学校ブログ

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ドローン講習(上級)

 ドローンの講習は、1年生の時に初級と中級が実施されます。その中から合格した学生だけが 2年次の上級に進むことができます。今年、上級にチャレンジするのは10人です。大型の農業用ドローンを操作しグランドに設置されたコースを正確にクリアしていきます。「風が強く、なかなか安定させるのが難しい」との感想でした。

夏休み明け全校集会

 一か月間の夏休みも終わり、学校生活がスタートしました。夏休み前には、新型コロナウイル感染症により学生も職員も大変な時期があったので、無事にスタートできることをうれしく感じています。学生会代表の南田さんは「これからスポーツイベントや定期試験など、行事も多くあるので、コロナ対策をしっかりして頑張りましょう」と挨拶しました。校長先生は「多くの資格取得に頑張っていたことや農家にとって立春から数えて210日目が「二百十日」と呼ばれる日であり、この頃は、ちょうどイネの開花期と台風が来襲する時期と重なる。台風も接近していることもあり、自分の身は自分で守ることを心掛けてほしい」と話されました。

 また、今後の行事予定や役員改選、諸規定の改正内容など9月からの学校生活を送るうえで大切なことの説明がありました。

集中講義(アーク溶接)

 アーク溶接は「アーク放電」という気体中に生じる放電現象を利用した溶接方法です。農業においてもちょっとした道具の修理や器具の作成など、必要になる場面も考えられます。今年度、11人の申し込みがありました。強い光と熱が特徴ですが、しっかりと防護対策をして資格取得に取り組んでいました。

集中講義(鳥獣害被害対策)

 農作物の鳥獣被害は年々深刻化しています。県内におけるその現状や防止対策、中山間地域集落や農業の現状を学ぶとともに、実際に鳥獣被害防止対策の施工方法について学び、農作物の鳥獣被害対策の考え方及び実務を習得するものです。点検マップの作り方や電気柵を設置したり、防鳥網を使ってみるなど圃場での実習を行いました。また、農家ハンターの活動についても教えていただき「自分の作物は自分で守る」という意識がより強くなったようです。

2年畜産学科校外研修

  球磨地域では大規模酪肉複合経営におけるIT活用事例の見学、阿蘇地域では放牧ICT実践牧野の見学等を行い、今後の畜産経営に求められる心構えについて学びました。学生は、学校の飼養規模との違いを実感するとともに、ICTに興味津々で、放牧牛の安否確認のためのタブレット画面を熱心に覗き込んだり、ドローンの操作に目を輝かせたりと、積極的に学ぶ姿勢が見られました。

集中講義(フォークリフト)

 フォークリフトは、人の力では持ち上げることができない、運ぶことができない物でも簡単に移動することができるため、実に多くの作業現場で用いられている車両です。農業分野でもよく見かけるようになりました。農大でも夏休み期間中に、最大積載荷重1トン未満の「フォークリフト運転業務に関わる特別教育」を実施しましたが、37人の申し込みがありました。資格取得に一生懸命な学生たちは、フォークリフトを真剣に、そして器用に操作しながら資格取得に励みました。

愛知県農業高校の生徒訪問

 愛知県の農業は熊本と同じようにバランスの取れた農業が特徴です。その愛知県の農業関係高校の生徒たちが熊本でファームステイを行いながら交流や学びを深めました。この日は、菊池農業高校の生徒と一緒に農大で「熊本の農業」について学びました。農業に対する興味関心も高く意欲的な学生ばかりでした。農大への進学を考えている生徒もいました。熊本農大のことも説明したので、愛知だけではなく熊本での進学も考えてくれると嬉しいですね。

オープンキャンパス「緑の学園」開催

 今年は、予定どおり2回の実施ができました。当日は学生も職員も全員抗原検査を受け、陰性を確認し安心して参加いただけるような環境を作りました。学生会のスタッフは、暑い中の交通整理や全体会での説明、寮や食事会場への案内など、笑顔で丁寧に対応してくれました。各学科、コースでもその特色がわかるように工夫した体験学習が行われました。参加した生徒さんからは「丁寧に教えていただき、内容が良く理解できました」や「入学への気持ちが高まりました」という感想がありました。農大の教育内容をしっかりと理解いただき、充実した2年間になるように選択してもらいたいと思います。10月から始まる入学者選抜試験では、多くの生徒さんが農大を受験してくれることを期待しています。

1年野菜学科、プロジェクト始まる

 いよいよ1年生のプロジェクトがスタートしました。それぞれの学生が、自分のテーマに沿って準備を進めていきます。セルトレイや苗箱にメロンの種をまいたり、イチゴの苗の手入れをしたり、土壌消毒や土着天敵の確保など様々ですが、みんな課題意識をもって一生懸命に取り組んでいます。何事も実践しながら覚えていくことが農大の学びです。

1年農特産コース別研修

 農業、特に水稲の栽培においては、水は必要不可欠なものです。今回、通潤用水小笹円形分水・通潤橋・布田神社・嘉永福良井出関係施設(以上、山都町)・馬場楠井出の鼻ぐり(菊陽町)と現在に残る先人達が水を得るために多大な労力をかけて築いた用水路に係る施設等を巡ることで水の大切さを学びました。学生は「まだ、機械すらもなかった時代に、人の手だけで今も使われ続けている物を作り上げた先人たちの偉大さを改めて知りました」との感想もありました。

7月の全校集会

 7月最後の授業日に学生会が主催し全校集会が開かれました。いよいよ8月から夏休みに入ります。学生会の南田さんは「夏休みが終われば、九州地区体育大会や前期試験、黒石原祭などの行事があるので、これからもメリハリの生活をしよう」とあいさつしました。井上校長先生は「夏休みに何もしないのはもったいない。アルバイトをして社会性を身に付けたり、資格を取るなど有意義に過ごしてほしい」とあいさつされました。
4月からここまで、いろんな行事がありましたが、学生の協力があって実施できた行事や意識が足りなくて起きた問題もありました。教務課からも受講態度についての苦言もありました。これら一つひとつを自分事として受け止め、充実した夏休みとともに、より良い農大にするための協力を期待しています。

寮の美化活動

 年に数回、寮内の大掃除を行います。今年は、コロナウイルス感染症の広がりもあり、より身の回りの環境をきれいに保つことが求められていますし、数日後に「緑の学園」の実施も控えていますので、丁寧に実施されました。一番苦労しているのが「ゴミの分別」です。学生の住んでいる地域により分別方法が異なりますが、日ごろから分別の意識が低い学生もいるようです。ゴミ置き場を担当してくれた学生は、炎天下の中、押し込まれたゴミを一つひとつ袋から出して、強烈な匂いと闘いながら分別をしてくれました。本当に頭が下がります。また、室内では、各自の居室や共有部分の昇降口や廊下、トイレや洗濯場など一生懸命に磨いてくれました。

果樹コース別研修

 果樹コースの1、2年生は、落葉果樹の学習のために球磨地域に出かけ、モモやナシ、クリの先進的な農家さんの圃場を見せていただきました。モモの高品質安定多収栽培、クリの低樹高多収栽培、ナシのV字ジョイント栽培など、作業性や高品質生産のために工夫されていることを学びました。「常に考えること」「やるべき時に早めに仕事をする」など、貴重なアドバイスをいただき、常に探求を重ねておられることを知りました。

花きコース別研修

 農大の中でも、食べるものを育てない唯一のコースですが、心や生活に潤いを与えるものを育てています。その生産現場へ花きコースの1,2年生が研修に出かけました。行き先は、三角町の戸馳島です。ここは、有数のランの生産地です。毎月、海外から苗を輸入しヒートポンプを使った適切な環境で生産されていました。この生産法人には、本校の卒業生もいて元気に頑張っていました。就職先として興味を持った学生もいたようです。胡蝶蘭がきれいでした。

支援学校との連携

 農大の農場には「命」があふれています。その「命」を教材に「命の大切さ」を学びたいと、近隣の菊池支援学校の生徒さんが畜産学科で体験学習を行いました。子牛の心音を聞いたり、触ったり、牛についての〇✕クイズでは、妊娠期間についても学びました。担当したのは、獣医でもある中村先生です。支援学校の生徒たちとコミュニケーションを取りながら進めていただき、楽しい学びの時間になったようです。参加した生徒たちも笑顔一杯でした。後日、お礼のお手紙が届きました。こういう連携が取れることが素晴らしいと感じます。

野菜学科1年、メロン収穫

 1年生が入学してすぐに定植し、丹精込めて育てたメロン「肥後グリーン」が収穫の時を迎えました。初めてメロンを栽培する学生も多く、「メロンの成長がこんなに早いとは思わなかった」「管理が大変だった」という声が聞かれました。栽培経験のある学生は「もっと美味しいメロンを作りたい」と管理に励む姿も見られました。収穫したメロンは1玉2~3㎏、糖度も15度程度となり、郊外販売では完売しました。各自持ち帰り食べてもらいました。 

スィートコーン収穫

 野菜学科の1年生は、露地野菜の栽培にも取り組んでいます。夏といえばトウモロコシ(スィートコーン)! 夏を代表する野菜です。大きく育ったスィートコーンは、糖度も高く16度を超えるものもありました。メロン並みです。今回育てた品種は「おひさまコーン88」と品種です。みんな笑顔で収穫しました。マルシェでも好評でした。

農業高校との連携、遠隔一斉授業

 農大と農業高校では、いくつかの連携事業を行っています。その一つが、スマート農業の取り組みとして、各学校のシクラメンの栽培データをクラウド上に置き、他の高校のシクラメンの生育状況や管理状況を確認して、栽培技術や診断の高度化を実現するものです。また今年は、栽培技術支援のために、シクラメンの葉数を数える「AI」の開発にも取り組みます。この日は、各学校と開発業者をつなぎ、スマート農業の優良事例の紹介や今年の実施内容や活用方法についてオンラインでの講義を行いました。

野菜学科1年、プロジェクト課題検討会

 これからプロジェクト活動に取り組む1年生が個人で課題を設定し、その解決に向けたプロジェクトの計画を野菜学科全員の前で発表しました。テーマや供試品種、施肥設計や栽植様式などをそれぞれが設定し、これからのプロジェクト学習へ挑戦します。研究の成果を卒業論文に生かせるようにしっかり取り組みます。2年生も参加し、計画内容についての質問もあり、みんな真剣でした。

野菜学科2年生、農産物販売優秀者表彰

 プロジェクト学習では、栽培技術だけではなく経営的感覚を養うことも重要です。そこで、野菜品目のチームごとに単位面積当たりの売り上げ価格を比較し、上位3チームの金額発表と表彰が行われました。最優秀に輝いたのは、1位:ピーマンチーム、2位:ミニトマトチーム、3位:ナスチームでした。日ごろから自分たちで育てた作物は、農大マルシェや郊外の販売実習で販売しています。収穫物を販売し実績を上げることで、農業への興味・関心を高めたり、農大での学びの充実につなげてほしいと考えています。