6学年 「比例をくわしく調べよう」
授業者 上天草市立登立小学校 井上 泰宏 教諭


◆ ICT活用のポイント

(1)

教師の活用

 ・
 

課題となる問題とデジタル教科書の表を一斉に示すことにより、全員が共通の認識で問題に取り組めるようにする。

 ・

実物投影機でそれぞれのノートを映し出すことにより、考えを交流する場を設定する。

 (2)

児童の活用

 ・

タブレットPCを使うことにより、個別の作業や思考を保障する。

◆ 本時の展開
(1)
目標比例の性質を活用し、問題を解決することができる。
(2)
展開 


過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される児童の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入5分比例の性質を活用し、問題を1 前時の学習から、比例の性質について思い出す。
(T)比例の特徴は何ですか
(C)xが増えるとyも増える
(C)y=決まった数× x
(C)グラフは直線
解決することができる。
画用紙300枚を、全部数えないで用意する方法を考えよう。

学習の跡を電子黒板で示したり、ノートを見直したりすることにより、前時の学習内容を想起させる。





電子黒板
デジタル教科書




展開35分2 画用紙の枚数と重さの関係を表した表から、300枚の時の
重さを一人で考える。
(T)表の中の□に数字をいれましょう。
(C)2190g

3 画用紙の枚数と重さの関係を表した表から、300枚の時の
重さの考え方を交流する。
(T)どうやって2190になったか説明しよう。
(C)10枚の30倍する
(C)30枚の10倍する
(C)1枚の重さを計算して求める。

 枚数 x枚 10 30 300
 重さ yg  37 219 
タブレットPCに、答えを書かせる。
能動型学習
ノートに自分の考えを書かせる。

(A基準)
比例の関係にある2つの数量を見つけ、複数の方法で比例の性質を問題の解決に用いることができる。


〈B基準に達していない児童への手立て〉
①実際に画用紙を手渡し、1枚の重さや何倍すれば300枚になるか考えさせる。
②比例の性質を確認し、表に矢印などを書き込む。

電子黒板
デジタル教科書

タブレットPC
電子黒板


実物投影機
電子黒板

 

 

 

 

【言語活動】
自力解決の場で、自分の考えをもたせるとともに、全体の場で説明し、伝え合う活動を取り入れることで理解を深めたい。






くぎの本数と重さ

 枚数 x枚 15 135 
 重さ yg  26  

タブレットPCに答えと簡単なやり方を書かせて、交流することで考え方を確認する。


徹底指導

比例の考え方を利用することで本数や枚数を数えなくても効率よく求めることができることを理解させる。


タブレットPC
電子黒板







 4 釘のグラフがない場合とグラフがある場合は、どう違うか考えることができる。
(T)釘135本の重さを求める方法を考えましょう。
(C)本数が9倍だから、重さも9倍になっている。
(C)一本あたりの重さを求めて135倍する。
終末5分6 本時を振り返り、わかったことをまとめる。

自分たちの言葉でわかったことをまとめていく。