6学年 「相手の立場に立って」2-(2)思いやり・親切 
資料名 「今、君の瞳はかがやいているか」(熊本の心)

授業者 菊池市立隈府小学校 河野 圭一 教諭



授業映像

インタビュー

学習指導案


◆ ICT活用のポイント    
       教育用郷土資料「熊本の心」今回の授業では、道徳教育用郷土資料「熊本の心」に
    付属されている「読み物資料」や「教師用指導資料」、「ワークシート」を活用する。
 (1)

挿絵は印刷して、板書に活用する。

(2)

児童が資料の内容を理解しやすいように、巳三郎や活動の写真等は電子黒板を使って拡大提示する。

 

(3)

児童がお互いの意見をよりよく共有するために、ワークシートを実物投影機で拡大提示する。

 

(4)

資料を読む場合は、DVDの朗読再生を活用する。

(5)
 
 
 

終末の部分では、元サッカー日本代表中沢佑二氏のWebページを紹介し、誰かのために損得抜きで活動している人が他にもいることを知らせ、日常の実践につながるようにする。
http://www.bomber22.com/support/support.html


◆ 本時の展開
(1)
 
目標
 

だれに対しても思いやりの心をもち、相手の立場に立って温かく接しようとする心情や態度を養う。

(2)展開 


過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される児童の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入10分

1 困っている人に出会った時の経験を発表する。
(T)困っている人に出会ったとき、どうしましたか?
(C)大丈夫かな・・・。

・困っている人に、どんな気持ちでどのように行動していたか接していたかを発表し価値への方向付けをする。電子黒板
読み物資料
巳三郎の写真等
展開 25分

2 資料「今、君の瞳は輝いているか」を読んで話し合う。
(1)DVDの朗読を聞きながら資料を読む。
(2)谷口巳三郎について知る。
(3)巳三郎の行動について考える。
(T)21世紀農場での取組は、巳三郎のどんな気持ちから生まれたものでしょう。
(C)みんなで助け合いながら、自然を大切にした農法を行う青年を育てたい。
(C)自分のできることは何でも一生懸命にやろう。
(4)考えを班で出し合う。 (5)全体で話し合う。

 

・資料を読む際は、DVDの朗読資料を活用する。
・挿絵などを使い、巳三郎の生い立ちを確認する。
・自分の損得を考えた行動ではなく、タイの人々や地球全体の問題を思いやっての行動であることに気付かせる。
・相手の立場を考えた親切とは、親切な行動を行うだけでなく、相手が何を望んでいるか、また相手にとってどんなことが大切かまで考えて行動することであることに気付かせる。
・意見を発表するときは、実物投影機で拡大提示する。


電子黒板DVDの朗読再生






実物投影機

 

終末10分3 自分のこれまでの経験を振り返る。
(T)今までに、人に親切にして喜ばれたり思いがけない人に親切にされていい持ちになったりしたことはありませんか。


4 教師の説話を聞く。
(T)東北大震災でボランティアに行った人に届いたお礼の手紙や運動会の招待状へのお返事を読んでみましょう。 

・これまでの経験などを出し合い損得抜きで相手の立場に立って考えることの大切さを感じ取らせる。
・お礼の手紙等を紹介し、実践に向けた態度に結び付ける。


評価:相手の立場に立って、思いやりの心を持ち、親切な行為を行うことの大切さを深めることができる。


・Webページを活用し、様々な人が損得抜きで、人に役立つことをしていることを紹介する。

運動会の招待状の返事