国語科 3学年 「情報を比較して読む」
単元名 「メディア・リテラシー」
授業者 玉名市立玉陵中学校 坂西 由美 教諭
◆ 情報モラル教育のポイント
(1) | 授業のねらい | |
・ | 同じ日の新聞を比較することを通して、メディアの伝え方によって異なる印象を受けることを理解することができる。 |
(2) | 情報モラル教育の視点 | |
・ | モデルカリキュラムの目標3「安全への知恵」、項目e3-1「情報の正確さを判断する方法を知る」やe4-1「情報の信頼性を吟味できる」との関連を重視して展開する。 | |
・ | 新聞の比較やメディアとの関わり方について考える活動を通して、メディア・リテラシーの力を身に付け、情報を正しく安全に活用する力をつけていく。 |
◆ 本時の展開
(1) | ねらい | 同じ日の新聞を比較することを通して、メディアの伝え方によって異なる印象を受けることを理解することができる。 |
(2) | 展開 |
過程 | 学習活動と | 予想される生徒の反応 | 指導上の留意点と評価 |
導入5分 | 1 二つの新聞記事を見る。 | ・東日本大震災から3ヶ月。 ・「 犠牲者の数」 ・「 風評被害のこと・・・」 | ・二つの新聞を示し、同じ話題でも取り上げ方が違うことに気づかせる。 |
展開35分 | 2 本時の目標をつかむ。 | ・写真が違う。 ・見出しが違う。 ・新聞を見て、項目ごとに表にまとめる。 ・班で記事を読み合い、内容の相違点にラインを引く。 ・班で意見を出し合う。 ・見出しや写真の与える効果と記事の内容との関係を考える。 ・Aは、見出しも写真もまだ暑そうなイメージで・・・ ・Bは、まだ暑いと書いてあるが、涼 しげなイメージで稲穂を使っている。 ・Cは、栗で秋の気配を出し残暑より実りの秋を強調。 | ・同じ立秋(8月7日)の記事であることを知らせる。 ・班で記事を読み合い、協力して作業できるような雰囲気作りをする。 ・まず、見出しや写真が与える印象が大きいことを確認する。 ・日本の地理的特性についても触れる。 ・机間指導をしながら、班の話し合いの様子をチェックする。 【評価】メデイアの伝え方によって異なる印象を受けることがわかる。(発言・ノート) |
終末10分 | 5 本時のまとめをする。 | ・新聞を比べてみて思ったこと考えたことをノートにまとめる。
| ・情報の活用の仕方の注意点や「メディア・リテラシー」の必要性を再度確認する。 |