2022年10月の記事一覧
第13回ふれあい畜産まつり(熊本県畜産農業協同組合主催)
肉用牛1年生が学校で育てた褐毛和種を共進会に出品しました。本番の前から1年生全員で牛を調教し、本番で牛を引いた学生は、審査委員による審査の間、観客の前で立派に牛を立たせていました。初めてで貴重な経験となりました。
酒米「華錦」を出荷
農大の水田で収穫した酒米を山鹿市の酒造メーカーに出荷しました。プロジェクト学習の取り組みの一つとして酒米を設定した学生がいます。酒米の品種は熊本県が平成26年に開発した品種「華錦」で、育成した酒米を県内の酒造メーカーに利用してもらうことで県産酒の更なる活性化を図ろうと実施しました。収穫した「華錦」を調製し、玄米300キロを酒造メーカーに出荷しました。年内に仕込みに入り、卒業式前には農大で育てたお米を原料としたお酒がお披露目できる予定です。
鹿本農業高校との連携
花きコースの1年生は、農大において鹿本農業高校園芸技術科の生徒と交流を行いました。学生はそれぞれ自分のプロジェクト内容を発表し、その後、温室で実際のプロジェクトを見てもらいました。高校生も先生方も興味津々で、楽しい交流となり、農大での学習を肌で感じていただきました。花きコースに入学してくれることを願っています。
花きコースのフラワーアレンジメント作製
毎年恒例、黒石原祭におけるミニ講座「フラワーアレンジ」では、今年は「ドライフラワークリアオーナメント作り」を行います。そのため、花きコースでは事前準備として試作品作りを行いました。自分の好きなドライフラワーを選んでクリアボールに入れていく作業では、色や形の組み合わせで思案しているようでしたが、最終的には素敵な作品を完成させることができました。黒石原祭では、先着10名の方に体験をしていただきました。
農大教育改善検討委員会
同窓会(耕志会)会長や後援会会長、農業法人協会や女性農業者、農業高校や農業協同組合、農地・担い手支援課の方々に委員として参加いただき、学校評価や教育内容の改善を目的として年に2回開催しています。学校からは、今年度の農学部や研修部の取組内容や進捗状況について説明しました。また、現在行っている「農大あり方検討」についても説明がなされました。委員の方々からは貴重な御意見をいただきましたので、今後の農大教育の改善に反映させていきたいと思います。
花きコースのスマート農業遠隔授業
花きコースは、シクラメンを対象作物として、県内11の農業高校と連携して「スマート農業実証事業」に取り組んでいます。その一環としてIT関連事業者を講師に招き、スマート農業に関する第2回遠隔一斉授業を行いました。授業では、シクラメンの葉数と花数はほぼ同じであることから、高品質なシクラメンを作るには、10月までにできるだけ葉数を増やすことが重要なポイントであり、栽培管理上、順調に葉数が増えているかどうか確認していく必要があることなどの説明がありました。また、シクラメンの葉数を「AI」を使って数えるソフト開発にも取り組んでいます。
コース別研修(果樹)
本校のブドウが毎年のようにイタチの食害を受けるため、小型害獣侵入防止対策としてのネット付き電気柵設置方法について学びました。また、中晩生カンキツ優良経営の考え方を学ぶため、天草市の親子2代本校卒業生中晩生カンキツ農家2戸を果樹コース2年生が訪問しました。高品質果実生産における効率化・軽労働化を重視した考え方に熱心に耳を傾け、優れた経営を行う農家が、鋭い観察力で生育を見極め、適正・適期基本管理を徹底して行っていることを学びました。「農大で過ごす時間を楽しむように」とアドバイスを受けました。
コース別研修(酪農、肉用牛)が全国和牛能力共進会見学
全国の優秀な和牛を5年に一度、一堂に集めて、改良の成果やその優秀性を競う大会です。全国の和牛関係者にとっては、この大会で優秀な成績を収めることは、各道府県の和牛のブランド力の向上につながることから、最も重要な大会となっています。今年は鹿児島県で行われたことから畜産学科の学生が見学に出かけました。学生は、全国レベルの出品牛の美しい体型に感銘を受けるとともに、同世代の学生が牛に情熱を注いでいることに刺激を受け、自分も管理を頑張ろうといった声が聞かれました。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 後藤 雅彦
運用担当 梶原 哲