社会科(地理分野) 2学年 
「ネットワークの公共性を意識して行動する」
単元名 「広がる地域間の結びつき」
授業者 山鹿市立鹿本中学校 佐渡 絢子 教諭



授業映像

学習指導案


ワークシート1

ワークシート2

ワークシート3


◆ 情報モラル教育のポイント

 (1)

授業のねらい

 ・
 

交通・通信網の発達には地域格差があること理解するために複数の資料から読み取り、根拠をあげて説明することができる。


 (2)

情報モラル教育の視点

 
 

本時は「モデルカリキュラム」の目標「5.公共的なネットワーク社会の構築」、「i4―1:ネットワークの公共性を意識して行動する」との関連を重視して展開する。


 
 

情報モラルの内容の取り上げ方については、情報ツールについて調べ、比較する活動を通して、与えられる情報を全て受け入れるのではなく、情報ツールを選択しようとする態度を育てることに着目して指導を行う。


◆ 本時の展開

 (1)
  
目標
  

交通・通信網の発達には地域格差があること理解するために複数の資料から読み取り、根拠をあげて説明することができる。

 (2)展開 




過程

学習活動

主な発問と生徒の反応

教師の指導と評価
備考
導入5分

① 前時の学習を振り返る。


【学習課題】 2つの国の中学生とやりとりをする場合、どの情報ツールを選べばよいだろうか。
○「世界が小さくなった」と言われますが、何が発達したからですか?
 ・交通  ・通信
○あなたは友達と連絡を取るときにどうしていますか?
 ・メール  ・携帯電話
○日常生活の体験から情報のやりとりを実感できるようにする




展開30分

② 情報のやりとりをするために1番有効な情報ツールを考える。
○予想を発表する。




○資料から読み取る。
○意見を出し合う。
○意見を深める。
○意見を発表する。
○意見をまとめる。



○宿題で予想してきたことを発表してください。
・みんな使っているから携帯電話だと思う。
・インターネットを使えない地域もあるだろうから手紙だと思う。
○資料から読み取りをもとに、自分の意見をまとめましょう。
・タンザニアはインターネットよりも携帯電話の利用者が多い。
・インターネットは携帯電話より多くの情報を送ることができる。

○話合いがスムーズに進むように、「話合いの進め方シート」を用意する。
○班での話合いから友達の意見を参考にしたり自分の考えを深めたりできるようにする。
○2つの地域の違いを比較できる資料を用意する。
○それぞれの方法のプラス面、マイナス面を比較しやすいように、資料を用意する。

ワークシート
資料
ふせん
A3用紙
話合いシート
マジック
タイマー




 

   5分③ まとめたことを発表する。










○まとめたことを発表して下さい。
・タンザニアでは、電気が通っていないので、インターネットは使えませんが、携帯電話は使用できます。だから、携帯電話が有効な手段だと思います。
・アメリカでは、早く、音声や映像などの情報を得ることができるインターネットが有効な手段だと思います。

○発表しやすいように、発表の例文を示す。
○生徒の発表から、情報ツールを選ぶ根拠を整理し、おさえる。

【評価】 交通・通信網の発達には地域差があることを複数の資料から読み取り、根拠をあげて説明することができる。


 

ワークシート











終末5分④ 本時のまとめをす
る。






○情報ツールを選ぶ際に必要なことは何でしょうか。
・場所によって使うものを選ぶこと。
・用途、目的によって使うものを選ぶこと。
・安全性によって使うものを選ぶこと。

○交通・通信網の発達には地域格差があり、時代がすすむにつれ時間や方法が変化していることから、情報ツールを選ぶ必要があることをおさえる。