令和4年度 会長挨拶
書面表決を経て、今年度も会長を務めさせていただきます、玉名市立玉名中学校の宮崎です。4年目になりました。引き受けておいて無責任だと言われそうですが、いまだに私なんかでいいのかなと思ってしまいます。しかし引き受けたからには、私に何ができるのか、熊事研とは何なのか、熊事研のミッションは何なのかを模索しながら、責任感を持って一生懸命取り組んでおります。熊事研は組織ですので私がひとりで考え決めるわけではありません。地区理事、研究部、事務局という執行部の仲間で企画立案し会員の皆様に提案していきます。会員の皆様には執行部の提案がどのように響いておりますでしょうか。日々の仕事に、仕事へのスタンスに、なにか役立つヒントになっていることを願います。反応は地区理事や研究部員を通じて熊事研執行部に届けていただくとありがたいです。研究部の提案に地区研が反応していただき、地区研の活性化につなげていただければ幸いです。
学校事務の全国的な動向や、文部科学省が学校事務にどのようなことを求めているのか等を、全事研からの情報を基に熊事研としても考えていきます。もちろん私たちは市町村立の学校に勤務しておりますので、その自治体が、その地に生まれ生活している子どもたちをどのように成長させていきたいのかという方向性も感じ取っていかなければなりません。学校事務という仕事はすべて子どもたちのすこやかな育ちに還元されていきます。
コロナ禍で思うように研究大会を行えていない状況が続いていますが、昨年度7月の研究基調提案に寄せていただいた感想のなかには、若手が学校のなかでもがいている様子が伝わるものがいくつもありました。直接お話をして、その頑張っている背中を押したい、一緒に目の前の課題に対し議論を交わしたい、という気持ちで一杯です。学校事務職員はほとんどの場合、学校内においてはひとり職種ですが、近くには必ず同職種の仲間がいます、共同実施、学校事務センター、地区研究会等においてなんでも話し合える仲間であってほしいと思います。それぞれの仕事への向き合い方から、いいアイディアを取り入れていくといいと思います。
コロナに翻弄されて2年あまり。大変なことつらいことも多いのですが、だからといってすべてをコロナ前のやり方に戻すべきとも思いません。コロナによってもたらされた変化も、前年度踏襲が多くみられる学校という現場には有用であった面もあるかと思います。あなたの学校の今の状況をどうとらえていますか?教員は多忙を極めています。その働き方を少しでも変えたい。教員の笑顔、そして子どもたちの笑顔を増やしたい。そのために知恵を出し合っていきましょう。三人寄れば文殊の知恵といいます。自分にとっては大したことないと思える実践も、それを持ち寄ればなにかを発明でき、新しい一歩を踏み出せるのではないかと思います。それを県レベルでやっていければ本当に大きなパワーとなります。双方向性で研究を進めていければと思っています。今年度も地区研及び熊事研をどうぞよろしくお願いいたします。
熊本県学校事務研究協議会 会長 宮崎 文子
会長 神尾 浩輔
研究部情報調査班