2019 令和元年度
【審査員の先生からの講評より】(R元.弁論大会)
・最近たくさんの悲しい出来事があり、胸を痛めることもありますが、今日生徒の皆さんの素晴
らしいスピーチを聞いて、明るい気持ちになりました。ありがとうございます。
・中学生が考えていることが分からないことがありますが、今日それを少しでも知ることができ
たように思います。皆さんの素晴らしい努力に感謝の思いを伝えたいと思います。
・中学生ということを忘れるくらいのトピックに驚きました。ぜひ今日発表したことをクラスや
学校の人に話して、情報をシェアしてほしいと思います。これからも色んなニュースに対して
、自分のフィルターを持ってほしいと思います。
・素晴らしい発表で感銘を受けました。多種多様なトピックに驚きましたし、皆さんが中学生と
いう年齢にもかかわらず、様々なことを考えていることを知ることができて良かったです。
2018 平成30年度
【審査員の先生からの講評より】
・今日のためにかなりの努力をしてこられたことが、発表から伝わってきた。
・ディクション(Diction)の要素である、発音、リズムイントネーション等がとても大事である。これからも頑張ってほしい。
・長い英文を作成し、メモライズすることも大事である。スピーチの最後の部分になり、メモライズが不安定なところがあった。スピーチの最後の部分から練習することも、練習方法の工夫の一つとしてやってみたらどうか。
・間違いを恐れずに、これからも学び続けていってほしい。
・あなたたちは、友人、家族、先生たちに囲まれ、支えられている。感謝の気持ちを表してほしい。
・顔や声の表情がたいへん良かった。表現力に富んだ発表が聞けてよかった。
・強調したい言葉や文は、強く読まれるはずである。リズムを大事にし、また言葉をコネクト(connect)させることにも注意を払ってほしい。
2017 平成29年度
◇大変レベルの高い大会であった。年々レベルが上がっていることがすばらしい。
◇話題夢に関することや現代社会にまつわる話題など、話題もさまざまであった。
◇どの発表もすばらしく、もっと聞きたいという気持ちになった。
◇発音は一番大切なポイントの一つである。言葉のコネクション(つながり)は難しいと思うが、頑張ってほしい。
◇素晴らしい発表を聴けてとてもうれしかった。
◇母音や子音の発音を英語らしく正しく発音してほしい。
◇リズム、表現、イントネーションなど、大事なポイントはいろいろあるが、自分の言葉そのものが大事です。努力を続けてほしい。
◇周りの色々な人と英語で楽しく話をしてください。
◇初めて中学生の弁論・ショートスピーチの審査をしたが、どれもすばらしくジャッジが難しかった。
◇そうとう練習してこられたと思う。今日の経験を大事にして、これからもがんばってください。
2016 平成28年度
<ジョセフ・トウメイ先生>
このコンテストはこれからの第一歩である。この大会で培った力を英語でのスピーチやディベートにつなげていって欲しい。ショートスピーチはとても興味深かった。弁論では段落構成が良く、審査が難しかった。
<ジム・ダーリンプル先生>
みんな自信を持って、とてもよく出来ていた。
<難波美和子先生>
全員がしっかりと頑張って発表をしていた。すべての生徒が表彰に値すると思う。日常生活のテーマが多かったが、文化や環境を良く知るとさらに良い。英語でのパフォーマンスのために勉強するのではなく、(外国の)歴史や自然などを、英語を通して学ぶようにしてほしい。
<池田志郎先生>
今年度は、親切や友情をテーマにした弁論とスピーチがあり、とても励まされた。このコンテストに参加するために、(全員が)勉強や練習をして、この場所にいる。そして、他の人のスピーチを聞く機会も得ることができた。この大会を通して感じたことを書きとめておいて欲しい。友人や家族、世界平和について学んで欲しい。
2015 平成27年度
○ボディーランゲージを使ったらもっと表現が豊かになり、聞き手も興味を持って聞く。
○スピードや内容はおおむねよいが、ボキャブラリーが話し手本人にとってむずかしいものがあったように思う。
○パラグラフの組み立てがよいものはレベルが高い。しかもそのパラグラフを整理すること。起承転結の組み立てを明確に。
○暗記することは第一段階にすぎない。表情や口のあけ方など、内容とマッチさせること。
○生徒のみなさんは、英語で原稿を考えること。日本語で考えたものをALTの先生が英語に直すとボキャブラリーに無理が生じる。
○大切なのは発音である。その発音には①リズム②ストレス③イントネーションがある。リズムとはテンポを速くしたり遅くしたりすること、ストレスは声のボリュームを調整して、強弱をつけること、イントネーションはメロディーを奏でるように声の高低をつけることである。
○スピーチはゆっくりと話すことがポイントである。速かったり、単調だったりすることなく、感情を込めてドラマティックに話すようにする。
○次のステップとして、さまざまな情報を入手し、自分のオリジナルの意見を英語で言えるようになることである。最近ではインターネットの他にもさまざまな情報通信機器があるので利用する。
2014 平成26年度
○みなさんとてもすばらしく、楽しく聞くことができた。その中でも気を引くスピーチがあった。 それらは個性があって、他の人と異なって興味を引く内容のものであった。また、話し方の工夫 をすることも大切である。英語を話すことは難しいがよく頑張ったと感心している。
○英語の先生やALTの先生と十分な練習をしてきた成果がよく現れていた。セリフの部分で声の トーンを変えて話すことができたスピーチはとても聞きやすく、分かりやすかった。スピーチの 内容によっては引用文があったりなかったりするが、単調な口調で話すより前述のようなことを 心がけた方が分かりやすい。また、今年はジェスチャーの入れ方も上手で、特にアイコンタクト の上手な生徒がいた。また、以前は発音レベルでの競い合いだったが、今はパラグラフをどう仕 上げるかというレベルにまで上がっている。一文一文をつなげるのではなくスピーチ全体をどう まとめるかを意識して、パラグラフ単位で伝える工夫をしてほしい。
○愉快な内容、感動的な内容など様々なトピックがあり興味深かった。スピーチは話し手の思いをいかに効果的に聞き手と共有できるかどうかもポイントである。みなさんは、上手くできたか心配しているだろうが、それぞれが思っている以上に良いできであったように思う。このコンテストに参加したということが最も貴重なことである。自分を褒めてください。
○発音やイントネーションには大差はなく良い仕上がりだった。スコアの違いはスピーチの内容である。今日のコンテストで目標は達したであろうが、これはスタートでもある。これまでみなさんは、何度も音読をしたり、発音の矯正をしたり、暗記をしたりと、たくさんの練習をしてきた。これで終わりではない。これからもたくさん勉強して、力をつけていってほしい。
2013 平成25年度
◆ジョン・ヒューズ先生◆(熊本市教育委員会ALT)
スピーチは年々良くなってきている。以下の2点に気をつければ、さらに良くなる。
①文の中でどこにポーズを置くかに注意してほしい。
そうすることで理解しやすくなる。話すとき、もっと自然なイントネーションとリズムで話すようにしてほしい。ALTが教えてくれるはず。
②スピーチのトピックは一貫性をもって。スピーチの中には終末は別のトピックになっているものもあった。
もっとも興味深いスピーチは、最初から最後まで一つのトピックでまとめられているものである。
◆ジョセフ・トウメイ先生◆(熊本学園大学)
みんなのスピーチがすばらしく、今年は特に順位をつけるのに苦労した。
発音はとても良かった。みなさん全てのスピーチを理解できた。
1,2年生のみなさんは、今日聞いた3年生の良きスピーチを参考にして、たくさんのことを学んでほしい。
言いたいことを英語のフレーズとして表現し、来年に向けて自分自身のスピーチを作り上げてほしい。
スピーチを書いたら、先生やALTに見てもらい、さらに興味深いスピーチに仕上げてほしい。
参加者の中でもっとも興味深いスピーチを作り、来年も頑張ってほしい。
◆吉井 誠先生◆(熊本県立大学)
自分の思いをマイクなしで、大きな声ではっきりと伝えることは、とてもむずかしい。
しかしながら、それを含め全てにおいてとても良かった。
緊張の中、スピーチをしたり、出番を待っていたりする態度がとても良かった。聞く態度も然り。
そのような聞き手がいないとスピーチは成立しない。
スピーチは個人の思いや体験を連ねたものが多かったが、良いメッセージとそうでないメッセージの違いは何か?
それは、自分にとって意味のあるものであろうと、他のものであろうといかに自分のメッセージに信念を持って伝えているかどうかである。
◆池田志郎先生◆(熊本大学)
今回のジャッジはとてもむずかしかった。みんな、これまで一生懸命取り組んで来ているのがよく分かった。
是非、今晩からもずっと練習を続けてほしい。
もし、ずっと続けたら、きっとネイティブスピーカーのようにスピーチができるはず。
YouTubeなどで、東京オリンピックのスピーチを見てほしい。
理論立てられ、計算された立派なスピーチである。このスピーチを練習すれば、もっと上手になると思う。
首相のスピーチはとてもすばらしかった。
この映像を見て、まねをして練習し、上達して、来年もこの大会にあるいは高校生の英語弁論大会に出場してほしい。
2012 平成24年度
○毎年レベルが上がっている。発音はとてもよい。発音同様にリズムとイントネーションがとても大切。自然なスピーチにはそれらが必要である。会話とスピーチでは話し方が少し違うので練習する必要がある。インターネットなどで有名な人たちの英語のスピーチを聞いてみるのもよい。
○今回は目を閉じてスピーチを聞くことに徹した。引用符を使うとき、書面では抑揚がなくても分かるが、スピーチでは声のトーンでしっかり区別をつけた方がよい。いきなり質問からスピーチを始めるのは日本語的である。英語では自分の意見を述べてから相手に質問する。接戦であった。
○論理的によく組み立てられていた。最も伝えたいことをはっきりさせることが一番大切である。発音はよいが、たまにフラットな言い方になる。ピッチにも配慮が必要。
○発音はとてもよい。次のステップは内容を吟味すること。そして暗記をしたら、内容把握と表現の仕方の工夫をすること。日頃から新聞を読んだりして自分の意見をまとめ、それを英語で表現する習慣をつける。長い原稿は覚えるのが大変であるし、タイムオーバーの可能性もある。それよりも、やや少なめの量をゆっくり話した方が相手に理解されやすい。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 安達 寿夫 (熊本市立井芹中学校)
事務局長 松原 克敏 (宇土市立鶴城中学校)
運用担当者 甲斐 旭 (熊本大学教育学部附属中学校)