1学年
「箏の特徴をとらえ、箏曲のよさを味わいながら鑑賞や演奏をしよう」

授業者 宇城市立豊野中学校 彌永 有香 教諭
◆ ICT活用のポイント
 (1)

教師の活用

 ・
 

3つの箏の映像を拡大して見せたり、箏の基本奏法をスクリーンに映したりして箏の特徴や奏法をとらえられるようにする。
 ・
 
表現の工夫を書き込んだ楽譜などをスクリーンに拡大して映し、考えや書き方を全体で共有できるようにする。


◆ 本時の展開
(1)
 
目標
 
3つの箏を比較しながら、それぞれの箏の構造や奏法、音色などの特徴をとらえて鑑賞する。
(2)
展開 


過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される生徒の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入3分1 学習課題について知る。
(T)箏について学習します。
(C)どんな音がするのだろう。弾いてみたいな。

めあて それぞれの箏の音色や奏法などの特徴を感じ取ろう
○実物の箏を用意したり、箏を演奏している画像などを準備したりして、箏の学習への意欲が高まるような環境にする。


プロジェクタ
PC

展開44分

2 3つの箏の演奏を聴く。
(T)3つの国の箏を比較して聴き、共通点や相違点、それぞれの箏のよさを見つけよう。
(C)カヤグムは音がはねた感じ。箏は落ち着いた感じの音色で心がなごむ。
(C)押したり引いたりする奏法があるな。


 

【言語活動】(設定の意図)
ペアや全体で、感じ取ったことを交流し、共通点、相違点、よさなどを共有する。

 


 


3 箏の構造、調弦(音階)などについて知る。

4 「さくら」を歌唱し、旋律や間、雰囲気などを感じ取る。


5 箏の楽譜について知り、「さくらさくら」の旋律を奏でる。







能動型学習(ポイント)
・相違点や共通点を見つけながら、音色や響き、旋律や奏法、よさや味わいと結びつけて学習シートに書き込むことができるようにする。
◆鑑賞(学習シート)
【B基準】3つの箏の音楽について、箏の音色、奏法による旋律、よさや味わいのそれぞれに触れて、感じ取ったことや考えたことを書いている。

【A基準】3つの箏の共通点や相違点を十分に意識し、音色、奏法、旋律、よさや味わいを適切にかかわらせながら自分の感じ取ったことや考えたことを書いている。
<B基準に達していない生徒への手立て>
○友達の助言を参考にして、自分なりの言葉で表すことができるようにする。
徹底指導(ポイント)
・箏の構造や、平調子の音階について画像や映像を使って理解できるようにする。
○曲の雰囲気を感じ取って歌うことができるように、「さくら さくら」の演奏をCDで聴いた後に歌う。

○生徒に配布したものと同じ楽譜を、
スクリーンに拡大して提示しておく。
○三人組で抵抗なく箏の演奏ができるように、基本的な構え型、座り方、初歩的な奏法については一つずつ拡大して提示しながら確認していく。


プロジェクタ
PC
学習シート

 


 





 

 



プロジェクタ
PC

 

「さくらさくら」の楽譜
実物投影機
プロジェクタ







終末3分6 箏のよさを確認し、次時の予告を聞く。

○箏の音色などの特徴を振り返り、次時は箏の特徴的な奏法がたくさん入った曲「六段の調」を鑑賞することを知らせる。