学校ブログ

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7月の全校集会

 7月最後の授業日に学生会が主催し全校集会が開かれました。いよいよ8月から夏休みに入ります。学生会の南田さんは「夏休みが終われば、九州地区体育大会や前期試験、黒石原祭などの行事があるので、これからもメリハリの生活をしよう」とあいさつしました。井上校長先生は「夏休みに何もしないのはもったいない。アルバイトをして社会性を身に付けたり、資格を取るなど有意義に過ごしてほしい」とあいさつされました。
4月からここまで、いろんな行事がありましたが、学生の協力があって実施できた行事や意識が足りなくて起きた問題もありました。教務課からも受講態度についての苦言もありました。これら一つひとつを自分事として受け止め、充実した夏休みとともに、より良い農大にするための協力を期待しています。

寮の美化活動

 年に数回、寮内の大掃除を行います。今年は、コロナウイルス感染症の広がりもあり、より身の回りの環境をきれいに保つことが求められていますし、数日後に「緑の学園」の実施も控えていますので、丁寧に実施されました。一番苦労しているのが「ゴミの分別」です。学生の住んでいる地域により分別方法が異なりますが、日ごろから分別の意識が低い学生もいるようです。ゴミ置き場を担当してくれた学生は、炎天下の中、押し込まれたゴミを一つひとつ袋から出して、強烈な匂いと闘いながら分別をしてくれました。本当に頭が下がります。また、室内では、各自の居室や共有部分の昇降口や廊下、トイレや洗濯場など一生懸命に磨いてくれました。

果樹コース別研修

 果樹コースの1、2年生は、落葉果樹の学習のために球磨地域に出かけ、モモやナシ、クリの先進的な農家さんの圃場を見せていただきました。モモの高品質安定多収栽培、クリの低樹高多収栽培、ナシのV字ジョイント栽培など、作業性や高品質生産のために工夫されていることを学びました。「常に考えること」「やるべき時に早めに仕事をする」など、貴重なアドバイスをいただき、常に探求を重ねておられることを知りました。

花きコース別研修

 農大の中でも、食べるものを育てない唯一のコースですが、心や生活に潤いを与えるものを育てています。その生産現場へ花きコースの1,2年生が研修に出かけました。行き先は、三角町の戸馳島です。ここは、有数のランの生産地です。毎月、海外から苗を輸入しヒートポンプを使った適切な環境で生産されていました。この生産法人には、本校の卒業生もいて元気に頑張っていました。就職先として興味を持った学生もいたようです。胡蝶蘭がきれいでした。

支援学校との連携

 農大の農場には「命」があふれています。その「命」を教材に「命の大切さ」を学びたいと、近隣の菊池支援学校の生徒さんが畜産学科で体験学習を行いました。子牛の心音を聞いたり、触ったり、牛についての〇✕クイズでは、妊娠期間についても学びました。担当したのは、獣医でもある中村先生です。支援学校の生徒たちとコミュニケーションを取りながら進めていただき、楽しい学びの時間になったようです。参加した生徒たちも笑顔一杯でした。後日、お礼のお手紙が届きました。こういう連携が取れることが素晴らしいと感じます。

野菜学科1年、メロン収穫

 1年生が入学してすぐに定植し、丹精込めて育てたメロン「肥後グリーン」が収穫の時を迎えました。初めてメロンを栽培する学生も多く、「メロンの成長がこんなに早いとは思わなかった」「管理が大変だった」という声が聞かれました。栽培経験のある学生は「もっと美味しいメロンを作りたい」と管理に励む姿も見られました。収穫したメロンは1玉2~3㎏、糖度も15度程度となり、郊外販売では完売しました。各自持ち帰り食べてもらいました。 

スィートコーン収穫

 野菜学科の1年生は、露地野菜の栽培にも取り組んでいます。夏といえばトウモロコシ(スィートコーン)! 夏を代表する野菜です。大きく育ったスィートコーンは、糖度も高く16度を超えるものもありました。メロン並みです。今回育てた品種は「おひさまコーン88」と品種です。みんな笑顔で収穫しました。マルシェでも好評でした。

野菜学科1年、プロジェクト課題検討会

 これからプロジェクト活動に取り組む1年生が個人で課題を設定し、その解決に向けたプロジェクトの計画を野菜学科全員の前で発表しました。テーマや供試品種、施肥設計や栽植様式などをそれぞれが設定し、これからのプロジェクト学習へ挑戦します。研究の成果を卒業論文に生かせるようにしっかり取り組みます。2年生も参加し、計画内容についての質問もあり、みんな真剣でした。

農業高校との連携、遠隔一斉授業

 農大と農業高校では、いくつかの連携事業を行っています。その一つが、スマート農業の取り組みとして、各学校のシクラメンの栽培データをクラウド上に置き、他の高校のシクラメンの生育状況や管理状況を確認して、栽培技術や診断の高度化を実現するものです。また今年は、栽培技術支援のために、シクラメンの葉数を数える「AI」の開発にも取り組みます。この日は、各学校と開発業者をつなぎ、スマート農業の優良事例の紹介や今年の実施内容や活用方法についてオンラインでの講義を行いました。

野菜学科2年生、農産物販売優秀者表彰

 プロジェクト学習では、栽培技術だけではなく経営的感覚を養うことも重要です。そこで、野菜品目のチームごとに単位面積当たりの売り上げ価格を比較し、上位3チームの金額発表と表彰が行われました。最優秀に輝いたのは、1位:ピーマンチーム、2位:ミニトマトチーム、3位:ナスチームでした。日ごろから自分たちで育てた作物は、農大マルシェや郊外の販売実習で販売しています。収穫物を販売し実績を上げることで、農業への興味・関心を高めたり、農大での学びの充実につなげてほしいと考えています。