3学年 「遺伝の規則性と遺伝子」
授業者 水俣市立水俣第二中学校 橋爪 亮彦 教諭



授業映像

インタビュー

学習指導案


◆ ICT活用のポイント

 (1)

教師の活用


 

導入において、指導者用デジタル教科書のアニメーションを提示し、本時の課題を考える上での根拠になるように、前時の学習内容を振り返る。


 
終末において、指導者用デジタル教科書のシミュレーションを活用し、考え方を全体で共有する。

◆ 本時の展開
(1)
  
目標
  
対になっている遺伝子の記号Aやaを使い、子の卵細胞・精細胞や子の代の遺伝子、孫の代の遺伝子の組み合わせを表現することができる。
(2)
展開 


過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される生徒の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入10分

1 子への形質の伝わり方を確認する。
(T)「子へはどのようにして形質が伝わるのだったでしょうか?エンドウを例にして振り返ってみよう。」
(C)「子の代では丸い種子しか現れなかったね。」

2 今日の学習課題を確認する。

めあて 孫の代の丸い種子としわのある種子が3:1になるのはなぜだろうか?

デジタルコンテンツを用い視覚的にわかるようにする。
遺伝子の組み合わせについては黒板上で確認できるように提示する。

徹底指導(ポイント)
前時の学習を振り返り、親から子への形質の伝わり方を確認する。


指導者用デジタル教科書
PC





展開30分

3 孫の代の種子の形が3:1で丸い種子としわのある種子が現れる理由を、遺伝子の組み合わせから考える。

4 その理由をわかりやすく説明するための工夫をしながら意見を交流させる。
① 自分で考える:「個人思考」
② 形質の伝わり方を図に表す。
③ 他の人と考えや工夫を交流させる。






 

【言語活動】(設定の意図)
意見を交流させることで、以下の2点に気付き、人にわかりやすく説明する表現方法について高め合う。
・減数分裂によって染色体が半分になること
・それらが対になって孫に伝わることによって3:1で形質が現れる理由

能動型学習(ポイント)
ワークシートに自分の考えを書きこませ、個人思考の後、シートを持って周りと自由に交流させる。
視覚的にわかりやすいように色付けをするなどの工夫をしている生徒を紹介するなどして表現の工夫を促す。

 

◆科学的な思考・表現

(ワークシート)

【B基準】対になっている遺伝子の記号Aとaを使い、親・子・孫の体細胞の遺伝子の組合せと生殖細胞の遺伝子を表現できる。


【A基準】対になっている遺伝子の記号Aとaを使い、親・子・孫の体細胞の遺伝子の組合せと生殖細胞の遺伝子を表現でき、孫の代の遺伝子の組合せから子の生殖細胞や体細胞の遺伝子を推測できる。

<B基準に達していない生徒への手立て>
○机間指導により考えの持てない生徒を確認し考えが持てている生徒との『学び合い』を支援する。

ワークシート

















終末10分

5 学習内容をまとめる

指導者用デジタル教科書のシミュレーションを活用して代表の生徒に説明させ、全体で確認する。(まとめの内容は図示する。)

指導者用デジタル教科書