商業教育の目的

人と人をつなぐ未来のビジネスリーダーの育成


多様化する現代社会

 私たちの住む現代社会は、国際化、情報化が日進月歩の勢いで進んでいます。
さらに高齢化、女性の社会進出などさまざまな要因が加わり、それにともなって、経済の動きや企業の活動も、ますます多様化しています。このように変化の激しい社会では、将来の職業の選択の幅は広がっても、「何を基準に職業を選ぶのか」「自分はどのように社会とかかわるのか」「その先の未来はどう変化するのだろうか」などのさまざまな迷いや疑問がおこってくるでしょう。それらの重大な問題を、皆さんは自分自身で解決していかなければなりません。


職業の知識と技術を身につける

 こういう時代だからこそ、複雑な経済社会の仕組みや動きを学び、理解したり、優れた職業の技術を身につけながら、「どのような生き方をすべきか」「身につけた技術をどんな職業に生かすのか」「自分の能力を生かす職業は何なのか」と、早いうちから職業意識に目覚めることは、非常に大切なことなのです。

 商業教育は、未来の変化を読み取り、専門的な職業能力や、職業に対する選択眼を養い、社会の変化への対応能力をつけることにもつながっています。


将来をみつめ、専門性を伸ばす 

 社会の多様化にともなって、さまざまな職業の専門化が進んでいます。専門性を重視した商業教育では、社会の多様化に応じて、マーケティング・ビジネス経済・会計・ビジネス情報の分野にわたり、多くの専門科目を設けています。これらの専門的な学習によって、社会にでてすぐ役立つ実務的な知識を身につけたり技術を習得することができます。また、社会人としての教養ともなり、あなたの自信をつちかうことにもなるでしょう。

 

※全国商業高等学校長協会/(財)全国商業高等学校協会より引用