芦北高校
芦北高校
芦北高校
「農業科」
●「農業を学ぶ」、「農業に学ぶ」 ①食品製造に関する知識と技術の習得を強化しました。 平成25年度からカリキュラムを変更し、「食品製造」を2,3年次で全員履修し学習するようにしまし た。農業おける栽培、生産に関する知識と技術の習得をはじめ、農業生産物を利用、活用した食品加工の基礎的知識と技術の習得を目指します。現在、地域特産物のカンキツを利用して開発研究も行っています。 製菓実習(ミキシング工程) 試作ジャムの官能検査中 ②資格取得にも力を入れていきます。 農業に関する知識を知識を活用しながら各種資格に挑戦を始めています。昨年度から特に技能検定(室内園芸装飾、フラワー装飾)への取組を開始しました。1年次履修の科目「農業と環境」、2年次履修の「生物活用」を中心に、基礎、基本を学び、熊本県の就業支援事業も活用し外部講師を招いてより専門的な技術習得を目指しています。職員の資質向上も必要であるため農業科職員全員で講習会も開催しています。 室内装飾園芸(施工中) 講師の先生と完成作品 職員のフラワー装飾(ブーケ作成中) (アレンジメント:ドーム作成中) |
「林業科」 「地域とともに森を育て、川と海を育む」のテーマのもと、地域と一緒になって森・里・海の各方面から地域環境保全のために取組んでいます。芦北・水俣地域は山間地域と海辺の地域があり、そこに住む私たちの意識しだいで地域の環境を良くも悪くもしています。森と海は川によりつながっているからです。そこで、研究の班を森に関する「森林レクリエーション」、「森林資源活用」、里を流れる川に関する「ホタル」、海に関する「アマモ」の4つを設けています。
①森の活動
森林レクレーション(平成18年から活動開始、9年目の継続研究)
森林・林業の大切さ素晴らしさを多くの方々に伝えるために小学生から一般の方々に本校演習林を活用して「森を歩き、森に学び、森を楽しむ」をスローガンのもと様々な森林教室を行っています。また、平成24年からは森の癒し効果についての研究も行っています。
森林資源活用(平成25年から活動開始、2年目の継続研究)
木工品作製の過程で出る端材を有効活用するための研究を行っています。本校の福祉科と連携し、木の優しさは高齢者の認知症予防や理学療法などに利用されていることに着目し、福祉施設で利用できる木工製品の開発に取組んでいます。
②川の活動
ホタル再生活動(平成18年から活動開始、9年目の継続研究)
本校の脇を流れる乙千屋川は、芦北町「ホタル保護条例」指定河川です。ホタルの生きる乙千屋川には、これまで二度の危機が訪れました。一度目の危機は、平成18年「南九州西回り自動車道」の建設に伴い、新河川が設置された時。二度目の危機は、平成24年の「熊本広域大水害」により植生の大半が失われた時です。「ホタルの乱舞する乙千屋川復活への思い」を強く持ち、「生物多様性」に富む自然豊かな河川環境を目指して取組んでいます。
③海の活動
アマモ場の再生活動(平成15年から活動開始、12年目の継続研究)
芦北漁協周辺「野坂の浦」では防波堤を境に内海に天然アマモ場が残されていました。このアマモ場を外海にまで広げ、再生させていくことを目標として研究を始めました。これまで何度も繁殖法を試してきましたが、平成24年には独自のロープ式下種更新法を確立させ、海の再生、更なるアマモ場拡大に手応えを感じています。
森林レクレーション 森林資源活用 ホタル班 アマモ場再生
※詳しくは、本校ホームページをご覧ください。芦北高校公式ホームページ