園芸科学科 2学年 「携帯電話の利用について」
授業者 北稜高等学校 吉田 充 教諭
◆ 本時の展開
(1) | 目標 | ①携帯電話を介した様々なトラブルを生徒たちが共有するとともに、その発生の傾向や頻度の高さなどを知り、携帯電話が単なる便利な道具ではないことを自覚する。 |
(2) | 展開 |
過程 | 学習内容 | 生徒の学習活動 | 指導上の留意点 |
導入5分 | ・グループ分け。 ・携帯電話に関する様々なデータを見る。 ・携帯電話を介した事件等のマスコミ記事を見る。 ・本時の目的の確認。 | ○指定されたグループに分かれる。 ○携帯電話が生活の中に浸透し、不可欠な道具となっていることをデータで確認する。 ○便利な反面、多くの事件が発生していることを思い起こさせる。 ○本時の目標を確認する。 | ・意見が活発に出やすいようなグループ分けを行う。 ・携帯電話の必要性を認識させながら問題を多く抱えていることも認識させる。 ・本時が携帯電話の有効活用を促すものであることを認識させる。 |
展開35分 | ・携帯電話が有って良かった点を書き出す。 ・携帯電話で困った点を書き出す。 ・意見の整理。 ・グループ内での意見の集約。 ・意見の発表。 ・各グループの意見を集約する。 ・携帯電話で困った点に絞り討議する。 ・意見の発表。 ・各グループの意見を集約する。 | ○与えられた用紙に自分で経験又は考えた良かった点、困った点を書き入れる。 | ・授業の進め方を把握させ、各生徒から意見が出やすい雰囲気を作る。 ・どの意見も間違いではないことを生徒に自覚させる。 ・意見の集約がスムーズに行われるように促す。 ・発表された意見の共通性を見い出すことで、誰にでも 起こりうる可能性を指摘する。 ・再度、問題点の発生原因を討議することを促す。 ・発表された意見に再度共通性がないかを各自で考えさせる。 |
終末10分 | ・携帯電話の良い点と問題点の再確認。 ・有効活用するために、どんなことを我々が注意しなくてはならないかを確認する。 | ○問題点として挙がった中に自分自身が経験したものがないかを確認する。 | ・各グループからの意見と似た経験などがないかを考えさせる。 ・問題発生には必ず原因があることを認識させ、その原因を作らない心掛けと行動が重要であることを確認させ、携帯電話を今後どのように使用したらよいかを考えさせる。 |