6学年 理科
「水溶液の性質」

授業者 産山村立産山小学校 島田 礼二 教諭



授業映像

学習指導案


◆ ICT活用のポイント

 (1)

教師の活用

 ・
 

前時に学習した内容を電子黒板上で提示し、前時の学習内容に関連した課題であることを認識させる。

(2)

児童の活用

 ・
 

全児童が実験結果を整理し、自分なりの考察を導き出すことができるように、結果の記録の一部でタブレット端末を活用する。


◆ 本時の展開
(1)
目標
  
蒸発乾固した物質についての実験を通して、塩酸にアルミニウムが溶けた液から取り出した物は、アルミニウムではないと決定することができる。(科学的な思考・表現)
(2)
展開 




学習活動

主な発問と予想される児童の反応

指導上の留意点
(●:ICT活用のポイント)

評価活動



7分 1 前時の復習か ら、本時の課題を確認する。

2 予想をする。

T 前回の授業で、みんなで考えた問題は何でしたか。
C 取り出した白っぽい粉は、アルミニウムだろうか。

T みなさんの予想を見てみましょう。

〇実験や考察の時間を確保するため、前時に課題を決めておく。
●前時までの実験の様子を、動画で確認する。



●全員の予想を電子黒板上に一覧表示する。
 





15分

3 適切な実験方法を考える。







4 実際に実験を行う。


5 実験結果をノートに記録し、記録のための写真を撮る。

T アルミニウムかどうか調べるための実験方法を、考えましょう。
C 電気を流してみようか。


T 各班ごとに実験を始めて下さい。実験結果はノートに書き、写真も撮って下さい。
C 電気は流れなかった。
C 塩酸に入れても溶けなかった。

〇確かめるための実験方法について自分で考えた後、班内で出し合い、まとめる。
〇全体で数種類の実験があることを確認後、1班につき1つの実験を行わせる。
[徹底指導](ポイント)
◎他の班に確実に結果を伝えることができるように、実験手順を把握させ、記録を確実にさせる。
●タブレット端末内に実験結果を撮影させる。
〇実験は班で行う。
〇気づき等の記録はノートにさせる。

Step 1
実験の方法を考え、実行する。






Step2
実験の結果を、正確に記録する。





15分

6 実験結果を共有する。








7 実験結果をもとに考察する。

8 発表する。


[言語活動](設定の意図)
考察の練り上げを班で行うために、各自の気づきを整理し、整理した気づきをわかりやすく他者に伝える活動を行う。

9 本時の学習を振り返る。

T 実験結果を発表して下さい。
C 塩酸に入れても何も起きませんでした。
C 電気を流しても豆電球はつきませんでした。
T 実験からわかったことを話し合ってまとめましょう。
T 班で発表して下さい。
C 塩酸に入れても何も反応しなかったし、電気も流さなかったので、アルミニウムではないと思います。




T 今日の学習で学んだことは何か、ノートに書いて、発表して下さい。

◎結果の確実な共有のため、わかりやすく伝えさせる。
●発表の際には、結果がわかる画像を提示させる。
[能動型学習](ポイント)
◎実験結果をもとに、相手意識を持った発表ができるように表現の工夫をする。
●タブレット上の画像と、ノートに書いた気づき等をもとに考察を出し合い、班で考察を完成する。
【評価】
(思考・判断・表現)
B:
取り出した物質について、実験の結果をもとに考察し、自分の考えを表現している。
A:
取り出した物質について、実験の結果と予想した内容をもとに考察し、自分の考えを表現している。
【ノート】
【発表】






7分

10 状態変化と化学変化の違いを知る。T 食塩が水に溶けることと、塩酸が金属に溶けることは、とけ方の種類が違うのです。〇同じ「溶ける」でも、全く違う変化であることを説明し、詳細は中学校で扱うことを知らせる。※Bに達していない児童
への手立て
・表現のまとめ方について、文例を提示する。