5学年 「流れる水のはたらき」
 授業者 高森町立高森東小学校 杉 聖也 教諭



授業映像

インタビュー

学習指導案


◆ ICT活用のポイント

 (1)

教師の活用

 ・
 

展開場面において、実験前後の地面の様子をデジタルカメラで撮らせどのような変化が起こるか予想を明確にして実験に取り組ませる。

展開場面において、実験前後の写真を電子黒板に比較提示させ、電子ペンで書き込みをしながら実験結果を分かりやすく説明させる。

   ・
 
 (2)

児童の活用

 ・
 

終末場面において、デジタル教科書で運搬・侵食・堆積の用語を拡大提示して確実に習得させる。


◆ 本時の展開
(1)目標

流水実験で地面の様子がどう変わるかを調べ、結果を記録することができる。

(2)展開 


過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される児童の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入2分

1 本時のめあてを確認する。
(T)前の時間は実験計画を立てましたね。地面の様子はどのように変わると予想しましたか?
(C)川岸が削られるだろう。
(T)水の量が多くなると、地面の様子はどうなると予想しましたか。
(C)水があふれ出すと思う。

 

めあて
流れる水の働きで地面の様子がどう変わるか調べよう。

・前時の学習で使用したデジタル教科書の写真資料を黒板に提示し、これまでの学習内容を振り返らせる。
・流水実験機を活用して、実際の川の流れをモデル実験で確かめるねらいを確認する。
徹底指導(ポイント)
・実験結果の予想を再確認し、明確な視点を持って地面変化の様子を観察できるようにする。
デジタル教科書

展開 40分

2 実験のやり方を確認する。
(T)地面の変化について予想したことが分かるように、マッチ棒を立てます。また、あとから前後の比較ができるようにデジカメで写真を撮っておきます。
(C)川岸がけずられて崩れるかもしれないな。



3 班に分かれて、流水実験を行う。
(T)実際に実験して調べます。地面の変化の様子を詳しく調べましょう。実験でわかったことや気づいたことをワークシートに書きます。
(C)どんどん削られていくな。
(C)泥や砂が運ばれていくよ。

【言語活動】(設定の意図)

実験を通して気づいたことやわかったことを自分の言葉で記録させる。






・2つの班に分けて観察させる。各班では、水を調節する役、おがくずを流す役、肉眼で確認する役、写真を撮る役を分担させる。

・ 川岸にマッチ棒を差し地形の変化が分かるようにする。
・デジタルカメラでの写真記録の取り方を確認する。
・ 通常の場合と水量が多い場合の2通りで実験させる。
・ワークシートに示した川モデル図に気付きを書かせる。

 

能動型学習(ポイント)

・流れる水のはたらきにより、地面の様子にどのような変化が現れるか予想を元にした視点で写真記録をとらせる。

◆観察・実験の技能(ワークシート)
【B基準】流水実験で地面の様子がどう変わるかを調べ、結果を記録することができる。

【A基準】流水実験で地面の様子がどう変わるかを調べ、予想と比較して結果を記録することができる。

〈B基準に達していない児童への手立て〉

○友達が記録する様子を参考にさせながら実験前後で条件をそろえて記録できるように言葉掛けする。

流水実験機
デジタルカメラ
ワークシート

終末 2分

4 本時を振り返る。
(T)次の時間は実験結果をまとめる報告会をします。
(C)他の班はどんな結果になったのかな。

・実験結果について班毎に説明する報告会を実施することを知らせ、次時の学習活動への意識付けとする。