1学年 「サイバー犯罪とセキュリティ対策」
授業者 人吉高等学校 有馬 千秋 教諭
◆ ICT活用のポイント
(1)

教師の活用

前時の復習をプレゼンテーションで掲示し、確認する。
例としてSNSの画面を掲示し、イメージをふくらませる。

 
なぜSNSから個人情報が漏れていくのか、個人情報保護への意識が変わっていく過程を疑似体験しながら考えていく。


◆ 本時の展開
 (1)
 
目標
 
SNSの特性を理解し、個人情報保護への意識を高めていく上で、物事を多面的に捉え、起こりうる危険を想像する力を身につける。
 (2)展開 


過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される生徒の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入5分1 本時の学習内容を確認する。
「SNSと個人情報」
(T)個人情報とは何でしょう。
(C)名前や住所、電話番号。個人を識別できる情報。

課題(めあて)
個人情報の在り方について考える。
・本時のテーマをパワーポイントで掲示する。






プロジェクタで本時のテーマを掲示する。




展開40分

2 インターネットでのコミュニケーションの種類について確認する。
(T)コミュニケーションにはどんなものがあるか。
(C)メール、掲示板、チャット、
Facebook、mixi、LINEなど。
(T)SNSの意味について確認してみよう。


3 SNSを例に個人情報について考える。
(T)①SNSに登録された情報から予想される人物像を考えてみよう。
(T)②登録された情報から、その人に起こる危険を挙げてみよう。
SNSに登録された情報
(1)1日目…氏名、出身地、出身高校、生年月日
(2)5日目…性別、居住地、職歴、顔写真
(3)1ヶ月後…交際相手、今後の予定がわかる日記、自宅周辺の写真
     

(C)ネットストーカー、なりすまし、いやがらせ、空き巣 など。

 

【言語活動】(設定の意図)
SNSの「影」の部分を予測でき、安全にコミュニケーションツールとして活用する意識を持つ。

 

(T)公開してよい情報とそうではない情報にわけてみよう。

・日頃利用しているコミュニケーションの種類や形態について発問しながら確認する。






 


・登録された日の情報から人物像や、その人物に起こりえる危険を想像させる。


◆思考・表現(プリント)
【B基準】多面的な視点で危険を予想できているか。

【A基準】個人情報を正しく理解し、登録された情報を組み合わせることで多くの危険を予測できているか。

<B基準に達していない児童への手立て>
・第三者として想像するよう促す。
・安直に「利用しない=安全」という結論にならないよう発問に注意する。

徹底指導(ポイント)
いくつか組み合わせることで本人を識別できる情報=個人情報

 

 

 

 

 

 


・プロジェクタでSNS画面を掲示する。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

終末5分4 本時の内容を確認する。

・SNSトラブルのニュースをプロジェクタで掲示し、個人情報保護の意識を持たせる。