3学年 「友だちの秘密」
授業者 水俣市立水俣第二中学校 橋爪 亮彦 教諭


◆ ICT活用のポイント

 (1)

教師の活用

 ・


 

あらかじめ提示した「もしもカード」とネットワーク上での個人情報の公開の違いについて、デジタルコンテンツを見せ、問題点と改善点について考えさせ、意見を比較・交流させる。
(「個人情報は公開しない」ネット社会の歩き方 http://www.cec.or.jp/net-walk/


◆ 本時の展開

(1)
 
目標
 
自他の個人情報を大切にすることの重要性に気付き、よりよい人間関係を築いていくためのスキルを身に付ける。
(2)
展開 



過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される児童の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入5分1 スキルの意義を説明する。
(T)「みんなは悩みや秘密を話すとき、どんな相手を選びますか。今日は友達の秘密と友情について考えてみましょう。」

めあて
友だちの秘密を知ってしまった後も、良い関係であるためには、どのような行動をとればいいのだろうか?
感じ方には個人差があることを踏まえて生徒の反応に合わせる。






 

展開30分

2 自分の秘密を話されてしまったときの気持ちを考える。
① カード同士を線で結ぶ。
② 一番許せないカードについて理由をつけて説明する。
③ これ以外の許せない行動について考える。



 

【言語活動】(設定の意図)
秘密にしておきたいことを口外された時の感じ方は人それぞれであることに気づき、これまで感じたり考えたりすることのできなかった他の人の心を知り、周りへの配慮ができるようになる。



3 ネット上に個人情報を公開した場合を考える。
「この場合の問題点は何でしょうか?こうした問題をなくすためには、何に気をつければよいでしょうか?」

能動型学習(ポイント)
自分の秘密を知った友達がとった行動である5枚の「もしもカード」と、それぞれ自分の気持ちを想像して「その後の自分の人生」と線で結び理由を含めて意見を交流させる。

 

◆(ワークシート)
【B基準】望ましい人間関係を維持するためには他人への配慮が必要であることに気付く。

【A基準】望ましい人間関係を維持するためには他人への配慮が必要であることに気付き、自分の行動に生かすことができる。


徹底指導(ポイント)
ネット上に公開された情報は、完全には回収できないことがある。場合によっては、人権侵害から訴訟問題に発展したり、命を奪ったりする場合もあることを押さえる。

ワークシート

 

 

 

 

 

 

 

パソコン
デジタルTV
デジタルコンテンツ

 

終末15分4 友だちの情報を扱うときのマナーを確認する。
「これまでの行動を振り返って感想を書きましょう。そして、今日学んだことを今後に生かしていく宣言を書いてください。」
○相手の心を思いやり、話をしたらどうなるか考えることが大切である。
○ネット上への書き込みは要注意。
○人前でのヒソヒソ話はマナー違反。
○場合によっては黙っていてはいけないこともある。
ワークシート