学校ブログ

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キックオフツアー

 2年生になるとすぐに本格的な就職活動がスタートします。今年は進路別にスムーズに意識の切り替えができるように親元就農、雇用就農、企業就職に分かれて、若手の農大の先輩のもとに出かけ、今すべきことや必要な資格について話を聞く機会を作りました。4月からの「一日経営実習日」には、自分で考え、実習内容や研修先を決め行動することで、自分が考える進路や夢に近づくことができると考えています。
いよいよ45期生が主役となり飛躍する年です。一人ひとりの成長と活躍を期待しています。
 

寮ゴミの分別作業

 環境保健委員長の呼びかけで学生全員が寮のゴミ分別を行いました。すべて学生が出したものですが、出身地の分別法との違いや意識が低い学生の出したものが混在し業者に引き取ってもらえないものが貯まっていました。農大は、家庭ごみではなく事業所ごみ扱いになり、より丁寧な分別が求められます。この日は、回収業者にも来てもらい指導していただきました。学生は一生懸命に分別作業に取り組み、一人ひとりが意識を変えることの大切さを学んだようです。

ロボットトラクタ研修

 これからは、ますますスマート農業が進んでいきます。農大にもロボットトラクタが導入されています。この日は、主に利用する農特産コースと畜産学科の学生がメーカーの指導のもと操作研修を行いました。操作パネル上で位置を入力し、スタートを押せば、耕うん、反転、最適なコース取りなど自動でやってくれます。このサイズのトラクタには、エアコンやカーコンポも付けられるので快適そのものです。学生にとっては、体験すること、理解することがとても重要です。

ブドウハウス被覆作業 & 機械基礎(歩行トラクタ)

 果樹コースのブドウハウスのビニール被覆作業は、農産園芸学科みんなで行います。経験が少ない学生もいるので、ビニールを破かないように慎重に協力して行っていました。今年も美味しいブドウが取れることを期待しています。
 露地圃場において、管理機の操作研修がありました。耕うんや畝立ができるように学生も一生懸命です。歩き方や左右の力の入れ具合で畝が曲がっていきます。きれいに、まっすぐに畝立ができるように真剣そのものでした。

1年生のプロジェクト実施中

 1年生は各自のプロジェクト学習に取り組んでいます。農特産ではニンジンの播種、ネギの播種、ホウレンソウ栽培のための畝立てを行っていました。野菜コースでは収穫したイチゴの選別やトマトの選別を行い、販売準備を行っていました。学生が生産したものは、毎週行われる農大マルシェでも販売されます。学生たちは、自分で収穫したものを買っていただける喜びを感じているようです。今年度は終了しましたが、4月からの農大マルシェが楽しみです。

44期生 卒業式

 44期生の卒業式を前に、花きコースの1年生が、卒業生のためにコサージュと会場装飾を行いました。コサージュは、ガーベラをメインにカーネーションやカスミソウを使いました。会場の装飾は、テーブルや演壇の大きなアレジまで、責任をもって気持ちを込めて仕上げてくれました。この気持ちがうれしい限りです。


 式に先立ち表彰式も行われました。「全国農業大学校協議会長賞」や「農業大学校校長賞」「特別賞」や「精勤賞」、「同窓会全国連盟会長賞」「耕志賞」など、農大の2年間で学業や学校生活に真摯に取り組んだ学生が表彰されました。その後、1年生の有志が作製したビデオが上映され、みんな笑顔になりました。会場後方には、国会議員をはじめ多くの学校からも祝詞祝電が寄せられました。会場は4年ぶりの来賓の出席もあり厳かな雰囲気となりました。


 授与式には、男子学生はスーツ、女子学生は袴姿が多くみられました。各コースごとに呼名があり、学科の代表が受領します。代表となった学生3人も代表にふさわしい素晴らしい学生です。校長の式辞では「寮生活は一生の宝であり、これから乗り越える壁もあるが頑張ってほしい」と激励されました。副知事の告辞では「逆境の中にこそチャンスがあり、凛とした姿勢で日本の農業を支える人材になってほしい」と述べられました。


 3人の来賓からも、今後の支えとなる励ましの言葉をいただきました。送辞では、学生会長の倉岡君が「コロナ禍にあって、行事に必死に取り組まれる姿に心を打たれました。これからも自分を見失うことなく夢の実現に向けて頑張ってください」と送りました。答辞では、南田さんが「寝食を共にすることで絆を深め心身ともに成長できた。昨今のコロナ禍やウクライナ情勢などの問題はあるが、日本の農業を支える人材になれるよう尽力します」と決意を述べました。


 式後は、副知事も参加いただき記念写真を撮りました。最後のホームルームでは、担任から各自に卒業証書が手渡され、先生方からの言葉を受け取り巣立っていきました。祝賀会では初めて学生や父母等と一緒に盃を交えることができました。学生は担任へ感謝の気持ちを伝えていました。中には担任を胴上げするコースもあり、盛り上がっていました。

全国大会で特別賞を受賞!

 全国農業大学校等プロジェクト発表会・意見発表会に九州ブロック代表として参加した野菜学科Aコース1年興梠君は「夢をかなえるために」と題して日本一のミニトマト農家を目指すこと、そのために農大で学びを深め、卒業後は仲間とともに農業を活気ある産業に発展させていくことを自分の思いを込めて発表をしました。その結果、特別賞を見事受賞しました。全国代表の素晴らしい発表を聞くことができたこと、多くの農業を志す仲間やライバルがいることに刺激を受けた大会となりました。

肉加工実習

 畜産学科では、年に一度、食肉加工実習を行います。畜産分野において、今後6次産業化に対応できる人材の育成も不可欠であり、ハム・ソーセージ等の特性や品質に対する関心を高めることで、より幅広い知識を備えた人材を育成しています。この食肉加工実習は、菊池農業高等学校食品化学科で指導していただきました。今年はベーコンにチャレンジしました。整形や塩漬、燻煙から梱包まで行いました。製造したベーコンは、学生が各家庭に持ち帰りペペロンチーノやベーコンエッグなどを作り美味しく食べました。また、本校教官にも食味アンケートに協力して頂き、高評価でした。少し香辛料関係で改善が必要な部分もあり、学生は「来年度は更に美味しいものを作りたい」と意気込んでいます。

農業大学校運営委員会

 これからの農業は、規模拡大や経営の高度化、ICT技術の高度化が顕著となる中で、農大としても、本県農業を担い、リーダーとなりうる後継者育成のための「あり方検討」をこの一年、①コース・カリキュラムの再編、②志望する進路先への到達、③学生の確保、④寮運営の見直しの4つの柱で進めてきました。

 この農業大学校運営委員会では、県内の先進農家や農業団体、同窓会、後援会、農業関係高校への説明を行い、幅広い分野からの前向きなご意見をいただきました。また、知事への説明も終わり、県議会が終わると本格的な移行となります。また、学生へのアンケートや意見交換の場でも特に反対意見もなく、このまま進めてほしいという意見でした。

即戦力となる人材育成のための繁殖技術者研修

 畜産学科では、ほとんどの2年生が夏に家畜人工授精講習会を受講し資格を取得しましたが、受講後も学生たちは実践的な経験が不十分と言わざるをえません。卒業直後から現場での即戦力となるような牛繁殖技術者を育成するため、講習会後も実践的な技術研修を継続しており、今回は特に技術向上の意欲がある学生5人を対象に、阿蘇にある農業研究センター草地畜産研究所で研修を実施しました。夏の講習会では実施できなかった性判別精液等に使用する深部注入器による注入を実施し、受講者全員が見事に注入を成功させました。この経験をもとに、卒業後現場でご活躍されることを祈ります。

退寮式・意見発表壮行会

 1月いっぱいで2年生の卒業考査も終わりました。あとは卒業を迎えるのみとなりました。2年間お世話になった寮ですが、本日から随時退寮していきます。そこで、全校集会にて退寮式を行いました。
校長先生からは、「社会に飲み込まれるという事であり、学ぶことが多いが、お金の使い方について今のうちにしっかり学んでほしい」と訓話いただきました。3名の舎監からも「次のステップで頑張ってほしい」「辛いこともあったと思うが、集団生活で生きる力を付けたと思う」「絆を大切に健康でいてください」と温かい言葉をいただきました。
 2年生を代表して学生会の南田さんが、「2年間、安心して生活することができました」と感謝の言葉を伝えました。厨房の代表の方へは「おいしい料理をいつもありがとうございました」と伝えてくれました。
その後に行われた興梠君の意見発表全国大会の壮行会は、校長先生から激励の言葉をいただきました。興梠君も「成長できる2日間にしたい」と決意を述べました。

学生駐車場清掃

 学生駐車場は多くの学生が車を駐車し利用していますが、最近、ゴミの放置が目についていました。そこで、交通委員長の上妻君が音頭を取って、駐車場を利用している学生全員で清掃活動を行いました。とくに2年生は意識が高く、周囲の小さなゴミまで拾っていました。一人ひとりの心がけが気持ちの良い環境を作ります。

人工授精

 畜産学科の2年生は、家畜人工授精師の資格を取るために夏休みに積極的に講習を受講しました。合格した学生は市町村での申請を行うことで資格を得ることになります。受講後もスキルアップのために校外への研修に出かけたりしています。校内でも獣医の中村先生の指導を受けながら、日頃から飼育している牛に対して人工授精の練習をしていました。2年生にとっては、卒業後の我が家の経営や就職先での戦力となるので、技術を落とさないように一生懸命取り組んでいました。

プロジェクト・意見発表 九州大会

 熊本代表の3人は、農大のマイクロバスに乗り、校長先生や応援者とともに九州大会に向かいました。発表では、3人とも練習の成果を発揮した素晴らしいものでした。結果は、意見発表の部で興梠君が優秀賞に輝き全国大会の切符を手にしました。連日練習に取り組んでいる姿を見ると、東京で開催される全国大会での入賞を期待しています。

畜魂祭

 畜魂祭は、我々の貴重な食材として尊い命を捧げてくれた家畜に感謝し冥福を祈念する儀式です。畜産学科の実習棟横には大きな畜魂碑があります。この日は、校長先生をはじめ畜産学科の学生全員で、畜魂祭にて感謝の気持ちと試験研究に供している家畜を適正に飼育することを誓いました。その後、各畜舎もお祓いしていただきました。最前線で家畜と向き合い飼育やプロジェクト学習を進めている学生にとって貴重な経験となりました。

消防訓練

 学生寮は木造であることから、毎年、出火したことを想定し消防訓練を行っています。事前に初期消火班や避難誘導班に分かれてすべきことの確認を行いました。当日は、出火を確認した学生が大きな声で「火事だー!!」と叫びながら非常ベルを押し訓練がスタートしました。けが人を想定した搬送や消火器の使い方や消火栓の使い方なども確認しました。「もしも」に備えることが大事です。消防委員会の学生を中心に取り組み、訓練を無事終えることができました。

明けまして おめでとうございます & 全校集会

 令和5年の新しい年は、コロナ禍が治まり安心安全な学校生活ができる年になってもらいたいものです。
全校集会では井上校長から「一年の計は元旦にあり」「目標(=計画)を持つことの大切さと、CMの意図は何かを考えること、お金持ちになるための行動」について講話いただきました。2年生にとっては、みんなと過ごす最後の月となりました。悔いの残らない農大生活にするためにも、日々の生活と今すべきことに全力を注いでほしいと思います。

プロジェクト・意見発表会(校内)

 プロジェクト学習は、個々の学生が研究課題を設定し、その成果を発表する農大教育の中でも重要な取り組みです。各学科の予選を勝ち抜いた学生が発表を行いました。また、1年生も意見発表を行いました。どれも素晴らしい発表でしたが、上位のプロジェクト2人、意見発表1人は大分県で行われる九州大会に出場します。発表にさらに磨きをかけ、悔いの残らない発表を期待しています。目指せ全国大会!

学生会臨時総会 & 全校集会

 学生会の臨時総会では、9月に行われた学生会長の役員改選の結果を受けて、野菜学科の倉岡君が学生会長に選出されましたが、その後、各学科からの推薦を受けた学生の中から倉岡会長の依頼を受け、学生会の各委員会の委員長、副委員長が任命され、承認されました。全校集会では、校長先生から「年末年始は節目の大切な時期。自らを振り返り、できなかったことを克服する年にしてほしい」と講話いただきました。2年生にとっては、農大でみんなと学ぶ時間は限られています。一日一日を大切にして新しい年を迎えてほしいと思います。

寮内大掃除

 年に数回の大掃除です。環境・保健委員会の学生が中心となって掃除配当や準備をしてくれました。日頃から意識の高い学生が多いのですが、安易にごみを捨ててしまう学生もいるようです。この日はそれぞれの学生が一生懸命に共有部分の掃除から各自の居室の掃除に取り組んでいました。
 また、分別せずに出したゴミは業者が引き取ってくれないので、各棟から出てくれた学生が分別の協力をしてくれました。時々雪が降る寒空の中でしたが根気強く分別してくれました。掃除ができる人は社会でも成功する人だと思います。

地区別懇談会

 後援会の主催で毎年地区ごとに「地区懇談会」が実施されています。ここ数年、コロナ禍の影響もあり、すべての地区では実施できていませんが開催できた地区もありました。懇談会では、農業普及・振興課や耕志会からも出席いただき、学生の学習面や寮生活の状況、今後の学校行事についてなど、農大の近況報告や意見交換を行いました。 参加された方からは、「農大の魅力アップを進めてほしい」や「高校や工業とのつながりを作ってほしい」などの意見がありました。皆さん、後継者不足を実感しておられるようでした。農大としても貴重なご意見を伺うことができました。

1年生の学習活動

 後期は学園祭など行事も多いですが、学習活動にも意欲的に取り組んでいます。花きコースは、手間暇かけて育てたシクラメンを販売するとともに、校長室にも飾ってほしいと届けてくれました。野菜学科では各プロジェクトがスタートし「イチゴへの天敵放飼」を研究する学生もいます。畜産学科は、畜産流通センターへ枝肉の調査に出かけました。日々の積み重ねから得られる知識と技術が学生一人一人の力になります。

産業用無人ヘリコプター資格取得(2年)

 1年時に無人ヘリコプターの基本的な知識と操作技術を習得した人の中から、土地利用型作物の防除を行う際に必要なこの資格取得を目指す学生のためのヘリスクール講習が6日間行われました。1年時には5人が合格していましたが、最終的に3人の学生がチャレンジしました。学生は講師の指導のもと無人ヘリを前後左右と安定して操作していました。今回の講習では、3人とも合格ラインに達しているとお墨付きをいただきました。卒業後は、この資格を活用して活躍してくれることを願っています。

第45回「黒石原祭」を行いました!

 今年はコロナの影響もありますが、3年ぶりの制限なしでの開催でした。校長先生、実行委員長南田さんの挨拶のあと、カウントダウンからみんなでクラッカーを鳴らし販売会をスタートしました。


 1年生は各コースで自分たちが生産した農産物を販売する青空市場、2年生はコース毎におにぎりや焼きそば、フランクフルトや揚げタコなどのバザーで、美味しく楽しく過ごしてもらいたいと会場を盛り上げてくれました。


 ダンスや高校生向けイベント、女装男装コンテスト、腕相撲大会など、学生が主体となっていろいろなイベントを考えてくれました。高校生向けイベントでは農大のポロシャツや農大の農産物が当たったり、女装男装コンテストでは、個性豊かな変装ぶりで会場を沸かせていました。また、腕相撲大会では、女性教官も男子学生に混じって参加し、学生に負けない意気込みを見せていました。笑顔や歓声が絶えないイベントが目白押しでした。


 後援会や耕志会(同窓会)からも出店いただき、黒石原祭を盛り上げていただきました。当日はたくさんの農産物等を持ち寄っていただき、学生に負けないように大きな声で販売されていました。


 学生会執行部や黒石原祭実行委員会の学生たちがアイデアを出しながら準備から当日の運営まで取り組んでくれました。表に出て運営・販売をする学生や裏方として受付や交通整理をする学生まで、一人ひとりが責任を持って取り組んでいる姿はとても頼もしく見えました。「行事は人を育てる」を実感した黒石原祭でした。

1年生農家派遣研修

 農業についての理解を深め、農大での学習目標の具体化を促進することを目的としています。例年、1年生は全員、耕志会(同窓会)に受け入れをお願いしていましたが、今年度は10月に開催することから、進路目標をしっかり持ってもらう目的もあり、農家での宿泊研修と法人への通所研修を希望に応じて行いました。


農家での宿泊研修の学生は各地域振興局に集合し、7日間寝食を共にする受け入れ農家さんと対面し受け入れ式を行いました。



 受け入れてくださった農家さんや法人からは、学生一人ひとりの評価表をいただきます。「積極性」や「専門知識」、「挨拶」や「言葉使い」など技術面、生活面をABCで評価いただきました。学生たちは、おおむね高評価をいただきましたが、「できていること」「できていないこと」を伝えていただき、学生自身への気付きとなりました。
 学生の感想としては「とても貴重な体験だと実感した」「農業はきついこともあれば楽しいこともあることを学んだ」「とてもたくさんのことを学び、自分の成長も感じられました」「これからの実習も、この派遣研修を思い出しながら頑張りたい」などがありました。また、学校では見せない一面を見せてくれた学生も多かったようです。
 コロナ禍で農家派遣研修が心配された中、実施できたこと、学生の成長が感じられたことを嬉しく思います。この貴重な経験をもとに農大での学びをさらに深めてもらうことを願っています。「自ら気付き、考え、行動する」です。

酒米「華錦」を出荷

 農大の水田で収穫した酒米を山鹿市の酒造メーカーに出荷しました。プロジェクト学習の取り組みの一つとして酒米を設定した学生がいます。酒米の品種は熊本県が平成26年に開発した品種「華錦」で、育成した酒米を県内の酒造メーカーに利用してもらうことで県産酒の更なる活性化を図ろうと実施しました。収穫した「華錦」を調製し、玄米300キロを酒造メーカーに出荷しました。年内に仕込みに入り、卒業式前には農大で育てたお米を原料としたお酒がお披露目できる予定です。

鹿本農業高校との連携

  花きコースの1年生は、農大において鹿本農業高校園芸技術科の生徒と交流を行いました。学生はそれぞれ自分のプロジェクト内容を発表し、その後、温室で実際のプロジェクトを見てもらいました。高校生も先生方も興味津々で、楽しい交流となり、農大での学習を肌で感じていただきました。花きコースに入学してくれることを願っています。

花きコースのフラワーアレンジメント作製

 毎年恒例、黒石原祭におけるミニ講座「フラワーアレンジ」では、今年は「ドライフラワークリアオーナメント作り」を行います。そのため、花きコースでは事前準備として試作品作りを行いました。自分の好きなドライフラワーを選んでクリアボールに入れていく作業では、色や形の組み合わせで思案しているようでしたが、最終的には素敵な作品を完成させることができました。黒石原祭では、先着10名の方に体験をしていただきました。

農大教育改善検討委員会

 同窓会(耕志会)会長や後援会会長、農業法人協会や女性農業者、農業高校や農業協同組合、農地・担い手支援課の方々に委員として参加いただき、学校評価や教育内容の改善を目的として年に2回開催しています。学校からは、今年度の農学部や研修部の取組内容や進捗状況について説明しました。また、現在行っている「農大あり方検討」についても説明がなされました。委員の方々からは貴重な御意見をいただきましたので、今後の農大教育の改善に反映させていきたいと思います。

花きコースのスマート農業遠隔授業

 花きコースは、シクラメンを対象作物として、県内11の農業高校と連携して「スマート農業実証事業」に取り組んでいます。その一環としてIT関連事業者を講師に招き、スマート農業に関する第2回遠隔一斉授業を行いました。授業では、シクラメンの葉数と花数はほぼ同じであることから、高品質なシクラメンを作るには、10月までにできるだけ葉数を増やすことが重要なポイントであり、栽培管理上、順調に葉数が増えているかどうか確認していく必要があることなどの説明がありました。また、シクラメンの葉数を「AI」を使って数えるソフト開発にも取り組んでいます。

コース別研修(果樹)

 本校のブドウが毎年のようにイタチの食害を受けるため、小型害獣侵入防止対策としてのネット付き電気柵設置方法について学びました。また、中晩生カンキツ優良経営の考え方を学ぶため、天草市の親子2代本校卒業生中晩生カンキツ農家2戸を果樹コース2年生が訪問しました。高品質果実生産における効率化・軽労働化を重視した考え方に熱心に耳を傾け、優れた経営を行う農家が、鋭い観察力で生育を見極め、適正・適期基本管理を徹底して行っていることを学びました。「農大で過ごす時間を楽しむように」とアドバイスを受けました。

コース別研修(酪農、肉用牛)が全国和牛能力共進会見学

 全国の優秀な和牛を5年に一度、一堂に集めて、改良の成果やその優秀性を競う大会です。全国の和牛関係者にとっては、この大会で優秀な成績を収めることは、各道府県の和牛のブランド力の向上につながることから、最も重要な大会となっています。今年は鹿児島県で行われたことから畜産学科の学生が見学に出かけました。学生は、全国レベルの出品牛の美しい体型に感銘を受けるとともに、同世代の学生が牛に情熱を注いでいることに刺激を受け、自分も管理を頑張ろうといった声が聞かれました。

コース別研修(野菜)

 県高原研究所とJA阿蘇選果場、トマト農家、直売所を訪問しました。研究所では、イチゴ、トマトの研究成果を聞いて、みんな感心していました。選果場と農家では、トマト生産出荷のスムーズな流れや農家の経営規模、栽培技術に驚いていました。農業に対する興味関心がより深まったようで、産地を知る良い機会となりました。

学生会会長候補の立ち会い演説会

 農業大学校では、学生会次期会長選出のための立ち会い演説会と投票が開催されました。候補者からは「新型コロナの感染拡大のため中止になった九州地区農大親善スポーツ大会をコロナ対策にしっかり取り組み、来年は実施できるようにしたい」「寮のネット環境を改善したい」「農大生全員が楽しめるようにスポーツイベントだけでなく、スポーツが苦手な学生でも楽しめる文化的なイベントも増やしたい」「農大の魅力を広く外部に発信するためYoutubeを活用して広報したい」との積極的な演説がありました。次期会長に誰が相応しいか静かに演説を聴き、各候補に投票していました。

コース別研修(花き)

 若手卒業生を訪問しました。1戸はトルコギキョウを栽培され、国の補助事業を活用して低コスト耐候性ハウスを導入し、経営規模の拡大を図っておられました。もう1戸は、作型にあった品種の使い分けと植え替えや2度切り栽培に取り組み、宿根カスミソウを9月から翌年の6月まで連続出荷されていました。先輩の取り組みを見て感心するとともに、農協や市町村、普及・振興課との連携の重要性など学びを深めることができたようです。

献血

 毎年、農大では献血に協力しています。今年も多くの学生が協力したいと手を挙げてくれました。「初めて献血します」という学生もいました。寮での生活をはじめ、社会に出ても「お互いに協力すること」「誰かのために行動すること」を忘れない社会人になってほしいと願っています。資格取得の合間をぬって飛び込みで献血に協力してくれた学生や先生方もありました。

台風14号の対策と前期試験

 大型の台風14号が接近するとあって、農大では数日かけて台風対策を行いました。それでも人手が不足するところもあり、野菜の1年生が果樹のハウスに手伝いに来てくれました。大変な時は「お互い様」という精神が農業には必要です。台風が過ぎた翌日から前期の試験が始まりました。木造の寮のため用心して帰省をお願いしていたので戻ってくるのが大変だったと思います。一部の学生に影響がありましたが、何とか実施することができました。農大は単位制ですので、自分の選択した講義の単位はしっかりと取ってほしいと思います。

九州親善体育大会 代替 ボウリング大会

 2日目は、天候に左右されずにスポーツを行いたいと、ボウリング大会を熊本市と菊陽町の会場で学年ごとに行いました。体育委員を中心に自分たちでチーム分けを行い、チーム優勝を目指して取り組みました。「みんなでボウリングなんて楽しい」「またやりたい」との反応でした。ゲームの結果、1位から4位までは金額が違う売店券が賞品でした。また、校長先生たちからも特別賞として賞品の提供があり、校長先生とはジャンケン大会で勝った人がもらうことになりました。この2日間のスポーツイベントは「体育」の単位でもあります。最後にはレポートを提出しました。

九州親善体育大会 代替 福岡農大交流会

 これまでの2年間、親善大会は開催されていません。今年もコロナ禍の影響で中止となりました。しかし、学生の頑張りを見ていると、このままではいられず、福岡農大に相談し交流会を開くことにしました。会場は福岡農大と熊本農大とで競技に分かれて実施しました。勝ち負けにこだわるのではなく、交流をとおしてスポーツの大切さを学びます。どの競技も学生と顧問と協力しながら和気あいあいと競技を楽しんでいました。

ドローン講習(上級)

 ドローンの講習は、1年生の時に初級と中級が実施されます。その中から合格した学生だけが 2年次の上級に進むことができます。今年、上級にチャレンジするのは10人です。大型の農業用ドローンを操作しグランドに設置されたコースを正確にクリアしていきます。「風が強く、なかなか安定させるのが難しい」との感想でした。

夏休み明け全校集会

 一か月間の夏休みも終わり、学校生活がスタートしました。夏休み前には、新型コロナウイル感染症により学生も職員も大変な時期があったので、無事にスタートできることをうれしく感じています。学生会代表の南田さんは「これからスポーツイベントや定期試験など、行事も多くあるので、コロナ対策をしっかりして頑張りましょう」と挨拶しました。校長先生は「多くの資格取得に頑張っていたことや農家にとって立春から数えて210日目が「二百十日」と呼ばれる日であり、この頃は、ちょうどイネの開花期と台風が来襲する時期と重なる。台風も接近していることもあり、自分の身は自分で守ることを心掛けてほしい」と話されました。

 また、今後の行事予定や役員改選、諸規定の改正内容など9月からの学校生活を送るうえで大切なことの説明がありました。

集中講義(アーク溶接)

 アーク溶接は「アーク放電」という気体中に生じる放電現象を利用した溶接方法です。農業においてもちょっとした道具の修理や器具の作成など、必要になる場面も考えられます。今年度、11人の申し込みがありました。強い光と熱が特徴ですが、しっかりと防護対策をして資格取得に取り組んでいました。

集中講義(鳥獣害被害対策)

 農作物の鳥獣被害は年々深刻化しています。県内におけるその現状や防止対策、中山間地域集落や農業の現状を学ぶとともに、実際に鳥獣被害防止対策の施工方法について学び、農作物の鳥獣被害対策の考え方及び実務を習得するものです。点検マップの作り方や電気柵を設置したり、防鳥網を使ってみるなど圃場での実習を行いました。また、農家ハンターの活動についても教えていただき「自分の作物は自分で守る」という意識がより強くなったようです。

2年畜産学科校外研修

  球磨地域では大規模酪肉複合経営におけるIT活用事例の見学、阿蘇地域では放牧ICT実践牧野の見学等を行い、今後の畜産経営に求められる心構えについて学びました。学生は、学校の飼養規模との違いを実感するとともに、ICTに興味津々で、放牧牛の安否確認のためのタブレット画面を熱心に覗き込んだり、ドローンの操作に目を輝かせたりと、積極的に学ぶ姿勢が見られました。

集中講義(フォークリフト)

 フォークリフトは、人の力では持ち上げることができない、運ぶことができない物でも簡単に移動することができるため、実に多くの作業現場で用いられている車両です。農業分野でもよく見かけるようになりました。農大でも夏休み期間中に、最大積載荷重1トン未満の「フォークリフト運転業務に関わる特別教育」を実施しましたが、37人の申し込みがありました。資格取得に一生懸命な学生たちは、フォークリフトを真剣に、そして器用に操作しながら資格取得に励みました。

愛知県農業高校の生徒訪問

 愛知県の農業は熊本と同じようにバランスの取れた農業が特徴です。その愛知県の農業関係高校の生徒たちが熊本でファームステイを行いながら交流や学びを深めました。この日は、菊池農業高校の生徒と一緒に農大で「熊本の農業」について学びました。農業に対する興味関心も高く意欲的な学生ばかりでした。農大への進学を考えている生徒もいました。熊本農大のことも説明したので、愛知だけではなく熊本での進学も考えてくれると嬉しいですね。

オープンキャンパス「緑の学園」開催

 今年は、予定どおり2回の実施ができました。当日は学生も職員も全員抗原検査を受け、陰性を確認し安心して参加いただけるような環境を作りました。学生会のスタッフは、暑い中の交通整理や全体会での説明、寮や食事会場への案内など、笑顔で丁寧に対応してくれました。各学科、コースでもその特色がわかるように工夫した体験学習が行われました。参加した生徒さんからは「丁寧に教えていただき、内容が良く理解できました」や「入学への気持ちが高まりました」という感想がありました。農大の教育内容をしっかりと理解いただき、充実した2年間になるように選択してもらいたいと思います。10月から始まる入学者選抜試験では、多くの生徒さんが農大を受験してくれることを期待しています。

1年野菜学科、プロジェクト始まる

 いよいよ1年生のプロジェクトがスタートしました。それぞれの学生が、自分のテーマに沿って準備を進めていきます。セルトレイや苗箱にメロンの種をまいたり、イチゴの苗の手入れをしたり、土壌消毒や土着天敵の確保など様々ですが、みんな課題意識をもって一生懸命に取り組んでいます。何事も実践しながら覚えていくことが農大の学びです。

1年農特産コース別研修

 農業、特に水稲の栽培においては、水は必要不可欠なものです。今回、通潤用水小笹円形分水・通潤橋・布田神社・嘉永福良井出関係施設(以上、山都町)・馬場楠井出の鼻ぐり(菊陽町)と現在に残る先人達が水を得るために多大な労力をかけて築いた用水路に係る施設等を巡ることで水の大切さを学びました。学生は「まだ、機械すらもなかった時代に、人の手だけで今も使われ続けている物を作り上げた先人たちの偉大さを改めて知りました」との感想もありました。

7月の全校集会

 7月最後の授業日に学生会が主催し全校集会が開かれました。いよいよ8月から夏休みに入ります。学生会の南田さんは「夏休みが終われば、九州地区体育大会や前期試験、黒石原祭などの行事があるので、これからもメリハリの生活をしよう」とあいさつしました。井上校長先生は「夏休みに何もしないのはもったいない。アルバイトをして社会性を身に付けたり、資格を取るなど有意義に過ごしてほしい」とあいさつされました。
4月からここまで、いろんな行事がありましたが、学生の協力があって実施できた行事や意識が足りなくて起きた問題もありました。教務課からも受講態度についての苦言もありました。これら一つひとつを自分事として受け止め、充実した夏休みとともに、より良い農大にするための協力を期待しています。

寮の美化活動

 年に数回、寮内の大掃除を行います。今年は、コロナウイルス感染症の広がりもあり、より身の回りの環境をきれいに保つことが求められていますし、数日後に「緑の学園」の実施も控えていますので、丁寧に実施されました。一番苦労しているのが「ゴミの分別」です。学生の住んでいる地域により分別方法が異なりますが、日ごろから分別の意識が低い学生もいるようです。ゴミ置き場を担当してくれた学生は、炎天下の中、押し込まれたゴミを一つひとつ袋から出して、強烈な匂いと闘いながら分別をしてくれました。本当に頭が下がります。また、室内では、各自の居室や共有部分の昇降口や廊下、トイレや洗濯場など一生懸命に磨いてくれました。

果樹コース別研修

 果樹コースの1、2年生は、落葉果樹の学習のために球磨地域に出かけ、モモやナシ、クリの先進的な農家さんの圃場を見せていただきました。モモの高品質安定多収栽培、クリの低樹高多収栽培、ナシのV字ジョイント栽培など、作業性や高品質生産のために工夫されていることを学びました。「常に考えること」「やるべき時に早めに仕事をする」など、貴重なアドバイスをいただき、常に探求を重ねておられることを知りました。

花きコース別研修

 農大の中でも、食べるものを育てない唯一のコースですが、心や生活に潤いを与えるものを育てています。その生産現場へ花きコースの1,2年生が研修に出かけました。行き先は、三角町の戸馳島です。ここは、有数のランの生産地です。毎月、海外から苗を輸入しヒートポンプを使った適切な環境で生産されていました。この生産法人には、本校の卒業生もいて元気に頑張っていました。就職先として興味を持った学生もいたようです。胡蝶蘭がきれいでした。

支援学校との連携

 農大の農場には「命」があふれています。その「命」を教材に「命の大切さ」を学びたいと、近隣の菊池支援学校の生徒さんが畜産学科で体験学習を行いました。子牛の心音を聞いたり、触ったり、牛についての〇✕クイズでは、妊娠期間についても学びました。担当したのは、獣医でもある中村先生です。支援学校の生徒たちとコミュニケーションを取りながら進めていただき、楽しい学びの時間になったようです。参加した生徒たちも笑顔一杯でした。後日、お礼のお手紙が届きました。こういう連携が取れることが素晴らしいと感じます。

野菜学科1年、メロン収穫

 1年生が入学してすぐに定植し、丹精込めて育てたメロン「肥後グリーン」が収穫の時を迎えました。初めてメロンを栽培する学生も多く、「メロンの成長がこんなに早いとは思わなかった」「管理が大変だった」という声が聞かれました。栽培経験のある学生は「もっと美味しいメロンを作りたい」と管理に励む姿も見られました。収穫したメロンは1玉2~3㎏、糖度も15度程度となり、郊外販売では完売しました。各自持ち帰り食べてもらいました。 

スィートコーン収穫

 野菜学科の1年生は、露地野菜の栽培にも取り組んでいます。夏といえばトウモロコシ(スィートコーン)! 夏を代表する野菜です。大きく育ったスィートコーンは、糖度も高く16度を超えるものもありました。メロン並みです。今回育てた品種は「おひさまコーン88」と品種です。みんな笑顔で収穫しました。マルシェでも好評でした。

野菜学科1年、プロジェクト課題検討会

 これからプロジェクト活動に取り組む1年生が個人で課題を設定し、その解決に向けたプロジェクトの計画を野菜学科全員の前で発表しました。テーマや供試品種、施肥設計や栽植様式などをそれぞれが設定し、これからのプロジェクト学習へ挑戦します。研究の成果を卒業論文に生かせるようにしっかり取り組みます。2年生も参加し、計画内容についての質問もあり、みんな真剣でした。

農業高校との連携、遠隔一斉授業

 農大と農業高校では、いくつかの連携事業を行っています。その一つが、スマート農業の取り組みとして、各学校のシクラメンの栽培データをクラウド上に置き、他の高校のシクラメンの生育状況や管理状況を確認して、栽培技術や診断の高度化を実現するものです。また今年は、栽培技術支援のために、シクラメンの葉数を数える「AI」の開発にも取り組みます。この日は、各学校と開発業者をつなぎ、スマート農業の優良事例の紹介や今年の実施内容や活用方法についてオンラインでの講義を行いました。

野菜学科2年生、農産物販売優秀者表彰

 プロジェクト学習では、栽培技術だけではなく経営的感覚を養うことも重要です。そこで、野菜品目のチームごとに単位面積当たりの売り上げ価格を比較し、上位3チームの金額発表と表彰が行われました。最優秀に輝いたのは、1位:ピーマンチーム、2位:ミニトマトチーム、3位:ナスチームでした。日ごろから自分たちで育てた作物は、農大マルシェや郊外の販売実習で販売しています。収穫物を販売し実績を上げることで、農業への興味・関心を高めたり、農大での学びの充実につなげてほしいと考えています。

入試説明会

 高校の先生方を対象にした入試説明会が行われました。農業高校をはじめ、普通高校や私立の高校などいろんな学校に来校いただきました。それぞれの学校に希望者がいるという事でもあります。高校の生徒さんに興味を持ってもらうには、高校の先生方へ正確な情報をお伝えすることが大切です。農大のパンフレット、ホームページ、YouTubeを見ていただきながら説明を行いました。最後に入試実施要項を配布し「緑の学園」への参加も再度お願いしました。入学してくれる学生が増えることを願っています。

1年生進路ガイダンス

 在学中の早い時期から将来の夢や目標を持ち、それに向かって準備や努力をしていくことが重要となります。そこで、意識啓発を図る目的もあり、先輩方の体験談を聞く機会を設けました。今回は、農業自営、雇用就農、関連産業就職された42期生の先輩の体験談を聞くことができました。学生時代のプロジェクト学習の大切さや、農家派遣研修、寮生活での仲間づくりなど、思い出をかみしめるように伝えていただきました。その中でも印象に残っている言葉は、①「夢中になるものを見つける」②「夢をかなえるための行動や言葉」③「感謝の気持ちを言葉にする」です。経験からくる言葉には説得力があります。

交通安全を願って

 学校生活は学生の安心・安全が前提となります。2年前に本校の学生が命を落とすという事故が発生しました。大切な命を守れなかったという思いを忘れないように全員で黙祷しました。また、最近、交通に関する違反や事故が発生しました。そこで全校集会を開きました。冒頭、校長先生から「お酒は身近なものであるが、判断を狂わす水でもあることを理解してほしい」とありました。熊本北合志警察署から来ていただき、DVDにより飲酒運転の怖さについて学びました。講話では、①飲酒運転はとても悪質と扱われること。②運転するときは歩行者が優先であること。③人を死なせない、自分も死なないためにルールや基本を守ること。を何度も繰り返されました。交通委員長の後藤君も「飲酒運転の怖さが実感できた」と感想を述べるなど、二度と不幸な出来事は起こさないと思いを新たにしました。

雇用就農促進セミナー

 1、2年生の雇用就農を希望する学生と県内の求人を考えておられる20社との雇用就農促進セミナーを実施しました。法人協会香山会長の挨拶のあとに、学生は各法人のブースを積極的に回り説明を受けていました。希望の法人に就職したいと学生の目は真剣でした。夏休みに農場体験のお願いをする学生もいました。1年生も積極的に参加していました。

花きコース校外研修

 最近は農業法人への就職が増え、就農先の一つとして地域営農法人も考えられるので、学生の理解促進のために、地域に根差した土地利用型農業を実践し、水稲、麦、大豆その他の生産を行っておられる集落営農法人「ネットワーク大津株式会社」で研修をさせていただきました。地域のリーダーとして活躍しておられる徳永社長は、農大花きコースの一期生です。学生もその説明を熱心に聞いていました。学生にとって、いろんな形態の農業法人を見ることはとても勉強になります。

田植え

校長先生のあいさつの中で、田植えの大切さや「1反=一人で栽培できる面積=1年間で食べる量」であったことについて話がありました。中村教授からは、早苗饗の意味についてや感謝の気持ちを忘れずに植えてほしい、農特産の八尋コース長からは、イネの品種や植え方の説明がありました。

境文化委員長の号令の下、田植えを行いました。なかなかうまくいかない場面もありましたが無事に終わりました。

外で思いっきりはしゃぐことができない昨今、田んぼは学生にとって発散の場となりました。あとは風呂できれいに!

寮周辺整備

 学生が日々生活する学生寮は、「くまもとアートポリス」で建てられています。複雑な構造だけに周囲の手入れもひと苦労です。これまで笹がたくさん植えられていましたが、外壁工事に伴い取り除くことにしました。長年繁茂していた笹の中からは、カンやビンが大量に出てきました。2年の学生は、「きれいに使う」という気持ちを込めて作業しました。

スマート農業

 「農業の新技術」という科目では、スマート農業についても学びます。この日は、農産園芸学科と野菜学科の1年生が、農業用ドローン、アシストスーツ、リモコン草刈り機、無人田植機、そして、ロボットトラクタの実演と体験を行いました。新しい技術に触れ、これからの農業をイメージすることも若い世代には必要です。大きなトラクタがGPSを使って自動で耕耘作業をする様子には、試乗した学生はテンションも上がり、「これ欲しい」という声もありました。

1年だけでマルシェ

 2年生の農家派遣研修の期間中に実施される「農大マルシェ」は、1年生が責任を持って行うことになります。初回は2年生がいない不安もあり、思うように動けていないようでした。回を重ねることで大きな声も出て、来客対応も様になってきました。経験することは自信につながり、より良い行動へとつながっていきます。

野菜学科1年、経営実習

 地野菜栽培にも挑戦しています。タマネギの収穫やスイートコーンの追肥、防草シート張りなど、丁寧に愛情を持って栽培することで、収穫の喜びも感じることができます。

「くまもと花博」コース別研修

 今年度熊本で開催された「くまもと花博」に花きコース1年生が研修に出かけました。桜町くまもと周辺では、世界的フラワーアーティストであるニコライ・バーグマンが演出する大花壇や企画展を見学し、県産の花のすばらしさや活用方法の多様性を学ぶ機会となりました。これからさらに育てる技術と感性を育ててもらいたいですね。

就職支援セミナー

 就職を希望する2年生を対象に、菊池のハローワークから来ていただき、会社が求める人材やエントリーシートの書き方など指導していただきました。本校の進路コーディネーターからは、今年3月に卒業した先輩たちの進路状況や取り組みについて話がありました。親元就農を考えている学生とは取り組む内容もすべきことも違います。採用試験はすでにスタートしています。現時点で内定をもらっている学生もいます。自分の明るい将来を描き、農大生として今すべきことに精一杯の努力をしてほしいと思います。

北部九州スポーツ交歓大会

 福岡、長崎、佐賀、大分、熊本5県の農大が集まってのスポーツ大会がありました。この2年間実施されていませんが、熊本がホスト校として、できる限りのコロナ感染対策を行い実施することができました。学生は、1人の体調不良もなく全員が競技や会場運営にあたりました。結果も総合優勝でした。しっかりやり遂げる素晴らしい学生たちです。

農高連携会議

農大は、県下11校の農業関係高校と連携して様々な取組をしています。この会議は、農大の現状や学科の紹介、今年の取組の内容、熊本県としての担い手養成や高校教育課の事業などを校長先生や農場長の先生方に理解いただくためのものです。各校の先生方から「生徒は元気にしていますか!」という声が聴かれました。農高-農大一貫プロジェクトやシクラメンを活用したスマート農業など、農業関係高校と更に取り組みを充実させて連携を強めていきたいと考えています。

ロアッソでマルシェ

 5月8日(日)熊本市のえがお健康スタジアムにて、出張農大マルシェを開催しました。当日はロアッソ熊本のホームゲーム開催もあり、多くの方で賑わっていました。野菜部「マルクト」部員が農産物の集荷・物品の運搬・会場の設置・販売などを担い、普段のマルシェと違う業務でしたが、多くの来場者と交流することで貴重な経験となりました。部員の頑張りもあり、集荷した農産物は完売することができました。会場運営者のはからいで、ホームゲームを観戦させていただいたり、おもてなし武将隊との交流があったりと充実したマルシェとなりました。後日、佐賀在住の方から感謝と激励のハガキもいただきました。

飼料収穫

 畜産学科では、牛たちに与える飼料を栽培しています。農大周辺に点在している牧草地では大型機械で収穫したり、ロールにした飼料を運ぶ実習風景が見られます。免許を持っている学生は大活躍です。この日も2年の先輩からの指導を受けながら1年生がローダーの操作を頑張っていました。技術や要領を先輩から教えてもらうことはとても大切です。

学生交流会(BBQ)

 1年生との親睦を深め歓迎の気持ちを伝えたいと文化委員長の境君、副委員長の久保さんが中心となって学生会の役員も協力しながら企画してくれました。この企画は初めての試みですが、コロナ禍に負けないようにパーテーションや手袋、焼き係を決めるなど感染対策を取りながら楽しく、美味しく、学生も先生方も笑顔で実施することができました。最後は、みんなで協力して片付けです。分別もしっかり、テキパキと行動してくれました。

コースマッチ

 木村体育委員長を中心にコース対抗のサッカー大会を企画し準備を進めてくれました。少ない人数のコースは協力しながら出場しました。得意な学生もそうでない学生も自分にできることを考え参加していました。率先して審判をしてくれたり、水分を届けたり素晴らしいチームワークでした。優勝は2年野菜Bコース、準優勝は2年野菜Aコースでした。

オリエンテーション

 農大での教育目標や教育内容、農大生としての心構えや講義内容、単位のことや寮生活についてなど、多岐にわたる説明を真剣に受けていました。校長先生からは、プロとアマの違いや比較することの大切さを伝えられました。2年間という学びはあっという間です。20年後、30年後、この熊本の農業をけん引してくれるリーダーになっていてくれることを願いオリエンテーションを進めました。

入学式

45期生60人と研修生36人が入学してきました。学生は、7つの県、26の学校から農大に集いました。校長式辞では「農大が本県農業の発展に果たしている役割は大きいものがある。近年のコロナ禍や自然災害、スマート農業や農産物の海外輸出など、混とんとした社会を乗り越えるために『稲のことは稲に聞け』『農業経営が農学の中核をなす』」。知事告示では「熊本のポテンシャルを最大限生かし『稼げる農業』『環境にやさしい農業』を県としても担っていくので、切磋琢磨して多くの夢を描いてもらいたい」という言葉を贈られました。新入生代表の蔦本さんは「同級生と互いに支えあい、将来、くまもと農業を担う地域リーダーとなれるよう、知識や技術、経営力の習得に励み、実りある学校生活を送りたい」と誓いの言葉を述べました。

ほ場にも新しい息吹

 ナシの樹には白くてきれいな花が咲いていました。野菜ハウスでは、学生のプロジェクト用の野菜の苗がすくすくと育っていました。

新入生を迎える準備

花きコースの2年生が式場のフラワー装飾をしてくれました。農大で生産した花も使いながら心を込めて制作してくれました。春季の休業期間中も学生会長をはじめ各委員長さんたちは、オリエンテーションやコースマッチ、親睦会、居室の名札制作など、連日教官との打合せや準備を進めてくれました。大変だけど、誰かのために一生懸命動いてくれるこの気持ちが素晴らしいと感じています。

いよいよ新年度のスタート

校長先生をはじめ16人の先生方を送り出し寂しい気持ちでいましたが、4月1日に17人の先生方が赴任してこられました。皆さんこの農大での生活を楽しみにしておられます。早速、新転任の先生方への研修会が開かれました。農業機械を安全に操作することや学生との向き合い方など意見を出し合いながら学び、スタート準備も万端です。

野菜部「Markt(マルクト)」くまもと県版GAP 現地調査

 熊本県有機農業研究会の調査員を迎え、農舎にて作業日誌や記録簿などの資料の確認があり、倉庫や圃場の現地調査も行われました。マルクトではGAP 認証にむけ、一年生が各担当に分かれ準備を進めてきました。調査員からの質問にも各担当が答える場面が多くみられました。外部の調査を実施することで、緊張感のある取り組みとなり学生の安全・安心な農産物生産への意識も向上しています。今後、認証へ向け書類の提出等を引き続き実施します。

明けまして おめでとうございます

 令和4 年の新しい年は、農産園芸学科農特産コース1 年生が年末に餅つき実習で作ってくれた鏡餅と門松で迎えました。お餅は、学校で収穫された餅米です。昨年もコロナ禍で大変な年でしたが、みんなの協力で何とか乗り越えることができました。