2学年 自他の権利の尊重
資料名 『カメラ付携帯電話のマナー』
(出展:情報モラル研修教材2005 独立行政法人教員研修センター)

ワークシート
授業者 高森町立高森中学校 薮田 挙美 教諭


◆ ICT活用のポイント

 (1)

教師の活用

 ・

課題提示の場面で、電子黒板を用いて資料を提示することで、資料への理解を深める。


 (2)

生徒の活用

 
 

発表の際に電子黒板の拡大機能とペン入力機能を使用して、視覚的に表現できるので、自分の思いや考えを他の生徒に伝えやすくする。


◆ 本時の展開

(1)
 
目標
 
日常の中にある違反(著作権法)に気付き、自他の権利を尊重しながら、 生活に活かしていくための知識と心構えを身につける。
(2)
展開 



過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される児童の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入5分

1 アンケート結果を見て、携帯電話への意識について知る。

課題 ケータイの使い方を考えよう。

・電子黒板にアンケートの結果を提示して学級の傾向をつかませ、本時の内容の必要性に気づかせたい。電子黒板

展開前段20分









展開後段15分

2 資料を見て、考え話し合う。
(T)A子さんの何が問題でしょう。
(C)写真を撮ったこと。
メールで送ったこと。

(T)なぜ、この行為が問題になるのでしょう。
(C)出版社や店の人に迷惑。
雑誌が売れない。
著作権の侵害。

(T)どうすれば良かったでしょう。
(C)雑誌を買えばいい。
電話で教える。
買ってから写真を撮る。
買ってからメールする。


3 「自他の権利の尊重」という視点から、新しく出た課題について考え、グループで話し合う。
(T)雑誌を買って写真を撮るのは
(T)撮った写真をメールに添付したらどうでしょう。

【言語活動】(設定の意図)
理由を含めて意見を聞くことで、これまで自分が気づけなかった考えに触れさせたい。
C)買っているからいい。
写真を撮るだけならいい・だめ。
メールで送るのはいい・だめ。
買っていてもだめ。
・電子黒板やイラストを用い、資料の理解を深めさせたい。
・資料を見せた後、どこが問題なのか、何が問題なのかについて発表させる。
・写真を撮って、メールをすることにより、損害を受ける人が出てくることに気づかせたい。
・本人に罪の意識がなくても他人の権利を侵害することがあることに気づかせたい。
・生徒の答えから新しい課題を2つ取り出し、話し合いのテーマとする。




・新しい課題については、話し合いが深まるように「写真を取ること」と「メールを送ること」の2点に絞って考えさせたい。
・班での話し合いの結果は、ワークシートを書画カメラで映しだし、発表内容の理解を深めさせる。



・理由付け、根拠を大切にし、「自他の権利の尊重」という視点から
考えを整理していく。


 

電子黒板
イラスト




ワークシート





ワークシート
話し合い用






書画
カメラ





電子黒板
まとめ10分

4 今後の生活について考えたことを発表する。

(C)使い方を間違うと他人に迷惑をかける。
気づかないうちに他人の権利を侵害しているかもしれない。

・「自他の権利の尊重」という視点から話し合ったことをもとに、今後の生活に活かしていける考え方や心構えを紹介する。
・雑誌を買った人には、写真を撮って自分で活用できる権利があることも確認させたい。