5学年 「針と糸を使ってみよう」~見つめよう家庭生活~
授業者 宇城市立三角小学校 宮本ルミ 教諭




授業映像

インタビュー

学習指導案


◆ ICT活用のポイント

 (1)

教師の活用

 

 ・

実物投影機とプロジェクターで、作品や教師の手元を大きく見やすく拡大提示することで、説明や指示を徹底する。

  
 

 ・

デジタル教科書のビデオを活用し、基本的な縫い方の理解を助ける。

 

 ・
 

机間指導時にビデオを活用することで、児童の個人差への支援や学習活動の活性化を図る。


 (2)

児童の活用

 ・

必要に応じてビデオをくり返し視聴し、縫い方の習得に役立てる。

学習成果を伝え合う場面で、実物投影機で自分の作品を大きく映して説明をしやすくする。

 ・
 


◆ 本時の展開
(1)
 
目標

だれに対しても思いやりの心をもち、相手の立場に立って温かく接しようとする心情や態度を養う。

(2)展開 


過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される児童の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入10分

1 学習課題について知る。
(T)フォトフレームを作りましょう。
(C)どうやって作るのかな。

めあて:返し縫いやかがり縫いの仕方を覚えて、フォトフレームを作ろう。

・前時に作成したネームプレートを生かして作ったフォトフレーム作品の見本を提示し、活動への意欲を高める。

実物投影機
プロジェクタ
作品見本

展開 25分

2 縫い方を覚える。
(1)返し縫いやかがり縫いの縫い方を知る。
(2)模型を使って、縫う感覚をつかむ。
(T)模型で一緒にやってみましょう。
(C)戻りながら針を刺すのだな…。丈夫に縫えるぞ。

3 フォトフレーム作りをす る
(T)部分に合った縫い方と手順を説明します。
(C)がんばるぞ。

(C)もう一度ビデオを見たいな。

(C)玉どめの仕方を忘れちゃった…。











 

・ビデオを視聴し、針の運び方や布の重ね方を理解する。。
・教師の手元を拡大提示しながら、模型を使って児童も一緒にやってみることで縫う感覚をつかませる。
【徹底指導】(ポイント)

①縫い方のよさ、既習のなみ縫いとの違いをおさえる。
②返し縫い、かがり縫いの針の運びを確実につかませる。
・見本で布の合わせ方、返し縫いやかがり縫いを使う部分、作業の手順を確認して作業に入らせる。

【能動型学習】(ポイント)

①ビデオや見本は、必要な児童に自由 に活用させる。

②教師は机間指導をし、個への柔軟な 指導ができるようにする。

◆関心・意欲・態度(観察)

【B基準】進んで縫い方の練習に取り組んでいる。

【A基準】模様や縫い方を自分なりに工夫し練習に取り組んでいる。

<B基準に達していない児童への手立て>

○机間指導で助言、励ましを行う。

PC 模型
デジタル教科書





手順カード




前時のネームプレート





終末10分

4 本時のまとめをする。

できた作品や感想を発表す る。
(C)返し縫いは難しかったけど…。丈夫に縫えることがわかりました。

(C)きれいに縫えていて、上手だな…。


【言語活動】(設定の意図)

グループや全体で作品を見せ合いながら、ぬい方の違いや気づいたことを話し合わせ、本時の成果の確認とまとめとする。

5 次時の予告を聞き、後片付けをする。

・児童の作品を拡大して見せながら、学習の成果を伝え合うようにする。

◆知識・理解・(観察・作品)

【B基準】なみ縫い、返し縫い、かがり縫いの違いやよさを理解している。
【A基準】縫い方の違いの他に、それぞれの縫い方をどのように使い分けるかを考えている。

<B基準に達していない児童への手立て>
○見本作品と自分の作品を見比べさせ、修正させる。(課外)

・オリジナル小物作りの計画をすることを知らせ、意欲を高める。

・針の確認等、安全な用具の取り扱いができるように指示する。








小物作品例