2学年 「日本の西南部」
授業者 高森町立高森東中学校 家入 かよ 教諭


◆ ICT活用のポイント

 (1)

教師の活用


 

ICT機器を効果的に活用し、電子黒板でデジタル教科書の内容や、写真・ビデオを提示することで、学ぶ意欲を喚起し、学力の定着を図るよう工夫する。
学習課題や基礎的基本的事項を確実に把握するために有効な手段として活用する。

◆ 本時の展開
(1)
  
 
目標
  
 
九州地方では自然環境を生かした畜産業が盛んであり、特に阿蘇の循環型農業がより深く環境保全と関わっていることに気づき、そのすばらしさを説明することができる。
(2)
展開 


過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される生徒の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入5分

1  前時の学習について振り返る。 自然とともに暮らしていることについて確認する。

2 九州の畜産業に関連する写真から、どのような農業が行われているのか予想する。

○自然とともに暮らしていることについて確認する。


○既習の学習から、農業の特色について確認させる。

 

 

電子黒板

展開40分

3 学習課題を確認する。

九州地方の畜産業について知り、阿蘇の循環型農業を説明しよう。


4  九州の畜産業ついて調べる。
(1)グラフを読み取り、九州が畜産業がさかんであることを知る。
(2)なぜ、鹿児島や宮崎は畜産業がさかんなのかを考える。
(3)発表する。
(4)熊本の畜産業について考える。


5  阿蘇で行われている循環型農業を循環図を作成し、説明する。
(1)個人で考える。
(2)班で協力・相談しながら、循環図を作成する。
(3)発表する。
(4)発表を聞いて考えたことを交流・確認する。

 

【言語活動】(設定の意図)
  循環図を完成するために、相談や説明をすることで、循環型農業について理解を深める。
[C:解釈・説明]


6 阿蘇の循環型農業の課題について考える。
(1)GTの話(VTR)を聞く。
(2)阿蘇の畜産業の課題を知り、考える。


○本時の学習に見通しを持たせる。

徹底指導 (ポイント) 
◎グラフや資料などの具体的な資料を基に九州地方の農業の特色について徹底を図る。

○九州地方では、自然環境に応じた農業が行われていることを確認し、学習課題を焦点化する。


能動型学習 (ポイント)
◎循環型農業を理解するための手段として、既存の知識や生活体験を活かして循環図を完成させることで必然的に思考が深まり、説明できるようにする。

 

◆社会的な思考・判断・表現(観察・発表)
【B基準】
阿蘇の循環型農業のすばらしさを図を用いて説明している。

【A基準】
阿蘇の循環型農業のすばらしさを図を用いて、他地域と比較して説明して いる。


〈B基準に達していない生徒への手だて〉
○一つ一つにはどんな意味があるか確認し、関連性を考えさせる。
・具体的なヒントを提供し、例示する。

○阿蘇の循環型農業の課題を確認する。
○阿蘇の循環型農業を継続していくためには草原を守る人間の営みが必要であることを確認する。

ワークシート

 

 


電子黒板

資料
ワークシート

 

ワークシート


ホワイトボード

 

 









 

 

GTの
VTR
資料

終末5分7  学習のまとめをする。
(1)感想を書く。
(2)発表する。
(3)自己評価
○わかったことや感想、自己評価をワークシートに記入させる。
○日本の諸地域の各地方で特色ある農業について学習することを確認する。

ワークシート