2学年 「酸と塩基(酸と塩基の強さ)」
授業者 熊本工業高等学校 北口 美佳 教諭




授業映像

学習指導案
 


◆ ICT活用のポイント

(1)

教師の活用

スライドを活用することにより,復習の板書をする時間を短縮できる。

 
教科書出版社のデータを利用することで,教材の準備に時間をかけず,教科書にリンクしたものを提示することができる。

 
視覚的に本時の復習をすることができ,次時の導入でも同じスライドを利用することができる。

◆ 本時の展開
 (1)
  
 
目標
  
 
・代表的な酸・塩基の強弱を知り,酸・塩基の強弱は電離度によって決まることを        理解する。
・多段階の電離について,電離する様子を反応式で表すことができる。
 (2)展開 


過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される生徒の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入15分

○前時の内容を思い出す。


○演示実験を見て,電灯の明るさの違いが何によるものかを考える。

酸・塩基に強弱があることと,その理由を知ろう。

○スライドを黒板に映し,アレーニウスの酸・塩基,ブレンステッドの酸・塩基の定義の確認をさせる。

○濃度が等しい強酸と弱酸の水溶液に電極を入れ,電灯の明るさの違いを見せる。イオンの数の違いによるものであることが予想できるよう促す。

【ICT】
塩酸の電離式のスライド(CG,東京書籍)
【演示実験】
酸の強弱による電灯の付き方の違い
展開30分


○スライドの写真や演示実験の結果を通して,電離度について理解する。

 





○酸(塩基)の強弱と電離度の関係を理解する。
○強酸3つ(塩酸,硝酸,硫酸)と強塩基4つ(Na
 K,Ca,Baの水酸化物)を覚える。
○多段階の電離があることを知り,硫酸の2段階に電離する様子を,2つの反応式で表す。
 (教科書115ページの問4)

○電灯の明るさや水素の発生量の違いから,水溶液中のイオン濃度の違いであることに気付かせ,酢酸がすべて電離していないことを理解させる。
○電離度は,溶解している酸(塩基)のうち,電離しているものの割合を表したものであることを理解させる。
○酸(塩基)の強弱と電離度の関係を理解させ,具体的な物質を示す。
・酸(塩基)の強弱と酸(塩基)の濃度
や価数は関係ないことを伝える。
○リン酸の多段階電離を説明し,教科書115ページの問4(硫酸の多段階電離)を考えさせる。


・評価1【思考・判断・表現】
    (演示実験からの考察)
・評価2【関心・意欲・態度】
    (授業に取り組む様子)

塩酸と酢酸の電離の様子(CG,東京書籍)

 

 

 

机間指導







終末5分

○本時の復習をする。


 

○酸(塩基)の強弱は電離度によって決まること,強酸3つ・強塩基4つについて,再度確認させる。

まとめのスライド