5学年 「これからの食料生産とわたしたち」 授業者 宇城市立三角小学校 宮本ルミ 教諭 |
◆ ICT活用のポイント
(1) | 教師の活用 | |
・ | 写真や統計資料を実物投影機とプロジェクターで拡大提示して示すことで、課題に対して興味を持たせたり、焦点化したりする。また、資料の読み方などの基本的なスキルについても、くり返し指導を行い身につけさせる。 |
(2) | 児童の活用 | |
・ | 自分の考えを述べる際の根拠となる資料やノートなどを、実物投影機とプロジェクターを活用して全体で共有できるようにし、話し合いに生かせるようにする。 |
(1) | 目標 | 家庭の食生活の変化によって、日本が食料の多くを輸入に頼っている問題に気づき、食糧の自給を高めていくことの大切さを理解する。 |
(2) | 展開 |
過程 | 学習活動と主な発問(T) | 指導上の留意点・評価 | 備考 ICT活用 |
導入 5分 | 1 30~40年ほど前と現在の食材とを比較し、変化について話し合う。 めあて わたしたちの食生活の変化や問題点について調べよう。 | ・昔と今の食事例の写真を並べて提示し、食材の種類や数を比較しやすくする。 ・一年中食べられる物、外国から輸入される果物などにも着目させ、めあてにつなぐ。 | プロジェクタ |
展開 30分 | 2 グラフから読み取ったり、考えたことをまとめる。 食料品別の消費量の変化 食料品別の輸入量の変化 日本と主な国の穀物自給率の変化 耕作放棄地面積のうつり変わり 3 グラフから読み取ったことや 考えたことについて話し合う。
【言語活動】話し合い活動 自分の考えを広げたり、深めたりするために、根拠をもとに話し合う。 (T)気づいたことを出し合いましょう。 | ・ワークシートにグラフ資料を印刷
能動型学習 (ポイント) ・意見の交流の際には、児童のシートやグラフ資料を拡大提示し、理由や根拠を示しながら発言させ、考えを共有できるように板書に整理する。
◆知識・理解(シート・発言) 【A基準】B基準に加え、考えの根拠となるいくつかの資料を関連づけて考えることができている。 <B基準に達していない児童への手立て> ○グラフ資料の読み取りを、視点を提示しながら一つ一つ指導する。
徹底指導 (ポイント) ・食料生産における「問題点」にふれ次時の課題へとつなぐ。 | 実物投影機
|
終末 10分 | 4 学習のまとめをする。 | 徹底指導 (ポイント) 「食生活の変化」「輸入のプラスとマイナス」などの視点を持たせ、シートに自分の言葉で学習のまとめをさせる。・食料生産における「問題点」にふれ次時の課題へとつなぐ。 |