 家庭での使用ルールを例に、いいことだらけの携帯電話なのに、なぜルールが必要なのかを考える。

5 4で挙げた理由をグルーピングする。

6 DVD教材「ココロノスキマ」を視聴し、トラブルに巻き込まれた原因について考える。
・いつでも通話ができる。
・メールができる。
・買い物ができる。
・インターネットで情報を収集できる。
・ネットに書き込み、情報交換ができる。
・ゲームができる。 等








・危険に巻き込まれるから
・勉強しなくなるから。
・お金がかかるから。



・自分の安全を守る。
・他者に迷惑をかけない。
・基本的生活(健康)を守る。


・絶対アクセスしないからといって、ア クセス制限をしなかったから。・これくらい大丈夫だと思ったから。
・携帯電話の便利な点に注目させる。
・携帯電話が生活を助けている例を挙げて紹介する。
・後でグループ分けができるように、カードに記入させる。

・携帯電話の便利な点に注目させる。
・携帯電話が生活を助けている例を挙げて紹介する。
・後でグループ分けができるように、カードに記入させる。

・危険なことに巻き込まれることが一番恐いことを押さえる。


・自分の安全を守ることについて考えていくことを知らせる。

・前半部と後半部に分け、前半部を視聴し終えたところで、展開を予想させる。・何が原因だったのかを考えさせる。・数名に感想を発表させる。




 

カード








学習課題

ワークシート



カード


カード DVD
プロジェクタ
PC
ワークシート

終末10分

7 教師のまとめを聞き、自分なりに使用するルールを決める。
評価項目安全面や健康面に配慮した、携帯電話の使い方についてルールを決め、それを守ろうとする意欲が高まったか。
【関心・意欲・態度】
評価方法:学習シート

・このくらいという甘い気持ちで使わないようにしたい。
・相手の気持ちを考えて使いたい。
・ルールを守って使いたい。
・本当に必要になったときに買いたい。
・無駄遣いをしないように気をつけたい。

・これくらいという心の隙間が他者に迷惑をかけたり、基本的生活を崩したりすることにつながることを例を挙げて説明する。
・グループ内でルールについて発表させ合う。


資料

ワークシート