学校ブログ

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花きコースのスマート農業遠隔授業

 花きコースは、シクラメンを対象作物として、県内11の農業高校と連携して「スマート農業実証事業」に取り組んでいます。その一環としてIT関連事業者を講師に招き、スマート農業に関する第2回遠隔一斉授業を行いました。授業では、シクラメンの葉数と花数はほぼ同じであることから、高品質なシクラメンを作るには、10月までにできるだけ葉数を増やすことが重要なポイントであり、栽培管理上、順調に葉数が増えているかどうか確認していく必要があることなどの説明がありました。また、シクラメンの葉数を「AI」を使って数えるソフト開発にも取り組んでいます。

コース別研修(果樹)

 本校のブドウが毎年のようにイタチの食害を受けるため、小型害獣侵入防止対策としてのネット付き電気柵設置方法について学びました。また、中晩生カンキツ優良経営の考え方を学ぶため、天草市の親子2代本校卒業生中晩生カンキツ農家2戸を果樹コース2年生が訪問しました。高品質果実生産における効率化・軽労働化を重視した考え方に熱心に耳を傾け、優れた経営を行う農家が、鋭い観察力で生育を見極め、適正・適期基本管理を徹底して行っていることを学びました。「農大で過ごす時間を楽しむように」とアドバイスを受けました。

コース別研修(酪農、肉用牛)が全国和牛能力共進会見学

 全国の優秀な和牛を5年に一度、一堂に集めて、改良の成果やその優秀性を競う大会です。全国の和牛関係者にとっては、この大会で優秀な成績を収めることは、各道府県の和牛のブランド力の向上につながることから、最も重要な大会となっています。今年は鹿児島県で行われたことから畜産学科の学生が見学に出かけました。学生は、全国レベルの出品牛の美しい体型に感銘を受けるとともに、同世代の学生が牛に情熱を注いでいることに刺激を受け、自分も管理を頑張ろうといった声が聞かれました。

コース別研修(野菜)

 県高原研究所とJA阿蘇選果場、トマト農家、直売所を訪問しました。研究所では、イチゴ、トマトの研究成果を聞いて、みんな感心していました。選果場と農家では、トマト生産出荷のスムーズな流れや農家の経営規模、栽培技術に驚いていました。農業に対する興味関心がより深まったようで、産地を知る良い機会となりました。

学生会会長候補の立ち会い演説会

 農業大学校では、学生会次期会長選出のための立ち会い演説会と投票が開催されました。候補者からは「新型コロナの感染拡大のため中止になった九州地区農大親善スポーツ大会をコロナ対策にしっかり取り組み、来年は実施できるようにしたい」「寮のネット環境を改善したい」「農大生全員が楽しめるようにスポーツイベントだけでなく、スポーツが苦手な学生でも楽しめる文化的なイベントも増やしたい」「農大の魅力を広く外部に発信するためYoutubeを活用して広報したい」との積極的な演説がありました。次期会長に誰が相応しいか静かに演説を聴き、各候補に投票していました。

コース別研修(花き)

 若手卒業生を訪問しました。1戸はトルコギキョウを栽培され、国の補助事業を活用して低コスト耐候性ハウスを導入し、経営規模の拡大を図っておられました。もう1戸は、作型にあった品種の使い分けと植え替えや2度切り栽培に取り組み、宿根カスミソウを9月から翌年の6月まで連続出荷されていました。先輩の取り組みを見て感心するとともに、農協や市町村、普及・振興課との連携の重要性など学びを深めることができたようです。

献血

 毎年、農大では献血に協力しています。今年も多くの学生が協力したいと手を挙げてくれました。「初めて献血します」という学生もいました。寮での生活をはじめ、社会に出ても「お互いに協力すること」「誰かのために行動すること」を忘れない社会人になってほしいと願っています。資格取得の合間をぬって飛び込みで献血に協力してくれた学生や先生方もありました。

台風14号の対策と前期試験

 大型の台風14号が接近するとあって、農大では数日かけて台風対策を行いました。それでも人手が不足するところもあり、野菜の1年生が果樹のハウスに手伝いに来てくれました。大変な時は「お互い様」という精神が農業には必要です。台風が過ぎた翌日から前期の試験が始まりました。木造の寮のため用心して帰省をお願いしていたので戻ってくるのが大変だったと思います。一部の学生に影響がありましたが、何とか実施することができました。農大は単位制ですので、自分の選択した講義の単位はしっかりと取ってほしいと思います。

九州親善体育大会 代替 ボウリング大会

 2日目は、天候に左右されずにスポーツを行いたいと、ボウリング大会を熊本市と菊陽町の会場で学年ごとに行いました。体育委員を中心に自分たちでチーム分けを行い、チーム優勝を目指して取り組みました。「みんなでボウリングなんて楽しい」「またやりたい」との反応でした。ゲームの結果、1位から4位までは金額が違う売店券が賞品でした。また、校長先生たちからも特別賞として賞品の提供があり、校長先生とはジャンケン大会で勝った人がもらうことになりました。この2日間のスポーツイベントは「体育」の単位でもあります。最後にはレポートを提出しました。

九州親善体育大会 代替 福岡農大交流会

 これまでの2年間、親善大会は開催されていません。今年もコロナ禍の影響で中止となりました。しかし、学生の頑張りを見ていると、このままではいられず、福岡農大に相談し交流会を開くことにしました。会場は福岡農大と熊本農大とで競技に分かれて実施しました。勝ち負けにこだわるのではなく、交流をとおしてスポーツの大切さを学びます。どの競技も学生と顧問と協力しながら和気あいあいと競技を楽しんでいました。