学校ブログ
地区別懇談会
後援会の主催で毎年地区ごとに「地区懇談会」が実施されています。ここ数年、コロナ禍の影響もあり、すべての地区では実施できていませんが開催できた地区もありました。懇談会では、農業普及・振興課や耕志会からも出席いただき、学生の学習面や寮生活の状況、今後の学校行事についてなど、農大の近況報告や意見交換を行いました。 参加された方からは、「農大の魅力アップを進めてほしい」や「高校や工業とのつながりを作ってほしい」などの意見がありました。皆さん、後継者不足を実感しておられるようでした。農大としても貴重なご意見を伺うことができました。
1年生の学習活動
後期は学園祭など行事も多いですが、学習活動にも意欲的に取り組んでいます。花きコースは、手間暇かけて育てたシクラメンを販売するとともに、校長室にも飾ってほしいと届けてくれました。野菜学科では各プロジェクトがスタートし「イチゴへの天敵放飼」を研究する学生もいます。畜産学科は、畜産流通センターへ枝肉の調査に出かけました。日々の積み重ねから得られる知識と技術が学生一人一人の力になります。
産業用無人ヘリコプター資格取得(2年)
1年時に無人ヘリコプターの基本的な知識と操作技術を習得した人の中から、土地利用型作物の防除を行う際に必要なこの資格取得を目指す学生のためのヘリスクール講習が6日間行われました。1年時には5人が合格していましたが、最終的に3人の学生がチャレンジしました。学生は講師の指導のもと無人ヘリを前後左右と安定して操作していました。今回の講習では、3人とも合格ラインに達しているとお墨付きをいただきました。卒業後は、この資格を活用して活躍してくれることを願っています。
第45回「黒石原祭」を行いました!
今年はコロナの影響もありますが、3年ぶりの制限なしでの開催でした。校長先生、実行委員長南田さんの挨拶のあと、カウントダウンからみんなでクラッカーを鳴らし販売会をスタートしました。
1年生は各コースで自分たちが生産した農産物を販売する青空市場、2年生はコース毎におにぎりや焼きそば、フランクフルトや揚げタコなどのバザーで、美味しく楽しく過ごしてもらいたいと会場を盛り上げてくれました。
ダンスや高校生向けイベント、女装男装コンテスト、腕相撲大会など、学生が主体となっていろいろなイベントを考えてくれました。高校生向けイベントでは農大のポロシャツや農大の農産物が当たったり、女装男装コンテストでは、個性豊かな変装ぶりで会場を沸かせていました。また、腕相撲大会では、女性教官も男子学生に混じって参加し、学生に負けない意気込みを見せていました。笑顔や歓声が絶えないイベントが目白押しでした。
後援会や耕志会(同窓会)からも出店いただき、黒石原祭を盛り上げていただきました。当日はたくさんの農産物等を持ち寄っていただき、学生に負けないように大きな声で販売されていました。
学生会執行部や黒石原祭実行委員会の学生たちがアイデアを出しながら準備から当日の運営まで取り組んでくれました。表に出て運営・販売をする学生や裏方として受付や交通整理をする学生まで、一人ひとりが責任を持って取り組んでいる姿はとても頼もしく見えました。「行事は人を育てる」を実感した黒石原祭でした。
1年生農家派遣研修
農業についての理解を深め、農大での学習目標の具体化を促進することを目的としています。例年、1年生は全員、耕志会(同窓会)に受け入れをお願いしていましたが、今年度は10月に開催することから、進路目標をしっかり持ってもらう目的もあり、農家での宿泊研修と法人への通所研修を希望に応じて行いました。
農家での宿泊研修の学生は各地域振興局に集合し、7日間寝食を共にする受け入れ農家さんと対面し受け入れ式を行いました。
受け入れてくださった農家さんや法人からは、学生一人ひとりの評価表をいただきます。「積極性」や「専門知識」、「挨拶」や「言葉使い」など技術面、生活面をABCで評価いただきました。学生たちは、おおむね高評価をいただきましたが、「できていること」「できていないこと」を伝えていただき、学生自身への気付きとなりました。
学生の感想としては「とても貴重な体験だと実感した」「農業はきついこともあれば楽しいこともあることを学んだ」「とてもたくさんのことを学び、自分の成長も感じられました」「これからの実習も、この派遣研修を思い出しながら頑張りたい」などがありました。また、学校では見せない一面を見せてくれた学生も多かったようです。
コロナ禍で農家派遣研修が心配された中、実施できたこと、学生の成長が感じられたことを嬉しく思います。この貴重な経験をもとに農大での学びをさらに深めてもらうことを願っています。「自ら気付き、考え、行動する」です。
第13回ふれあい畜産まつり(熊本県畜産農業協同組合主催)
肉用牛1年生が学校で育てた褐毛和種を共進会に出品しました。本番の前から1年生全員で牛を調教し、本番で牛を引いた学生は、審査委員による審査の間、観客の前で立派に牛を立たせていました。初めてで貴重な経験となりました。
酒米「華錦」を出荷
農大の水田で収穫した酒米を山鹿市の酒造メーカーに出荷しました。プロジェクト学習の取り組みの一つとして酒米を設定した学生がいます。酒米の品種は熊本県が平成26年に開発した品種「華錦」で、育成した酒米を県内の酒造メーカーに利用してもらうことで県産酒の更なる活性化を図ろうと実施しました。収穫した「華錦」を調製し、玄米300キロを酒造メーカーに出荷しました。年内に仕込みに入り、卒業式前には農大で育てたお米を原料としたお酒がお披露目できる予定です。
鹿本農業高校との連携
花きコースの1年生は、農大において鹿本農業高校園芸技術科の生徒と交流を行いました。学生はそれぞれ自分のプロジェクト内容を発表し、その後、温室で実際のプロジェクトを見てもらいました。高校生も先生方も興味津々で、楽しい交流となり、農大での学習を肌で感じていただきました。花きコースに入学してくれることを願っています。
花きコースのフラワーアレンジメント作製
毎年恒例、黒石原祭におけるミニ講座「フラワーアレンジ」では、今年は「ドライフラワークリアオーナメント作り」を行います。そのため、花きコースでは事前準備として試作品作りを行いました。自分の好きなドライフラワーを選んでクリアボールに入れていく作業では、色や形の組み合わせで思案しているようでしたが、最終的には素敵な作品を完成させることができました。黒石原祭では、先着10名の方に体験をしていただきました。
農大教育改善検討委員会
同窓会(耕志会)会長や後援会会長、農業法人協会や女性農業者、農業高校や農業協同組合、農地・担い手支援課の方々に委員として参加いただき、学校評価や教育内容の改善を目的として年に2回開催しています。学校からは、今年度の農学部や研修部の取組内容や進捗状況について説明しました。また、現在行っている「農大あり方検討」についても説明がなされました。委員の方々からは貴重な御意見をいただきましたので、今後の農大教育の改善に反映させていきたいと思います。
花きコースのスマート農業遠隔授業
花きコースは、シクラメンを対象作物として、県内11の農業高校と連携して「スマート農業実証事業」に取り組んでいます。その一環としてIT関連事業者を講師に招き、スマート農業に関する第2回遠隔一斉授業を行いました。授業では、シクラメンの葉数と花数はほぼ同じであることから、高品質なシクラメンを作るには、10月までにできるだけ葉数を増やすことが重要なポイントであり、栽培管理上、順調に葉数が増えているかどうか確認していく必要があることなどの説明がありました。また、シクラメンの葉数を「AI」を使って数えるソフト開発にも取り組んでいます。
コース別研修(果樹)
本校のブドウが毎年のようにイタチの食害を受けるため、小型害獣侵入防止対策としてのネット付き電気柵設置方法について学びました。また、中晩生カンキツ優良経営の考え方を学ぶため、天草市の親子2代本校卒業生中晩生カンキツ農家2戸を果樹コース2年生が訪問しました。高品質果実生産における効率化・軽労働化を重視した考え方に熱心に耳を傾け、優れた経営を行う農家が、鋭い観察力で生育を見極め、適正・適期基本管理を徹底して行っていることを学びました。「農大で過ごす時間を楽しむように」とアドバイスを受けました。
コース別研修(酪農、肉用牛)が全国和牛能力共進会見学
全国の優秀な和牛を5年に一度、一堂に集めて、改良の成果やその優秀性を競う大会です。全国の和牛関係者にとっては、この大会で優秀な成績を収めることは、各道府県の和牛のブランド力の向上につながることから、最も重要な大会となっています。今年は鹿児島県で行われたことから畜産学科の学生が見学に出かけました。学生は、全国レベルの出品牛の美しい体型に感銘を受けるとともに、同世代の学生が牛に情熱を注いでいることに刺激を受け、自分も管理を頑張ろうといった声が聞かれました。
コース別研修(野菜)
県高原研究所とJA阿蘇選果場、トマト農家、直売所を訪問しました。研究所では、イチゴ、トマトの研究成果を聞いて、みんな感心していました。選果場と農家では、トマト生産出荷のスムーズな流れや農家の経営規模、栽培技術に驚いていました。農業に対する興味関心がより深まったようで、産地を知る良い機会となりました。
学生会会長候補の立ち会い演説会
農業大学校では、学生会次期会長選出のための立ち会い演説会と投票が開催されました。候補者からは「新型コロナの感染拡大のため中止になった九州地区農大親善スポーツ大会をコロナ対策にしっかり取り組み、来年は実施できるようにしたい」「寮のネット環境を改善したい」「農大生全員が楽しめるようにスポーツイベントだけでなく、スポーツが苦手な学生でも楽しめる文化的なイベントも増やしたい」「農大の魅力を広く外部に発信するためYoutubeを活用して広報したい」との積極的な演説がありました。次期会長に誰が相応しいか静かに演説を聴き、各候補に投票していました。
コース別研修(花き)
若手卒業生を訪問しました。1戸はトルコギキョウを栽培され、国の補助事業を活用して低コスト耐候性ハウスを導入し、経営規模の拡大を図っておられました。もう1戸は、作型にあった品種の使い分けと植え替えや2度切り栽培に取り組み、宿根カスミソウを9月から翌年の6月まで連続出荷されていました。先輩の取り組みを見て感心するとともに、農協や市町村、普及・振興課との連携の重要性など学びを深めることができたようです。
献血
毎年、農大では献血に協力しています。今年も多くの学生が協力したいと手を挙げてくれました。「初めて献血します」という学生もいました。寮での生活をはじめ、社会に出ても「お互いに協力すること」「誰かのために行動すること」を忘れない社会人になってほしいと願っています。資格取得の合間をぬって飛び込みで献血に協力してくれた学生や先生方もありました。
台風14号の対策と前期試験
大型の台風14号が接近するとあって、農大では数日かけて台風対策を行いました。それでも人手が不足するところもあり、野菜の1年生が果樹のハウスに手伝いに来てくれました。大変な時は「お互い様」という精神が農業には必要です。台風が過ぎた翌日から前期の試験が始まりました。木造の寮のため用心して帰省をお願いしていたので戻ってくるのが大変だったと思います。一部の学生に影響がありましたが、何とか実施することができました。農大は単位制ですので、自分の選択した講義の単位はしっかりと取ってほしいと思います。
九州親善体育大会 代替 ボウリング大会
2日目は、天候に左右されずにスポーツを行いたいと、ボウリング大会を熊本市と菊陽町の会場で学年ごとに行いました。体育委員を中心に自分たちでチーム分けを行い、チーム優勝を目指して取り組みました。「みんなでボウリングなんて楽しい」「またやりたい」との反応でした。ゲームの結果、1位から4位までは金額が違う売店券が賞品でした。また、校長先生たちからも特別賞として賞品の提供があり、校長先生とはジャンケン大会で勝った人がもらうことになりました。この2日間のスポーツイベントは「体育」の単位でもあります。最後にはレポートを提出しました。
九州親善体育大会 代替 福岡農大交流会
これまでの2年間、親善大会は開催されていません。今年もコロナ禍の影響で中止となりました。しかし、学生の頑張りを見ていると、このままではいられず、福岡農大に相談し交流会を開くことにしました。会場は福岡農大と熊本農大とで競技に分かれて実施しました。勝ち負けにこだわるのではなく、交流をとおしてスポーツの大切さを学びます。どの競技も学生と顧問と協力しながら和気あいあいと競技を楽しんでいました。
熊本県教育情報システム
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運用担当 梶原 哲