全ての記事 ▼を押しカテゴリを選択すると、地区ごとに御覧いただけます。
「学校図書館大賞2017」決定!
八代・芦北・水俣地区の8校の学校司書が選んだ
「今 いちばん高校生に手渡したい本」です。
投票の結果、学校図書館大賞2017は『かがみの孤城』に決定しました!
作者の辻村深月さんからメッセージをいただきました! → 辻村さんからのメッセージ.pdf
このたびは、「学校図書館大賞」に選んでいただいてありがとうございます。
私にとっても、子供の頃から「学校の図書館」は特別な存在で、
そこで出会った本のひとつひとつから得たことの先に、今、この仕事をしているのだろうと思います。
ポスターダウンロードはこちらから(出版社の掲載許可を得ています) →大賞ポスター(かがみの孤城).pdf
☆ノミネート作品は、以下のとおりです。(作品名50音順)
『あるかしら書店』 ヨシタケ シンスケ(ポプラ社)
『母さん、ごめんもう無理だ』 朝日新聞社会部(幻冬舎)
『顔ニモマケズ』 水野 敬也(文響社)
『かがみの孤城』 辻村 深月(ポプラ社)
『10年後、君に仕事はあるのか?』 藤原 和博(ダイヤモンド社)
『ぼくは君たちを憎まないことにした』 アントワーヌ・レリス(ポプラ社)
『本の子』 オリヴァー・ジェファーズ(ポプラ社)
『昔話法廷』 NHK E テレ「昔話法廷」制作班(金の星社)
◆選考の様子◆
平成29年度第3回天草地区研修会
以下、担当校からの報告です。
研修Ⅰでは年度末総括を行った。共通書式を元に各学校の課題を整理した。続けて各学校文化祭報告を行い、次年度に向けてアドバイスをもらう有意義な研修となった。特に、生徒図書委員会活動などに関する新しいアイディアとして、上天草高校の取り組みが注目された。
研修Ⅱでは、テーマ「国際問題」を柱にブックリスト作成を行った。最終的にはテーマ以外にも各担当者による推薦資料が約40冊紹介された。ブックリストからは、各学校図書館における日常的な生徒との関わりや授業支援の様子が垣間見え、毎回、刺激を受ける選書の場となっている。
研修Ⅲでは、「利用者を呼び込む図書館アイテム作り」として、市販菓子を模倣した「チロルチョコマグネット」作成を行った。図書館内外での広報活動や、館内レイアウトに活躍する魅力的なアイテムでもあり、今後は生徒図書委員会活動にも取り入れられると好評であった。
今回は、会場校の校長から名産品の差し入れなどもいただき、会場校全体で図書館研修を応援していただいた。館内には授業利用の成果なども多く展示してあり、日頃から、図書館と学校全体が強く結びついている様子が伝わった。
天草地区では学校司書6名・教諭2名が集うことで、様々な視点で自らの図書館運営を点検し、相談し合うことで各学校の図書館充実を目指す研修の機会となっている。また、一同に集う貴重な機会を活かし、相互貸借資料のやりとりなども効率よく行っている。今後も地区全体でレベルアップしながら、各学校でさらに利用される図書館づくりに取り組んでいきたい。
平成29年度第3回菊鹿地区図書館関係職員研修会
平成30年2月20日(火)、研修会を実施しました。
午前中は菊池高校を会場に、各校の2学期末から3学期までの活動報告、年間反省を行いました。また、今年度から始めた図書館監査を実施しました。会場校図書館を司書が監査することでより良い図書館にしていこうという試みです。仕事を15の観点から三段階(〇△✕)評価し、後日どう改善したかを報告します。
天草市小中学校司書、図書館見学
平成29年12月8日(木)13:30~15:00 天草拓心高校本渡校舎図書館において、天草市小中学校司書の研修会が開催されました。学校司書18名、公共図書館司書1名、天草市教育委員会担当者1名、高校司書3名の参加がありました。今回は、事前に要望のあった内容を中心に実施しました。
最初に「POP研修」として、天草工業生が授業や委員会活動で作成したPOPを紹介し、参考資料としてPOP講師の作品も紹介しました。
次に、高校図書館で大人気の「ブラックボード研修」を行ないました。使いやすいグッズの数々が熱く紹介された後に、実際に体験してもらいました。また、追加で折り紙を使ったデコレーショングッズを教えてもらいました。
最後に、「高校図書館の選書」について、天草地区各高校の図書館便りや天草工業高校の選書基準などを例に挙げ、情報交換を行ないました。
参加された司書からは、デコレーショングッズに関する質問や、小中学校でのブラックボードに対する反応なども聞かせていただき、大変楽しい研修となりました。今後、無理のない形で親睦を深め、相互に連携を深めていきたいと思います。
平成29年度第2回天草地区研修会
平成29年11月28日(火)、天草工業高校を会場に研修会を実施しました。
以下、担当校からの報告です。
研修Ⅰでは、「チャレンジ!」というテーマでブックリストを作成した。進路や実用書をはじめ、朝の読書におすすめの本など様々なジャンルから選書・紹介され、大変勉強になった。
研修Ⅱでは、今年度で2回目の開催となった天草地区学校図書館見学会についての反省を行った。中学生体験入学にあわせての実施ということもあり、緊密した日程の中で中学生を図書館まで招くことは難しいのではないか等の意見があげられ、今後の検討事項の確認を行うことができた。また、研究・研修大会で実践報告をする予定の発表者によるプレ発表を行い、本番に向けた意見交換の時間を設けた。多くの質問や提案が寄せられた。
研修Ⅲでは、天草地区図書委員研修会実施後のアンケートが提示され、反省・改善箇所を確認した。次年度の同研修会に活かしていきたい。
研修Ⅳでは、図書の適切な廃棄・更新について全国SLAにより制定されている学校図書館図書廃棄基準や、各学校の図書廃棄基準等に照らし合わせながら廃棄図書の選定基準を確認した。廃棄する際の注意事項等の情報を共有することができた。
研修Ⅴでは、小中学校との連携や学校図書館の地域開放について、各学校での事案をあげながら協議を行った。小中学校との連携では天草工業高校の小学生への読み聞かせの計画が紹介され、興味深いものがあった。次回の研修会で報告の時間を設ける予定である。学校図書館の地域開放については、時間帯等の利用規程について多くの意見があげられた。地域住民から問い合わせがあった場合は、各学校の実情に応じて対応していく流れとなりそうだ。
最後に情報化委員会からの連絡と次回研修会の議題を検討して閉会となった。司書は学校に一人しかいないため、グループメール等を活用した地区内の連携が必要不可欠であるが、やはり直接顔を合わせる研修会は、多くのことを学ぶことができる貴重な機会であることを改めて感じた。
第2回天草地区高校図書館見学会がありました
2016年度より実施している「天草地区高校図書館見学会」を今年度も実施しました。
実施してわかった課題を整理し、次年度につなげていきたいと思っています。
体験入学ポスター2017.pdf
平成29年度第1回天草地区研修会
平成29年5月24日(火)、天草拓心高校本渡校舎を会場に研修会を実施しました。
ブックリスト作成のテーマは「職員に読んでもらいたい本」。各校、さまざまな本が紹介された中、数校が発達障害に関する本(それぞれ違う本)を紹介した。生徒を理解するうえで、「知る」ことはとても大事だと思う。また重松清著「せんせい。」を2校が推された。すごく読んでみたくなった。
「オリエンテーション」の研修では天草工業の田中さんに実演をしていただいた。図書館の利用の仕方から、各分類の本の紹介など、パワーポイントを使った、丁寧で詳しくわかりやすいオリエンテーションだった。他のかたがどのようなオリエンテーションをされているのかがわからないので、知る機会をいただき、ありがたかった。ぜひ今後に生かしたいと思う。
「皐月Ⅱ操作研修」では、ナトーコンピュータのかたを講師に迎え、皐月Ⅱのインストールから行った。いざという時に冷静に対処できるように、この研修は大切だなと思った。ついていくのに必死で、細かくメモを取れなかったのが残念だった。ナトーさんの説明がとてもわかりやすく、さまざまな裏技的なものも新たに知ることができた。今後、実践しながらそれらを生かせるようにしたい。
生徒図書委員研修に向けての話し合いは、天草市立図書館の新設に向けての高校生ワークショップを組み込んではどうかとの話がでている。高校生の立場からの理想の図書館像を聞くのは楽しみであるが、市外の生徒もいる等で、まだ決定ではない。
「天草地区図書館スタンプラリー」は、中学3年生対象の体験入学時に行われる。昨年の経験をもとに、工夫や努力をこらしたものにしたい。
次回の研修に、天草市立学校司書との合同研修はどうかとの申し出があり、検討した。日程や場所に検討の余地があり、今後の課題となった。たいへん充実した研修であった。一日では足りないぐらいの事案があった。今後、計画されている生徒図書委員研修や、スタンプラリーは、どう展開するか楽しみでもあり、不安でもあるが、良いものにしたい。
平成28年度第3回天草地区研修会
平成29年2月20日(月)、苓洋高校・天草拓心高校マリン校舎を会場に研修会を実施しました。
ブックリスト作成では「高校生に手渡したい本」をテーマに、各校5冊ずつ紹介しました。合計35冊の本が紹介されましたが、1冊も重ならず、ジャンルも文学や心理学、食育、地域経済についてなど様々でした。紹介とともに、なぜその本を選んだのかという思いも語られ、生徒や資料と向き合う姿がとても勉強になりました。 研修Ⅳでは、和とじ本を作成しました。今回は時間の都合上表紙は作成せず、糸の綴じ方を中心に研修しました。図書委員会活動などで活かしていきたいと思います。
午後からは、年度末の総括を行いました。総括表をもとに、利用状況や図書委員会活動、広報・展示、授業との連携などが報告され、今後の活動の参考になりました。特に、牛深高校の職員室文庫の取り組みには、多数の質問が寄せられました。
最後に苓洋高校の実習船「熊本丸」の船内を見学しました。熊本丸の船内には、多目的室に「熊本丸文庫」が設置されています。生徒達が航海実習に行く時にも読書ができるようにしてあるそうです。また、魚の図鑑や調査研究で使用する専門書などもありました。熊本丸文庫に置く本は、司書と船内の図書係の職員で話し合って選書し、定期的に図書館の本と入れ替えているとのことでした。学校にいる時も、航海中でも、いつでも本が手に取れるように、という取り組みがとても素晴らしいと思いました。
|
平成28年度第2回天草地区研修会
平成28年12月15日(木)、河浦高校を会場に研修会を実施しました。
ブックリスト作成「テーマ 18歳選挙・政治を考える本」、「皐月Ⅱ操作研修」を行いました。
また、河浦高校から譲渡してもらうための選書を行いました。歴代司書が丁寧に選んだ一冊一冊をできるだけ多く譲り受け、今後も活用させてもらおうと、時間を忘れて熱心に選書に取り組みました。
学校図書館大賞2016決定!
「学校図書館大賞」は、八代・芦北・水俣地区の8校の学校司書が選んだ「今 いちばん高校生に手渡したい本」です。
ノミネート作品は、以下のとおりです。(作品名50音順)
『明日は心でできている』小山 薫堂(PHP研究所)
『母さんがどんなに僕を嫌いでも』歌川 たいじ(PHP研究所)
『小やぎのかんむり』市川 朔久子(講談社)
『災害支援手帖』萩上 チキ(木楽舎)
『18歳からの民主主義』岩波新書編集部(岩波書店)
『水曜日の凱歌』乃波 アサ(新潮社)
『世界からボクが消えたなら』涌井 学(小学館)
『夜を乗り越える』又吉 直樹(小学館)
投票の結果、学校図書館大賞2016は『小やぎのかんむり』に決定しました!
今回の選考は難しく、1回目の投票では『小やぎのかんむり』と『水曜日の凱歌』が同票数となり、2回目の投票で大賞が決定しました。
高校生におすすめの本です。ぜひ!
ポスターはこちら(自由にご利用ください) 図書館大賞決定