競技大会

令和3年度第38回全国商業高等学校英語スピーチコンテスト熊本県大会

令和3年10月2日(土)水前寺共済会館グレーシアを会場に、令和3年度第38回全国商業高等学校英語スピーチコンテスト熊本県大会が開催されました。昨年度同様に開会式、閉会式を省略し発表時間に集合し発表後は帰宅する方式で行いました。他の発表者を見たいという要望から今大会は参加関係者にYouTubeliveで発表の様子を限定公開しました。

 

◆レシテーションの部に7名、スピーチの部に5名、計12名(7校)が参加しました。

  レシテーションの部は、5つの課題文から1つを選択し、暗唱します。

◆スピーチの部は、身近なことで自分の最も関心のあることを英作文しスピーチします。

 

『結果は以下のとおりです。』

1.レシテーションの部

  最優秀賞   熊本市立千原台高等学校    デグズマン アリーア ジャネル さん

  優秀賞    熊本中央高等学校       宮广 琴美 さん

  優秀賞    熊本県立熊本商業高等学校   白坂 華恋 さん

 2.スピーチの部

  最優秀賞   熊本県立翔陽高等学校     東良 柚菜 さん

  優秀賞    熊本県立熊本商業高等学校   虎﨑 茉奈 さん

  優秀賞    熊本市立千原台高等学校    林田 リルブリッジ さん

 

※講評については後日、掲載いたします。

なお、全国大会出場についての実施要項を掲載しています。ご確認ください。

 >---------------------------

熊本学園大学 教授 米岡ジュリ先生からの講評

令和3年度第38回全国商業高等学校英語スピーチコンテスト熊本県予選時の講評をいただきましたので、そのまま掲載いたします。

  

Speech contest comments

コロナ過の中、去年に続き二年目のソーシャル・ディスタンスを取りながらのスピーチコンテストでしたが、参加者を始め、スタッフも一所懸命頑張ってくれて、とても良い大会になったかと思います。関係者全員、お疲れ様でした。

 Speech部門もRecitation部門も、特に学生たちのほぼ完ぺきな暗記力に関心しました。日ごろの練習を重ねて、全体的に完成度の高い発表が多く、皆さんも満足できたのではないかと思います。発音に関しては、例年よりレベルが高いというジャッジの評価もあり、特にリエゾン(連音)もよくできていた。声もよく出て、アクリルパーテーションがあってもよく聞き取れました。ジェスチャーも自然なものが多く、本当に見についていた気がしました。ただ、eye contactに対して少し不十分、不自然な方もいました。また、目立っていたのは子音の削除でした。特に語尾のSは単なる音ではなく、時に複数や3人称の大事な文法役割もあるので、皆さん大切に発音をしてあげてください。また、標準英語には、日本人が苦手なr/l/v/s/shもあれば、フィリピン人の苦手なfやp/t/kの有気音もあります。それぞれ、初聴者の理解を妨げうる発音の弱点を把握し補う必要があります

 Speech部門に関しては、それぞれ面白いテーマではありましたが、今回時に気になったのはタイトルでした。せっかく頑張って書いた自分の思いなのに、後で「なんでもいいからタイトルを付けよう」という印象のタイトルが多かったです。Brighter Futureではなく、Importance of the Kumamoto Baby Post; To live with Compassionではなく、Save a Life through Safe Driving; A Gesture of KindnessよりもKind Words changed my Lifeなど、具体性のある、ワクワクさせるタイトルの付け方を考えてみてください。後、表現力も大切ですが、元の文章が不自然だと台無しになります。「ネティブチェック」一つだけで足りない場合があります。できれば、複数の人に見せたり、何回か読んでもらったりすることを進めます。

  しかし、皆さんの思いも頑張りがよく伝わり、審査員一同を代表して、感動とお礼を述べたいと思います。楽しかったひと時でした。これからも自己表現のための英語への思いを寄せ続けて、今後の人生にますます役立ててください。

>----------------------------

大変勉強になりますね。

表現力の中でも、英語による表現はなかなか敷居が高く感じると思いますが、このWebを読まれている方々の英語力向上を願っています。

>----------------------------

令和3年度第38回全国商業高等学校英語スピーチコンテスト開催方式ついて

 【開催方法】

      (1)もしくは(2)のいずれかの方法で開催

 (1)全商会館にて

   午前(レシテーションの部)・午後(スピーチの部)に分けて実施する。

 (2)動画審査による方法

   全商会館には参集せず、事前に出場者がパフォーマンスをした動画を録画し、審査員が  

   審査する。

  (動画の詳細は、開催方法が動画審査と決定した際に連絡する)

 

【開催方法の決定】

   11月13日(土)の理事会において、新型コロナウイルス感染症のまん延状況を踏まえ

   て 開催方法を決定し、11月15日(月)以降に通知予定です。