2学年 「細胞のつくりとはたらき」
授業者 水俣市立水俣第一中学校 生田 誠 教諭


◆ ICT活用のポイント

 (1)

教師の活用

 ・

デジタル顕微鏡の画像をテレビに写しだすことで観察の視点を絞る。


 (2)

生徒の活用

 ・ 

ワークシートを実物投影機を使い提示させ、生徒発表を行わせる。


◆ 本時の展開

(1)
目標

動物と植物の細胞のつくりの違いを観察によって見つけ出すこ とができる。

(2)
展開 



過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される児童の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入3分

1 前時の復習をする。

○指名してテンポよく復習をする。

展開42分

2 本時の学習課題を知る。


課題 動物の細胞と植物の細胞の共通点と相違点は何か。

3 観察の手順を知る。オオカナダモの葉とヒトの頬の内側の細胞を酢酸カーミン液で染色して観察する。

4 顕微鏡を使って観察し、ワークシートに記録する。5 グループごとに話し合い、共通点と相違点をまとめる。

【言語活動】(設定の意図)
細胞の共通点と相違点について観察した結果を根拠にして話し合わせることで互いの気づきの交流を図る。








6 発表する。

○綿棒を使ってほおの粘膜をこすり取らせ、素早く染色を行わせる。また、採取者への配慮をする。
○1年次で行ったオオカナダモの葉の細胞の観察を復習し、その時見えなかった部分の染色を行うことを押さえる。

○デジタル顕微鏡の画像をテレビに写し、生徒の観察がうまく進むようにする。
能動型学習(ポイント)
◆科学的な思考・表現(ワークシート)
【B基準】細胞の観察の結果から、動物と植物のつくりの共通点と相違点を見いだし、自らの考えを導いたりまとめたりして、表現している。

【A基準】細胞の共通するつくりとして核や細胞質があること、植物細胞には細胞壁や葉緑体があるが動物細胞にはないことなど、具体的な相違点を指摘し、自らの考えを導いたりまとめたりして、表現している。
〈B基準に達しない生徒への手立て〉
○テレビに映し出した映像や顕微鏡を使って再度観察を行わせる。
○実物投影機を用いて、生徒に発表させる。装置の操作について補助する。

PC
デジタル顕微鏡
ワークシート













実物投影機
終末5分7 本時の学習をまとめる。
動物の細胞と植物の細胞の共通点は核や細胞質、細胞膜があることで、相違点は植物細胞には細胞壁や葉緑体があるが動物細胞に見られないことである。

8 評価問題を解く。

徹底指導(ポイント)
○生徒の言葉でまとめる。