会長挨拶

令和5年5月吉日

会員 各位

 熊本県養護教諭研究会

会 長 後 藤  昭 代

 初夏の候、皆様におかれましてはご健勝のことと拝察いたします。

 さて、コロナ禍も丸3年が過ぎ、5月8日には感染症法上の位置付けも5類に移行され、ウィズコロナからアフターコロナへと生活は変わりつつあります。しかし、まだまだ状況としては不安が残る部分もあり、本研究会においては、今年度も総会については紙面決議とさせていただくことになりました。

 さて、今年度より熊本県小中学校教育研究会養護教諭部会会長として熊本市立江南中学校の星田正治校長先生にご指導をいただくことになりました。就任直後より、私たち養護教諭のためにお力添えをいただいておりますことに深く感謝申し上げます。前任の熊本市立西山中学校の田中省三校長先生には昨年度、大変お世話になりました。心から感謝申し上げます。

 また、熊本県養護教諭研究会新副会長には、昨年度の選考委員会におきまして錦町立一武小学校の岩崎純江先生が選考されました。選考結果報告をご一読いただき、ご承認くださいますようお願い申し上げます。また、水俣市立水俣第二小学校の宮﨑尚美先生には、副会長として1年、会長として2年の間、本研究会にご尽力いただきました。コロナ禍でも工夫して運営していただき、心から感謝申し上げます。そのバトンをしっかり受け継ぎ、新役員と共に力を合わせて頑張っていきたいと考えております。また、この場をお借りして、前役員の方々、昨年度理事を引き受けていただいた方々へも感謝申し上げます。今後とも皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 本研究会は発足から13年目を迎えました。今年度も研究テーマを「『生きる力』を育む健康教育の創造」、努力目標を「現代的健康課題解決への実践力や組織的対応力を高め、養護教諭の専門性を追究しよう」とし、活動を進めて参ります。3年以上続いているコロナ禍で私たちが得たスキルとしてICTの活用があり、昨年度の研修会はオンデマンド、夏季研修はオンラインで実施しました。そして、12月の研究協議会は感染防止対策のため3会場に分散して3年振りとなる対面研修ができました。参加申込は400名を超え、熱心な意見交換がなされ、学び合う様子を目にすることができました。事後アンケートの感想からも充実した研修になったことが分かり、改めて対面研修の良さと大切さを痛感したところです。どんどん変化しつつある現代で、私たち養護教諭は子どもたちの現状や健康課題に注視し、時代に応じた方法で対応できるよう、専門性を高めていく必要があると感じます。会員同士のつながりを深めながら、今年度も充実した活動を目指していきたいと思います。

 最後になりましたが、熊本県教育庁体育保健課、熊本県小中学校校長会、熊本県学校保健会のご後援の下、星田校長先生のご指導を仰ぎながら本研究会の発展のために力を尽くしていく所存です。

 皆様のご健康とご活躍をお祈りし、挨拶といたします。