4学年 道徳の時間 
くまもとの心 小学校3・4年「道しるべ」 

授業者 益城町立飯野小学校 合志 直子 教諭


◆ ICT活用のポイント

 (1)

教師の活用

 ・
 

資料を読んで話し合う場面でDVDを活用する。児童がDVDを視聴しているときに、黒板に挿絵を貼り、話の内容がわかるようにする。

 
終末で、砥川用水や冨田茂七の記念碑の写真などを、大型モニタで提示し、これまでの学習と関連させながら主題に迫っていく。


◆ 本時の展開

(1)
目標公共のために尽くしてくれている人に対し、感謝・尊敬する気持ちを育てる。
(2)
展開 



過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される児童の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入5分1 自分たちのくらしを支えてくれているのはどんな人々か考える。
(T)みんなのためにがんばっている人は、どんな人がいますか。
(C)お母さん。お父さん。
(C)おじいちゃん。おばあちゃん。
(C)給食センターの方。

くらしを支える人々について考えよう。
・家族や身の回りの方など、自由に発表させる。



 

 

展開35分

2 資料を読んで話し合う。
(1) 心に残ったことを出し合う。
(T)お話を聞いて、心に残ったことや考えたことはありませんか。
(C)昔は旅をするのも大変だったんだな。
(C)旅人も命がけなんだな。
(C)有雄が道しるべを千八百以上も作ったのがすごい。
(2)道しるべに込められた有雄の願いを考える。
(T)有雄はどんな願いを込めて道しるべを立てたのでしょう。
(C)道に迷う人がいないように。
(C)安心して旅をしてほしい。
(C)みんなが分かるように。

(3)旅人や村人たちの気持ちを話し合う。
(T)旅人たちは、その道しるべを見てどんなことを考えたでしょう。
(C)ほっとした。助かった。
(C)これで安心だ。
(C)こんなにたくさん、ありがとう。

(T)村人たちの気持ちを考えて、ワークシートに書きましょう。

 

村人たちは、どんな気持ちで記念碑を建てたのだろう。

(C)有雄さん、ありがとう。
(C)有雄さんのことを忘れないように。
(C)有雄さんのことをずっと伝えていきたい。


3 自分の生活を振り返る。
(T)みんなのくらしを支えるため、地域のためにがんばっている人がたくさんいます。みなさんはどう思いますか。手紙を書いてみましょう。
(C)給食センターの先生へ。いつもおいしい給食ありがとうございます。
(C)「学びサポーター」のみなさんへ。いつも勉強を教えてくれてありがとうございます。
(C)クリーンセンターの人へ。みんなのために一生懸命働いてくれてありがとうございます。
(C)消防署の方は、24時間休みなく仕事をされていて、大変だなと思いました。

・資料の内容理解を図るため、甲斐有雄の紹介と道しるべの意味や役割について説明する。
・DVDを視聴しながら、挿絵を黒板に貼って、話の内容が分かるようにしておく。
・有雄が人々の安全を願い、心を込めて彫っていたことに気付かせる。

 

 


・旅人の心情を考えさせることで、有雄への感謝の気持ちに気付かせる。


・児童に村人の気持ちを考えさせ、書いたものを発表し合うことで、有雄への尊敬や感謝の念を後世に伝えたかった村人の思いに気付かせる。

 

 

 

 

・家族以外にも、児童に関わっている方や社会科で学んだ様々な職業に携わる方々のことを想起させる。

 

・身近で地道に活動されている方々への感謝の気持ちが持てるようにしたい。



評価
◆公共のために尽くしてくれた人に対し、尊敬や感謝の気持ちを持つことができたか。
(発言・シート)

DVD
挿絵資料

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワークシート

記念碑の碑文

 

 

 

 

 

ワークシート










 

終末5分4 教師の説話を聞く。
(T)冨田茂七さんの作った砥川用水は今でも米作りに役立っています。
・砥川用水の写真や記念碑の写真、井手祭りの様子などを大型モニタに写す。
・自分たちの生活が地域の先人によっても支えられていることに気付かせる。
大型モニタ