2学年 「物質量と化学変化(化学変化の量的関係)」
授業者 熊本工業高等学校 北口 美佳 教諭


◆ ICT活用のポイント

(1)

教師の活用

パソコン1台でも,生徒に活用させることができる。

 
Excelシートに入力させることで,即時に班ごとの結果を比較することができる。
計算する過程より,結果・考察を時間内に終えたい時に便利である。

◆ 本時の展開
 (1)
  

 
目標
  

 
・炭酸カルシウムと塩酸を反応させる実験を通して,化学反応式の係数の比が,係数の比と一致することを理解する。
・理論値に近い測定値を得るため,実験操作を丁寧に行い,実験技能を身につける。
 (2)展開 


過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される生徒の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入15分

○炭酸カルシウムと塩酸の化学反応式を考える。

○本時の実験で使用する炭酸カルシウムや塩酸の物質量を求める。


炭酸カルシウムと塩酸を反応させて,化学変化の量的関係を理解しよう。

○炭酸カルシウムを主成分とするものに,卵の殻や貝殻があることを伝え,それらに塩酸を加えると何が発生するか考えさせる。


○実験の目的をはっきりさせるために,実験に使用する物質について,物質量を求めさせておく。

展開30分

○実験の説明をよく聞いた上で,実験を始める。

 

○結果を適宜,パソコンに入力していく。記録をすることも忘れない。


○片付けをし,結果の整理と考察をする。
○発生した二酸化炭素,反応させた炭酸カルシウムと塩酸の物質量の比と,化学反応式の係数の比を比較する。








○コニカルビーカーに塩酸を入れた段階で,質量を測定し,記録する事を忘れないようにさせる。
○炭酸カルシウムを加えるたびに,十分に反応させ,反応が終わってから質量を測定するようにさせる。
○結果を,教卓にあるパソコンに入力するようにさせる。1台しかないので,まとめて入力するのではなく,空いているときに適宜入力していかせる。
○早く実験が済んだ班は,考察を始めるよう,指示する。
○すべての班が入力を終えたら,片付けの指示をする。
○二酸化炭素の物質量を求めさせ,化学反応式の係数と物質量の関係を理解させる。


・評価1【観察・実験の技能】
    (実験の操作と結果)
・評価2【関心・意欲・態度】
    (実験に取り組む様子)

書画カメラ

 

 

プロジェクター
パソコン












 

終末5分

○本時の復習をする。

○5.0gの炭酸カルシウムを完全に反応させるには,あと何mLの塩酸が必要であったか考えさせ,本時の復習とする。