6学年 「場合を順序よく整理して」 
授業者 山江村立万江小学校 中島 公洋 教諭  



授業映像

インタビュー

学習指導案


◆ ICT活用のポイント

(1)

教師の活用

 ・
 

前時までの学習を振り返る際に電子黒板を活用し、学習内容を確認する。また、デジタル教科書で本時の学習を提示し、学習意欲や関心を高める。


 
個人やグループの考えをかいたノートを実物投影機で映したり、ホワイトボードにかかせたりして発表させる。

(2)

児童の活用

 ・
 

練習問題を考える際に、タブレットPCを1人に1台ずつ渡し、課題解決に向けた学習を行わせる。


 
数名の考えを電子黒板に映し出し、自分で説明させたり、友達が考えた図や表を別の児童に発表させたりして考えを深めていく。

◆ 本時の展開
(1)
 
目標
 
1つを残して組をつくる組み合わせと、その場合の数について調べることができる。
(2)
展開 


過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される児童の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入8分

1 前時の学習内容を振り返る。
(T)前の時間にどのような学習をしましたか。
(C)4チームの組み合わせが何通りあるかを考えました。

2 学習のめあてを決める。
めあて 図や表を使って、組み合わせのつくり方を考えよう。

・前時までの学習を振り返り、本時の学習への意欲をもたせる。
・電子黒板を活用し、前時に学習した問題を振り返り、図や表にかいて順序よく整理して調べることを確認させる。



電子黒板






展開30分

3 問題を解く。

問題1
4人の中から3人を選びます。3人の組み合わせを全部かきましょう。何通りできますか。

 

(T)どのようにして考えたらいいと思いますか。
(C)図や表を使えばいいと思います。










【言語活動】(設定の意図)
4人の中から3人を選ぶ場合は、表と図のどちらがわかりやすいかを伝え合いながら、自分の考えを広げ、深めていく。

4 練習問題を解く。

問題2 
5人の中から4人を選びます。4人の組み合わせを全部かきましょう。

 

(T)問題1とどこが似ていますか。どのようにして考えたらいいと思いますか。
(C)表を使えばいいと思います。
(C)×をつけたらいいと思います。

能動型学習(ポイント)
・学習形態を1人→グループ→全員という流れで考えさせ、思考の広がりを図る。
・これまでの学習経験をもとに、図や表にかいて問題解決に取り組ませる。

◆知識・理解(観察、ノート)
【B基準】落ちや重なりがないように図や表を用いて調べることができる。


【A基準】落ちや重なりがないように図と表の2通りの方法で調べることができる。
<B基準に達していない児童への手立て>
作業が遅れている児童には、表をかいたカードを渡し、表のかき方を伝える。

徹底指導(ポイント)
・1つの組が3つ以上になる場合は、図では表現しづらいことを実感させる。
・図にかいて考えるよりも表の方が見やすいことを押さえる。
・1つを除いたものになっていることを理解させ、表の中に残すものを×で表すとわかりやすいことに気付かせる。











・タブレットPCの中に問題を準備し、タブレットPCを活用して問題を解かせる。
・5つの中から、4つを選ぶということは、1つを除く考え方となり、×で表せばいいことに気付かせる。


・児童がタブレットPCにかいた表を電子黒板に映しだし、他の児童に説明させる。
・作業が遅れている児童には、表をかいたカードを渡し、4つを選ぶ考え方をすればいいことを伝える。

 

 


カード


実物投影機


タブレットPC

 

電子黒板






























終末7分

5 学習のまとめをする。
(T)今日の学習で工夫したことをもとにまとめましょう。


6 本時の感想を記入する。

・どのように工夫して求めたのかを自分の言葉でまとめさせる。
・組み合わせのつくり方は、どのように調べたらよいかをまとめさせる。
・今日の学習でわかったことや初めて知ったことをまとめさせる。