3学年 「身のまわりから「経済」を探る」
授業者 高森町立高森中学校 髙田 幸信 教諭



授業映像

インタビュー

学習指導案


◆ ICT活用のポイント

 (1)

教師の活用

 ・
 

導入の課題提示において、教師用デジタル教科書の挿絵を一部提示し、本時の課題に対して興味を持つようにする。


 (2)

生徒の活用

 ・
 

生徒が課題についてまとめた内容を発表する際に、書画カメラを使ってわかりやすく発表し、意見や考えを共有させる。

◆ 本時の展開
(1)
  
目標
 
身のまわりにある「お金」の動きを考えることを通して、自分たちの暮らしと経済活動のつながりへの関心を高める。
(2)
展開 


過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される生徒の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入5分1「お金」に対する写真や資料を提示し、学習への興味や関心を高める。
(T)世の中に出回っている1万円札を積み上げると、どのくらいの高さになるでしょうか。
(C)想像がつかない。
わからない。

課題(めあて)
お金が、世の中でどんな動きをしているのかを図にまとめよう。
・デジタル教科書の資料を提示し、お金についての関心を高める。
・世の中に大量のお金が出回っていることをイメージさせる。





 

電子黒板
デジタル教科書






展開35分

2 世の中に出回っているお金の種類について考える。

(T)世の中に出回っているお金には、どんなものがあるだろう。
「○○金」という形で上げてみよう。
(C)代金、賃金、料金、入学金、税金年金、借金、貯金、募金、現金など

・まずは、個人で考えさせる。
・考える視点として、ここでいう○○金とは、世の中で何らかの役割を果たしながら出回っているお金であることを指し示す。(該当しない例を上げる)
現金、大金、サラ金…お金の量や質、会社名などは視点がずれていることを抑える。
・班で考えた○○金を出させる。そのなかから、10個程度に絞る。

シート
付箋

 

 

ミニホワイトボード

3 世の中の様々なお金が、どのような動きをしているのかについて考える。
(T)みなさんが出してくれた○○金は、世の中でどんな動きをしているのでしょうか。
(C)むずかしい。どこからどこへ回っているのかな。

 













 

 




4 まとめた意見を発表する。

【言語活動】(設定の意図)
世の中に出回るお金が、(私・家族)家計、政府、企業の三主体を中心に様々な役割を果たしながら、わたしたちの身近な暮らしとも関わっていることに気づかせたい。

能動型学習(ポイント)
・班活動で○○金の動きについて図にまとめる。
・どこ(だれ)から、どこ(だれ)へお金が移動しているかを考えることを視点として提示する。(お金の動きを→で示す。)
・経済の三主体(家計・企業・政府)を図に入れることを確認する。
・経済の三主体でない機関・施設が必要な場合には、別に付箋で示していくことを示しておく。

 

 

【A基準】身のまわりにある様々なお金の行方や使い方について図表に項目のほとんどをまとめることができる。

<B基準に達していない生徒への手立て>
○班活動で、班員の生徒とともに考えることで、意欲を持たせたい。また、生活していくのにどんなものが必要かなど具体的な項目を提示していきたい。

徹底指導(ポイント)
・発表の際は、相手意識を持って発表すること(声の大きさ、資料、電子黒板や書画カメラの使い方など)と、考えの理由もあわせて発表することを徹底するように確認していく。
・「私・家族」は家計であり、政府、企業を「経済の三主体」ということを確認する。


シート
付箋
書画カメラ
電子黒板
経済の三主体のカード
マーカー

 

















シート
書画カメラ
電子黒板



終末10分

4 世の中に出回っているお金が経済の三主体を通して、身近な暮らしと関わっていることを確認する。

・本時のまとめとして感想を記入させ、発表させる。

・シート