カテゴリ:その他 職員研修会
菊鹿地区・荒玉地区合同図書館関係職員研修会
2021年11月29日(月)に菊鹿地区・荒玉地区合同図書館関係職員研修会を菊池市中央図書館及び菊池高等学校図書館で開催しました。
菊鹿地区と荒玉地区合同で研修会を開催するのは2018年の山鹿市、2019年の玉名市に続いて3回目となります。今回は、菊池市立図書館の職員も参加いただき交流や情報交換ができました。
1つ目の研修は「しんぶんビブリオトーク」と題してグループワークを行いました。新聞記事を題材に自己紹介をした後、グループ内で選択した記事に関連する書籍探索、探索した本でブックトークをしました。書籍探索に関しては、記事に直結する言葉がタイトルに入っているものはできるだけ選ばない、本は一人2冊探すという条件付きです。市立図書館の職員に館内の案内をしていただいた後、本を探していきます。中には3冊以上探し出す参加者もいました。
↑探し出した本のリストと新聞記事(権利の都合で画像を加工しています)
協議1ではヤングアダルトサービスにおける公共図書館との連携をテーマに双方で事前に出し合った質問内容を元に共通の課題である「高校生の図書館利用促進」にむけて情報交換を行いました。
研修2からは高校の職員だけで会を進めました。「図書館に対する意識改革 図書館を多目的施設へ」と題して鹿本高等学校の森 孝文司書教諭と藤掛真代学校司書が報告を行いました。
「図書館は読書や勉強をする場」という固定化されたイメージを払拭し、協働学習の場、講演や研修の会場など様々な場面で活用できるスペースに転換し、より多くの生徒が利用できる仕組みや環境作りを組織的に行った。その結果授業での利用時数や貸出冊数の大幅な増加、さらには貸出分野も文学やマンガなどからそれ以外のものに広がりを見せていました。
一方課題として、GIGAスクール構想により整備されたタブレットの活用により図書館利用が低下傾向にあり、その対応が迫られています。
研修3は会場を菊池高校図書館に移し「図書館監査」を行いました。監査の意義や目的を確認したうえで2つのグループに分かれて図書館業務に関する15項目をチェックしました。
2015年度第1回菊鹿・城東地区研修
瀬口大津高校長の挨拶の後、午前中は2学期の図書館行事を中心に各校の活動を報告し合いました。
続いて大津高校の事例を元に学校図書館と公共図書館の連携についてそれぞれの立場から話し合いました。連携の第一歩は「お互いを知ることから」です。
午後は島根県から宍道勉先生をお迎えし、「マイフェイバリットブックス」の演習を行いました。
まず、ペアを組みテーマを出します。出されたテーマは抽選でペアに返されます。ペアはテーマを理解(レファレンス)し、それに沿った本を書棚から選び出して(この際タイトルにテーマが入っているものできるだけを避ける)ブックトークをします。
その後、各人が持ち寄ったブックリスト「生まれてからこれまでに読んだ本」を元に語り合いました。
午後の研修については、翌日開催された西日本図書館学会秋季研究発表会での宍道先生研究発表の中でもふれられました。