2学年 「窒素酸化物」
授業者 熊本工業高等学校 北口 美佳 教諭




授業映像

学習指導案
 


◆ ICT活用のポイント

 (1)

教師の活用


 

導入を簡潔かつ印象に残るようにするため、大気汚染の種類が一目でわかり、実験で発生させる気体がその一部に関係していることが視覚的に捉えられるようにする。


 

実験の方法や注意点、片付けの方法を写真と文字で示し、ループさせることで、生徒がいつでも確認できるようにする。


 

実験で確認し、考察した内容が、身近な環境問題に関係していることを視覚的に確認できるようにする。

 

◆ 本時の展開

 (1)
 
 
目標
 
 

銅と希硝酸を使って一酸化窒素を発生させることにより、一酸化窒素の発生方法と性質、二酸化窒素の性質を知る。また、実験結果より、窒素酸化物が環境に与える影響について考察する。

 (2)展開 



過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される児童の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入10分

○「窒素~」又は「~窒素」という言葉で、知っているものを挙げる。
○「窒素酸化物」が酸性雨の原因の一つであることを知る(確認する)。

実験:一酸化窒素を発生させて、一酸化窒素と二酸化窒素の性質を知ろう。

○「窒素酸化物」という発言があるまで、思いつくままに発言させる。

○窒素酸化物が酸性雨の原因の一つであることを知らせるとともに、窒素酸化物が発生する原因についても触れる。

【ICT】
「大気汚染シミュレーションと環境問題」
(大気汚染物質の種類)

展開35分

○一酸化窒素を発生させて性質を調べる実験を行う。
・実験手順や、実験上の注意点をしっかりと聞く。
・スクリーンで手順などを確認しながら実験する。
・二酸化窒素は直接吸わないように注意する。
・実験の片づけをし、考察を始める。

・班の結果が正しかったのか確認をする。考察の方法を学ぶ。

○実際の器具などを使いながら、実験の手順や注意点を説明する。
○スクリーンに手順が提示されることを伝え、実験を開始させる。
○教室の換気を確認する。
○実験の方法と注意点のスライドは、しばらく提示しておく。
○パワーポイントの表示を片付けに切り替え、早く終わった班は、片付け・考察をさせる。
○結果の確認と考察の確認をする。確認の際、酸性雨の考察に関しては、考察例を提示せず、自分の言葉で表現させるようにする。
・評価1【観察・実験の技能・表現】(実験の操作、ワークシート)
・評価2【関心・意欲・態度】(実験に取り組む様子)

実験プリント配付

【ICT】
「実験の方法と注意点」
机間指導

【ICT】
「片付け」

机間指導

実験プリント

終末5分

○スライドを見て、酸性雨になる仕組みを知る。
・実験結果と結びつけて考察ができているか確認する。

○一酸化窒素は空気中で酸化されて二酸化窒素になること、二酸化窒素は水と反応して強い酸性を示すことなどを理解させる。

【ICT】
「大気汚染シミュレーションと環境問題」 (酸性雨)