熊本県商業教育ネットワーク通信事務局blog

令和4年度 第31回 熊本県高等学校生徒商業研究発表大会 

【学校名】 熊本県立 水俣高等学校
【発表タイトル】

私たちの水俣〜マップづくりへのチャレンジ〜
【研究の概要】

水俣市の環境への取り組みに重きを置いて、それを分かりやすく伝えるすべがあればより環境都市としての水俣を多くの人に知ってもらえるのではないかという視点から、環境に良い場所やものを紹介することより、環境モデル都市水俣を知ってもらい、意識してもらえるのではないかと考え、研究を進めた。

水俣市に住む私達でさえ水俣市の環境への取り組みや施設について知らないことが多いという現状、その打開策として、環境とSDGsを結びつけた環境都市水俣を知ってもらうためのマップづくりスタート。視覚的に情報が分かりやすく伝わるマップづくりをするためにはどうすればよいかという課題に直面した。また水俣を訪れたことがない人や環境都市であることを知らない人に向けに、環境都市としての活動や取り組みを広める仕組み作りを目指す。私たち自身が水俣のことについてまだまだ知らないことがたくさんあるということに気づかされた。環境マップを作成することで一人でも多くの方に環境モデル都市水俣の取り組みや魅力が伝わればと考え、研究を続けていく。

 
【審査員講評】

・SDGs 適時性があり、良い視点。環境都市の更なる情報発信として水俣しかできない研究です。

・マップ作りの取り組みで改善されたマップは質が高く、自治体や各施設に掲示していくまでの取り組みの成果を今後期待します。

・環境都市水俣とSDGsを結び付け、アピールする方向性はとてもわかりやすく、伝わりやすいと思います。

・パワポの画面にもっと工夫(画像、動き、色使いなど)がるともっとよくなると思います。

・説明資料には、文章を補完する写真や図を積極的に使うともっと見ている人に理解が深まり、印象も向上すると思います。具体的な数字として、認知度が向上したかどうかがあればもっと良かったと思います。

・学校でのごみの分別など地域全体としての取り組み内容は素晴らしく、それを広めたいという着眼点は優れている。施設を書いたマップだけでは伝わりづらく、それぞれがどういう施設かを伝える必要があろう。

 

 

【学校名】 熊本県立 翔陽高等学校
【発表タイトル】

地元の銘菓銅銭糖を後世に引き継ごう!プロジェクト
【研究の概要】

大津町は古くは宿場町として栄えた町で、「銅銭糖」は、旅人たちが持ち歩く銅銭から着想を得て、落雁とあんこを用いたお菓子を作り上げたと言われている。参勤交代で使われていた豊後街道沿いには、かつては20店舗以上の銅銭糖を販売する店舗が立ち並び、多くの旅人や地元住民に愛されていたが、少しずつ店舗数が減少し、今では3店舗で販売されるのみとなっている。「銅銭糖」は、200年以上前から愛されていた銘菓。昨今の新型コロナウィルス蔓延による観光客の減少と相まって、販売数減少や後継者不足などの課題を抱えており、存続が危ぶまれている。私達は地元大津町の歴史や沿革などを調べる過程でそのことを知り、「銅銭糖」を後世に残すための活動を何かできないか、考え、実行していくことにした。翔陽高校生の「銅銭糖」知名度にアンケートを実施、その結果を元にしてまずは銅銭糖の知名度を上げる活動をしていこうと考えた。校内だけの活動では、「銅銭糖」の知名度UPに繋げ、後世へ銅銭糖を販売するお店を残す助けになるきっかけを作った。次はもっと広い視野で活動を行うことが目的を達成に繋がると考え、現在、私達は大津町を巻き込んで何かできないかを考えたり、大津町在中の小中学生に向けた「銅銭糖」の普及活動が何かできないかを考えている。
【審査員講評】

・資料が丁寧に作りこんであり、わかりやすく、力を合わせた発表に好感が持たれました。調査には生の声が多く使われていて説得力がありました。

・アンケート結果から活性化策を導いたこと、販売の際に商品背景(ストーリー)を一緒に伝えたこと、そのための企業インタビューという労を惜しまなかったことなど、一連の取組に整合性と大きな努力が感じられた。

・地域の課題を、銘菓に結び付けるのはおもしろい。成果に結びつかなかったようですが、商品企画は自分たちでもできるのでは?今後に期待します。

・知ってもらうことでの効果が「購入すること」もあると思いますが、もう少し違う視点があればと思いました。

・地域、自治体などを巻き込みながら持続可能な研究に励んでください。オリジナル商品が楽しみです。

 

 

【学校名】 熊本県立 熊本商業高等学校
【発表タイトル】

「横の『繋がり』から縦の「繋がり」へ ~継続可能な取り組みを目指して~」
【研究の概要】

昨年2月より、本校マーケティング部はKKRホテル熊本様との商品開発、販売活動を行ってきた。「コロナ禍で韓国旅行に行けない方々に、少しでも旅行気分を感じてもらいたい」という思いで、「韓流ダイナマイト弁当」が完成した。「今までにない発想だった」とお褒めの言葉を頂き、畜農産物市場you+youくまもとでの常時販売も行われるようになった。昨年夏、KKRホテルでスイーツの開発・販売が可能になることを聞き、過去の先輩たちが築き上げたノウハウを活かし、先輩方が築き上げたKKRホテルとの「繋がり」を大切にし、その意思を受け継いで、スイーツ開発に取り組んだ。今までの取り組みは、単発的なものが多く、翌年以降の取り組みに繋がっていかなかったことが課題であった。KKRホテルはとても協力的であり、継続性を持った取り組みが可能であると感じ、「私たちが開発する商品」や「私たちが販売実習をすること」に対する「信頼」や「実績」も生まれ、私たちの後輩の活動につなげていくことができると考えた。昨年度、私たちは「生産者と消費者を『繋ぐ』役割を、私たち商業を学んだ者が果たすことができる」ことを研究したが、これを「横の繋がり」としたとき、企業との継続的な活動や先輩からの思いを受け継ぎ、後輩たちへ託すことは「縦の繋がり」として捉えることができるのではないかと考え、「企業と継続的に取り組み、信頼と実績を高めることで、企業の売上増に寄与することができるとともに、後輩たちへその取り組みを繋げやすくなる。」という仮説を立て、研究を進めた。
【審査員講評】

・議論を重ねたからこそ、製品の完成度が高くなり継続的な関係性の構築につながっていると評価できる。

・中長期的な持続可能性の視点は重要で、評価が高い。仮説から実践まで、企業との関係を作りながら実践できている。

・商品の企画力が高く、今後も企業とコラボして継続してほしい。発表の流れがスムーズでよかった。

・生徒さんから多くの企画を提案し続け、実践するとより充実したものになると思います。

・成果に見合った笑顔が、発表で見られたらなおよかったです。

 

 

【学校名】 熊本県立 阿蘇中央高等学校
【発表タイトル】

総合ビジネス科を私たちも救いたい~ 先輩の意志をつなぐのは私たち ~
【研究の概要】

研究対象は、阿蘇中央高校総合ビジネス科の令和3年度の検証と令和4年度の取組である。令和3年度の検証としては、「入学者数倍増計画」として先輩たちがコロナ禍の中での取組の検証を行い、令和4年度の取組としては、校外での活動を再開させた経緯と、阿蘇校舎の懸案事項であった「開かない売店問題」を私たちのチカラでこじ開けることである。

昨年度に苦しい状況の中でも最初の一歩を強く踏み出された先輩方の意志を感じることができ、それをつなぐのは私たちであると強く認識できた。今年度は、校外での活動を再開し、その中で総合ビジネス科を地域や中学生にアピールし、校内にある問題にも総合ビジネス科だからこそできる、総合ビジネス科にしかできない解決への取組を始めることができた。研究の副産物として、昨年度より導入された学習端末(Chromebook)を活用することで、従来の研究のスタイルから、新しい研究スタイル(時短・効率化・meetによる遠隔会議・負担軽減)を実現できた。学校の内と外からバランスよく活動を行う事により、総合ビジネス科の魅力を生徒も地域も体感してもらえるのではないかと考え、研究を進めている。
【審査員講評】

・着眼から意思表明まで、構成と流れがよくまとまっていた。難しいテーマに対して実践を積み重ねる姿勢に、熱意と思いが伝わってきました。

・毎回反省会を行い、一つ一つ改善している取り組みは素晴らしい。活動としてはまだ完璧ではないが、今後の課題の把握も適切であり、今後の活動に期待が持てる。

・コロナの影響がこんなところにもあるのかと思いました。工夫と改善の発表内容は、わかりやすかった。

・まず概要の説明がよかった。パワポでもどこを説明しているのかわかるような視覚的な効果があった。自分たちの力で課題を解決し、改善につなげていく取組とその中で成長していることがよくわかりました。

・学校の入学者増にもつながり、企画される生徒さんの学習にもつながる良い取り組みですね。

・他にない視点の取り組みで興味深い。課題を解決するために考え、実践するなかに面白みがあると思う。

 

 

【学校名】 熊本県立 鹿本商工高等学校
【発表タイトル】

地域に貢献 ~商工スタイル~
【研究の概要】

コロナ禍で地域のイベントでの販売実習及び校内の販売実習もできず、寂しい思いをしてきた。3年生は学校行事である商工フェスタでも外部の方々との触れ合う機会がないままで、接客技術や商品知識など体験を通して学び、それを地域に還元したいという気持ちが強く商品開発や企画などを研究したいと考えた。

接客マナーを向上させつつ、地域にも貢献するためにはどのような取組をすれば良いのかを考え、「販売実習が未経験のため、実践を行うことでの自らの課題を発見し、適切な対応ができるのではないか。」「鹿本商工だからできる商品を開発・販売し、学校のPRや地域の活性化につながるのではないか。」と2つの仮説を立て、企画、実践、検証していくことにした。

4月に実施された販売実習を通して「接客マナー」(声が出ておらず、商品知識や接客応対ができていない。作業分担ができていない)と「商品開発」(実習で販売した商品が少ない)など、今後の活動の方向性と課題が見えた。まず接客八大用語を声に出して練習を行うだけでなく、下級生が観てわかるように動画を作成した。また外部講師の招聘授業を行い、地域の特産品に目を向け商品開発の開発方法などを学び、商品開発に関わるアイディアを出しながら、内容を吟味し、企業に企画書を出した。地域のイベントや商工フェスタを通して、接客マナーの向上はもちろんのこと新しく開発した商品を販売し、山鹿の魅力を世界へ発信できるよう取り組み、研究を進める。
【審査員講評】

・経験がない部分から作り上げていくことは相当な苦労があると思います。自ら考え、動き出すその一歩が素晴らしいと思います。継続した取り組みを期待します。

・課題の発見とその対策が無理なく導かれていました。個々の成果がつながりを持つとなお良いと思う。

・せっかく企業とコラボしているならば、その内容を具体的に(どういう提案、どんな意見が出た等)示した方が、研究の差別化ができる。動画で技術を伝えるというのはよく工夫されている。

・発表画面に工夫を。課題に対する効果測定、定量的な評価が必要と思います。

 

 

【学校名】 熊本県立 八代東高等学校
【発表タイトル】

食品ロス防止プロジェクト~ビジネスの力で農家を幸せにしたい~
【研究の概要】

産業構造の変化によりサービス経済化が進み、国内の第一次産業は衰退し、食に関する問題は将来を不安にさせる。本校の地元である八代は第一次産業が盛んで、トマトやブロッコリーなど国内屈指の生産量を誇っている。これらは地元の財産だが、このコロナ過にあって外食産業がダメージを受け、売れない時期が続き、燃料費の高騰で費用も膨らんでいる。また、生産しても規格外のものは廃棄されるものが多く、農家にとっては二重苦三重苦であることを知った。日本屈指の生産高を誇る地元の農家が少しでも潤い、元気になることが日本の食を守ることにつながるのではないか、食品ロスを防ぐ手立てがないかと調査を開始。特に廃棄される規格外の野菜に注目した。規格外の野菜は、農家が自分で捨てるか、廃棄するにしても費用が発生する。規格外の野菜をビジネスの力で収益化できれば、農家が幸せになれる一つの要因になるのではないかと考え、研究を進めた。八代の現状を調査するなかで、規格外の野菜を使用した商品を開発していることを知った。それはドライ化したもので、いろんな活用法があること、保存の日持ちがすることにとても魅力を感じた。しかし、この商品はまだ認知されておらず、販路が限定されていた。そこでこの商品の認知度が上げられるように販路の拡大を促すとともにドライ化した野菜で新しい商品開発ができないか模索している。
【審査員講評】

・食品ロスは今後も日本の大きな問題です。御校の対応で八代の農家を元気にしてください。

・日本全体の説明から地元の説明、話の展開、流れが作れている。社会の課題である食品ロスを地元の農家に焦点を当て、連携する企業を見つけ課題解決のステップを踏んでいる。

・販路拡大のためにも生徒のアイディアがキーとなる。東高マーケットでの成功を祈っています。

・地元の強みである農業を対象にしたのは、いい着眼点です。課題も展望も広く支持を得られる内容でした。販路拡大にあと少し考察を加えると一層よかったと思います。

・成果がまだ見えないので、計画だけでも見せてほしかったです。

・様々な関係先へインタビューし、自分たちの足で稼いだ情報をもとに考察している点が優れている。

 

 

【学校名】 熊本県立 上天草高等学校
【発表タイトル】

上天草を広め隊! ~塩パン×不知火~ SDGsプロジェクト
【研究の概要】

上天草市には、「モノ」「トコロ」「コト」「ヒト」といった様々な魅力が点在している。熊本県は、「不知火」の生産は愛媛県をぬいて全国一である。上天草市でも生産農家が多い。不知火を使い上天草のオリジナル商品を開発して県外や市外に広めたいと考えた。SDGsをコンセプトに生産者から規格外の不知火を譲り受け、それを用いて新製品開発に取り組むことにした。完成品を継続的に販売することができれば、上天草市の新しい魅力を県外や市外へ発信することができ、規格外の商品について食品ロスの削減にも繋がる。更には、生産者の利益にも繋がり、生産者や地元産業を少しでも元気づけることができるのではないかと研究を進めた。総合探求の授業時間に全校生徒を対象に「市外の人におすすめしたい場所は?」というアンケート実施、63.7%が「リゾラテラス」と答えた。この店舗では「塩パン」が最も売れ筋商品である。この売れ筋商品と農家で廃棄処分されていた「不知火」を使った新商品を開発することにより上天草市の魅力と知名度をもっと発信できないかと考え、協力を仰いだ。数回にわたる試作の末「塩パンオランジェ」が完成した。製造過程では、原料である不知火のヘタと甘皮以外の95%を使用することで、廃棄量をかなり抑えることができた。7月初旬には200個の限定販売も予定、完売を目指して準備を進めているところである。今後もSDGsに着目し「環境」「社会・文化」「経済」という領域に配慮しながら地域の課題解決のために研究開発を進めたい。
【審査員講評】

・スライドがシンプルで、プレゼンの内容が頭に入りやすかった。柑橘類はジュースにできるが、それでも大量の規格外が廃棄されているなどの情報があればなおよかった。

・魅力あるパンが具現化できたのはよい成果。成果と着眼点とのつながりをさらに深める考察を期待します。

・商品化できたのは大きな一歩、継続して販売できるような課題解決に向けて頑張ってください。

・天草らしさをアピールできる商品になったと思います。商品化までの過程を知りたかった。

・商品開発や広告宣伝、顧客の意見収集、それぞれ品質が高かった。課題を見つめ解決方法を検討しており、次の展開を見据えている。できれば収益の視点もあればさらに良かったと思う。

 

 

 

 

【学校名】 熊本県立 菊池高等学校
【発表タイトル】

「菊池高校愛物語」 第一章 ふれあいを大切に地域活性化を目指して
【研究の概要】

2021年10月30日現在、熊本県では8月に第5波の影響により、当時の県の感染リスクレベルで「3」の状況であったが、菊池市を盛り上げ、地元の活性化を目指して、感染症対策を講じながら「菊高ジャック」を実施し、①菊池市の人口増加のために「スクール婚活」②地元商品の販売のために「菊高ショップ」③子どもたちのイベントでは「子どもたちのハロウィンパーティー」を提案した。好きな人とのふれあい、地元商店の人とお客さんとのふれあい、地元の子どもたちとのふれあいができると考え、研究を進めた。

菊池市長をはじめ、荒木直美さん、菊池市役所(結婚支援事業)、菊池観光協会などと協力したスクール婚活では、男性23名(27歳~44歳)、女性20名(21歳~40歳)の参加があり、6組のカップルが誕生し、1組が今年11月挙式予定である。菊高ショップでは、人吉・球磨地方の復興支援も考えて出店依頼、幅広い地域からの販売実習を考えて実施することにした。コロナ禍の状況での子どもたちのハロウィンパーティーは、子どもたちの安全・安心を第一に感染予防対策を万全にする事を考えた。保護者に対して注意事項のリーフレットの配布、子どもから離れないようアナウンスを何回も行った。消毒については何度もシミュレーションを行い、徹底した。子どもたちの遊ぶ場の提供と高校生とのふれあいを感じることができた。
【審査員講評】

・3つとも素晴らしい企画で、地元菊池を活性化されています。今後も頑張ってください。

・取り組み内容は非常にユニークで一定の成果も見られ、素晴らしい。研究という面では、仮説が弱く、継続性も容易ではない。

・工夫された発表でひとりずつの発言も明瞭でした。研究対象と発表者の関りがもう少し見えるとなお良い。

・生徒が主体となり、地域を巻き込む活動に聞き入りました。次の菊高ジャックも楽しみです。

・婚活の成果に驚き、たくさんの活動成果に感心しました。パワポの画面が切れていたのが残念点です。

・いろんな人の参加があり、地元活性化につなげている。高校を拠点とした取り組みとしては、大変おもしろい取り組みでした。

 

 

 【学校名】 熊本県立 球磨中央高等学校
【発表タイトル】

持続可能な社会を目指して~今、私たちにできること~
【研究の概要】

私たちが授業の中で学んだ「SDGs」の目標11には「住み続けられるまちづくりを」という目標が掲げられている。今回「SDGs」の視点で、「持続可能な社会」を目指して、何か出来ることはないかと考え、①紙の端材を活用した「パソコンの手前に置いて使うノート」 ②規格外苺を活用した「けずり苺のアイス・スムージー」 ③障がい者就労支援施設とコラボしたチョコレート商品「ChocoCha」 ④子ども、高齢者、障がい者、高校生、地域住民で開催「和綿の里プロジェクト」を企画した。また災害を風化させないため、復興のシンボルとして山崎製パン株式会社と協働して、特産品の栗を使ったランチパックを企画、製造、販売。東京や九州・山口地域で約14万個が販売され、1個につき1円が被災地域に寄付され、蒲島県知事にも報告した。

私たちの課題と使命は、商業で学んだことを活かし、豪雨災害を風化させず、地域の方に寄り添って、末永い支援を行うこと。今回、様々な団体と協働したことで、地域の方と「復興に対する思い」を共有することができたこと、そして豪雨災害、コロナ禍の状況が私たちの郷土を愛する心をより高めていること、これが今回の研究の成果である。私たちの住む人吉球磨地域を「持続可能な社会」にするため、地域の皆様と力を合わせて活動を継続していきたい。
【審査員講評】

・すべて数字に基づき検討や評価を行っており、感覚、イメージにとらわれない研究を行っている点が優れている。プレゼン、写真、スピード、音楽などいずれも完璧。

・しっかりと数字によって成果を示されている。SDGsの視点が盛沢山であり、よく理解できていることが伝わりました。地元に勇気を与えていると思います。

・4つのプロジェクトはどれも素晴らしい企画で、災害からの復興に向けて大きな力になっている。

・地元の課題とグローバルな視点とをつなげる活動、発表すべてよかったです。

・たくさんの目新しいアイディアに感心しました。復興と活性化は必ず実現できると思います。

・素晴らしい発表で、よく伝わり、涙が出そうになりました。発表要旨も工夫された仕上がりでした。

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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