学校ブログ

2022年8月の記事一覧

集中講義(アーク溶接)

 アーク溶接は「アーク放電」という気体中に生じる放電現象を利用した溶接方法です。農業においてもちょっとした道具の修理や器具の作成など、必要になる場面も考えられます。今年度、11人の申し込みがありました。強い光と熱が特徴ですが、しっかりと防護対策をして資格取得に取り組んでいました。

集中講義(鳥獣害被害対策)

 農作物の鳥獣被害は年々深刻化しています。県内におけるその現状や防止対策、中山間地域集落や農業の現状を学ぶとともに、実際に鳥獣被害防止対策の施工方法について学び、農作物の鳥獣被害対策の考え方及び実務を習得するものです。点検マップの作り方や電気柵を設置したり、防鳥網を使ってみるなど圃場での実習を行いました。また、農家ハンターの活動についても教えていただき「自分の作物は自分で守る」という意識がより強くなったようです。

2年畜産学科校外研修

  球磨地域では大規模酪肉複合経営におけるIT活用事例の見学、阿蘇地域では放牧ICT実践牧野の見学等を行い、今後の畜産経営に求められる心構えについて学びました。学生は、学校の飼養規模との違いを実感するとともに、ICTに興味津々で、放牧牛の安否確認のためのタブレット画面を熱心に覗き込んだり、ドローンの操作に目を輝かせたりと、積極的に学ぶ姿勢が見られました。

集中講義(フォークリフト)

 フォークリフトは、人の力では持ち上げることができない、運ぶことができない物でも簡単に移動することができるため、実に多くの作業現場で用いられている車両です。農業分野でもよく見かけるようになりました。農大でも夏休み期間中に、最大積載荷重1トン未満の「フォークリフト運転業務に関わる特別教育」を実施しましたが、37人の申し込みがありました。資格取得に一生懸命な学生たちは、フォークリフトを真剣に、そして器用に操作しながら資格取得に励みました。

愛知県農業高校の生徒訪問

 愛知県の農業は熊本と同じようにバランスの取れた農業が特徴です。その愛知県の農業関係高校の生徒たちが熊本でファームステイを行いながら交流や学びを深めました。この日は、菊池農業高校の生徒と一緒に農大で「熊本の農業」について学びました。農業に対する興味関心も高く意欲的な学生ばかりでした。農大への進学を考えている生徒もいました。熊本農大のことも説明したので、愛知だけではなく熊本での進学も考えてくれると嬉しいですね。

オープンキャンパス「緑の学園」開催

 今年は、予定どおり2回の実施ができました。当日は学生も職員も全員抗原検査を受け、陰性を確認し安心して参加いただけるような環境を作りました。学生会のスタッフは、暑い中の交通整理や全体会での説明、寮や食事会場への案内など、笑顔で丁寧に対応してくれました。各学科、コースでもその特色がわかるように工夫した体験学習が行われました。参加した生徒さんからは「丁寧に教えていただき、内容が良く理解できました」や「入学への気持ちが高まりました」という感想がありました。農大の教育内容をしっかりと理解いただき、充実した2年間になるように選択してもらいたいと思います。10月から始まる入学者選抜試験では、多くの生徒さんが農大を受験してくれることを期待しています。

1年野菜学科、プロジェクト始まる

 いよいよ1年生のプロジェクトがスタートしました。それぞれの学生が、自分のテーマに沿って準備を進めていきます。セルトレイや苗箱にメロンの種をまいたり、イチゴの苗の手入れをしたり、土壌消毒や土着天敵の確保など様々ですが、みんな課題意識をもって一生懸命に取り組んでいます。何事も実践しながら覚えていくことが農大の学びです。

1年農特産コース別研修

 農業、特に水稲の栽培においては、水は必要不可欠なものです。今回、通潤用水小笹円形分水・通潤橋・布田神社・嘉永福良井出関係施設(以上、山都町)・馬場楠井出の鼻ぐり(菊陽町)と現在に残る先人達が水を得るために多大な労力をかけて築いた用水路に係る施設等を巡ることで水の大切さを学びました。学生は「まだ、機械すらもなかった時代に、人の手だけで今も使われ続けている物を作り上げた先人たちの偉大さを改めて知りました」との感想もありました。