6学年 国語科
「町のよさを伝えるパンフレットを作ろう」

授業者 阿蘇市立阿蘇小学校 廣津 望都 教諭



授業映像

学習指導案


◆ ICT活用のポイント

 (1)

教師の活用

 ・
 

電子黒板に学習の流れを提示したり、「行ってみたくなる」パンフレット作りをするという学習のゴールを示す。

 ・ 

既製のパンフレットを実物投影機で提示する。

(2)

児童の活用

 ・
 

交流の際、自分の考えが聞き手に伝わりやすいように、既成のパンフレットや、自分の表現物(シート、ノート、付箋紙)を必要に応じて実物投影機で提示しながら説明させる。


◆ 本時の展開
(1)
目標
  
友達のパンフレットの下書きを読んで、相手にいきいきとわかりやすく伝わるよう、主に表現の視点から改善点を見つけることができる。(書くこと)
(2)
展開 


 

学習活動

教師の発問(T)
予想される児童の反応(C)

指導上の留意点及び評価

備考





4分

1 前時までの学習をふり返り、本時のめあてを確認する。

T:下書きは、いきいきとわかりやすい文になっていますか。難しいところはありませんでしたか。
C:説明の仕方が難しい。
C:どうすればいきいきと分かりやすい文になるかがわからない。

・下書きをしていて難しく感じていることを出させることで、本時学習の必要感を高める。

下書き

既製の
パンフレット





10分

2 既製のパンフレットを読んで、表現の工夫を探す。
【個人→あそYOU ME トーク…グループトーク】
T:これらのパンフレットには、どんな表現の工夫があるのでしょうか。「表現」の仕方をという視点でもう一度読みこんで、工夫を見付けましょう。見つけたら付箋紙に書きましょう。【能動型学習】(ポイント)既製のパンフレットから、自分の下書きにはない表現の工夫を見つけさせる。

付箋紙






10分





19分

3 いきいきとわかりやすくする表現の工夫(「ポイント」)について話し合う。
【あそYOU ME トーク…
クラストーク】








4 「ポイント」に沿って、きょうだいグループの下書きを見直す。
【個人→あそYOU ME トーク…グループトーク】

【言語活動】(設定の意図)
見直しのポイントに沿って友達の下書きを推敲する活動を通して、目的に照らして改善点を見つけることができるようにする。

T:どうすればいきいきと分かりやすいパンフレットになるのでしょうか。「ポイント」としてまとめていきましょう。
C:写真に解説を入れる。
C:一文を短くする。
C:キャッチコピーや見出しの表現をもっと工夫する。
C:誘いかけるような言葉を入れる。例えば…
C:情景は具体的に書く。


T:「ポイント」に沿ってきょうだいグループの下書きを見直し、アドバイスを付箋紙に書きましょう。
C:ここは、一文が長いね。ここで文を区切った方がよさそうだね。
C:このキャッチコピーは「○○」に変えたらどうかな。
C:文末にお薦めの言葉をいれるといいね。
C:この部分は様子がわかるようにもう少しくわしく書いた方がいいね。

・必要に応じて、実物投影機でパンフレットの実物を提示しながら説明させる。
【徹底指導(ポイント)】
子どもの発言を分類しなが
ら板書し、表現の視点での
推敲の視点を「ポイント」
として整理する。






・アドバイスは付箋紙に書かせ、次時に各自で推敲する際に参考にできるようにする。
・改善点だけでなく、具体的な改善案も出せるとよりよいことを伝える。
・意図が分からない時には、制作者に直接確認させるようにする。

評価【書くこと】〔下書きへの書きこみ(付箋紙)〕
B:表現の視点から推敲している。
A:表現の視点から推敲し、具体的な改善案も出している。
Bに達しない子どもへの手立て:下書きと既成のパンフレットと比較して、取り入れるとよい部分を見つけさせる。

付箋紙












下書きのコピー






2分

6 本時学習のまとめをし、学習をふり返る。T:次の時間は、「いきいき分かりやすくするためのポイント」に沿って、自分の下書きを改善していきます。・振り返りには、今日の学習で分かったことや、次の時間に気をつけたいことを書かせる。振り返りシート