1学年 「信頼しあえる関係」
資料名 「チェーンメールを止めた、その力とは」(自作教材)
授業者 御船町立御船中学校 渡邉 奈央 教諭


◆ ICT活用のポイント

 (1)

教師の活用

 ・
 

課題提示の場面で、電子黒板を用いて資料を提示することで、資料への理解を深めることができる。


 (2)

生徒の活用

 
 

発表の際に電子黒板の拡大機能とペン入力機能を使用して、視覚的に表現できるので、自分の思いや考えを他の生徒に伝えやすくなる。


◆ 本時の展開

 (1)
 
目標
 

友情の尊さを理解して心から信頼できる友情を持ち、互いに励まし合い、高め合う心を持つ。

 (2)展開 



過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される児童の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入10分

1 クラスの携帯電話所持率と主な用途を提示する。
「不幸の手紙」の紹介
(T)携帯電話で、自作のチェーンメールを実際に見せる。

課題 チェーンメールを止めた、その力を考えよう。 
・中学生になり、携帯電話を持ち始めた人が出てきたことに気づく。
・不幸の手紙の「携帯版」の存在を知る。


大型テレビ
パソコン
携帯電話


展開40分

2 自分の行動を考える。
(T)チェーンメールが来たときに、自分だったらどうするか考える。
(C)親しい人、好きではない人、あまり知らない人、など相手によって行動が変わる人もいる。
3 心情を読み取る。
(T)それぞれ、どのような心情でこのような行動をしたのだろうか。
(C)かおるのことを心配している。
(C)自分の今後を心配している。
(C)回してしまった友人を心配している。
4 かおるの心情を読み取る。
(T)知らないところでこのような動きがあっているとかおるさんが知ったらどのような気持ちになるだろうか。
(C)仲間はずれにされて辛い。
(C)みんながそれに乗ったことが辛い。
(C)仲がいい人が止めてくれて嬉しい。

【言語活動】
自分の考えを、登場人物にのせて発表する。他人の考えを聞き、自分の言葉になおしてワークシートに綴る。

5 友情について考える。
(T)真の友情とは、どのような関係だろうか。
(C)心から仲間を思って行動できる。 

・具体的に考えるために、自分と重ねて想像させ、正直に書く。
・「回してしまう」人は発表しにくいと考えられるので、ここではペア活動や班活動を入れない。








・どのような心情から出た行動なのかを、一人一人注目しながら書き出していく。
・登場人物の関係を板書に貼りながら、「心の矢印」を書き込んでいく。
  













 






表情シート







終末5分

3 自分のこれまでの経験を振り返る。

・これまでの経験などを出し合い損得抜きで相手の立場に立って考えることの大切さを感じ取らせる。