| 3学年 道徳の時間 「千代の話」くまもとの心 授業者 玉名市立伊倉小学校 安本 賢治 教諭 |
◆ ICT活用のポイント
| (1) | 教師の活用 |
・ | 資料を読む場面では、道徳教育郷土資料「熊本の心」に付属されているDⅤDの朗読再生を活用する。 |
・ | 児童が資料の内容を理解しやすいように、写真等は電子黒板を使って拡大提示する。 |
| (2) | 児童の活用 |
・ | 児童がお互いの意見をよりよく共有するために、ワークシートを実物投影機で拡大提示する。 |
◆ 本時の展開
(1) | 目標 | 家族の一員として親や祖父母に尽くそうする心情を育てる。 |
(2) | 展開 | |
過程 | 学習活動と主な発問(T) 予想される児童の反応(C) | 指導上の留意点・評価 | 備考 ICT活用 |
導入5分 | 1 千代塚の所在地を知る。 (T)今日は千代さんの生き方について考えていきます。 (C)いつごろのお話かな。 (C)どんな人だろう。 | ・最後の3行を読ませる。 | 県地図 |
展開35分 | 2 「千代の話」を読んで話し合う。 (1)祖父をいたわる千代の心について考える。 (T)千代はどんな気持ちで「ありがとう」と言っているのでしょうか。 (C)おじいさん、むりしなくていいよ。
(2)うわさ話を聞いた時の気持ちについて考える。 (T)千代が自分だけ早く寝ると聞いたときどう思いましたか。 (C)仕事をがんばる千代なのに、どうしてかな。 (C)おじいさん、おばあさん思いの千代がそんなことをするはずがない。 (3)千代が殿様からほめられたわけについて考える。 (T)殿様がほうびを出したのは、千代のどんなところに感心したからでしょう。 (C)自分のことよりおじいさん、おばあさんのことを一番に考える千代に感心した。
(4)自分を見つめる。 (T)千代の行いを知ってどんなことが心に残りましたか。 (C)自分は千代みたいに家族のためにがんばったことが少ない。
3 これからの生活について考える。 (1)家の人のために何かをした経験をふりかえる。 (T)家の人のためを考えて何かをしたことはありませんか。そのときの気持ちはどうでしたか。 (C)手伝いをがんばったらほめられた。 (2)家族からの手紙を読む。 (T)お家の人からの手紙を読みましょう。 (C)こんなふうに思ってくれていたんだ。
(3)家族について考えたこと、自分のこれからの生活について話し合う。 (T)千代さんの生き方について考えて、これから家の人のために自分はどんなことをやっていきたいかを書いてみよう。
(4)感想を交流する。
| ・子どもたちの資料理解を助けるため、資料を読みながら、場面を黒板に整理していく。 ・仕事の助けにならないけれども、祖父の気持ちを大切にしたことをおさえる。 ・最初に聞いたときに感じたことを述べさせる。ふとんを温めるという細かな心遣いに気づかせる。 ・自分の体より祖父母の体を大切に考える千代の心に感動したことを分からせる。
評価 千代と自分の行いを比べ、家族の一員として、祖父母や親に尽くそうという気持ちをもつことができたか。(シート)
・グループトークを行い、考えたことを交流させる。伝え合うことで自分を見つめることができるようにする。 ・うれしかった気持ちなどを出し合うようにする。
・お家の人からの「あなたがいてくれるだけでうれしい」の手紙を読ませることで家族の愛情に気づかせる。
・友達の感想に対して、返しの感想を出させることで、家族愛について、価値を広げていく。
| 場面絵 DVD 大型 テレビ おからの映像 親からの手紙
シート
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終末5分 | 4 教師の説話を聞く。 | ・教師の説話を聞かせる。 | |